武器ストーリー 394 文字
今では、ほとんど見かけなくなった便利な切断ツール。使い込むことで切れ味が鈍くなると、自然と刃が置き換わる。
原文394 文字
フォンテーヌが今より労働力に依存していた時代によく使われていたツール。 刃の強度は長時間の激しい使用方法に耐えられないが、 切れ味の鈍った部分を折り取ることができて便利。 船渠の労働者は、薄い素材を切断するときや、もつれた縄を解くときによく使う。 この種の道具には規制が多く、許可がないと使用できないが、 不正な方法で広く流通し、庶民の刃だと称えられていた時代もある。 痩せ地の環境での自衛用、水草の生い茂る地に通り道を切り開く用途にも。 粛正の時代に新たな用法を発見した人は多いという。 のちにこの種の刃物は進歩と規制により、フォンテーヌの歴史の舞台から去った。 ツールの所有権がその使用者のものではないとはいえ、 頼りにする者は自分の手足の延長のように思っているため、 失くさないよう、常に取っ手と替え刃に名前を刻んでいる。 この刃物には、ポワソン町の元町長の名前が刻まれていた。