武器ストーリー 1,747 文字
玉石をあしらった長弓。弦にいつも柔らかな風を巻き付けているようだ。伝説によると、もっと古い時代に龍の職人によって鍛え上げられたという。
第1部1,036 文字
それは遠い昔、今では神話として語り継がれる時代のことだ。その頃、巨龍はまだ鬱蒼とした森を闊歩していた。 捨てられた少女は龍の母に引き取られ、風が吹き渡る緑豊かな環境で、鳥のさえずりを聞きながら育った。 「リアンカ、あたしの自慢の娘、最愛の娘よ」 「兄弟たちと同じように、自分の道を見つけなさい」 「あんたには鋼のような鱗も、刀のように鋭い爪もないけれど」 「でもこれだけは覚えておいて、どんな時でも、あんたは龍の母の娘にして、高潔な王女」 「人間であろうと龍であろうと、この世にあんたが膝を折るにふさわしいものは何一つ存在しない」 「誇りを持って自分の道を歩んで、真の龍のように」 こうして、龍の伝統に従い、リアンカという名の少女は母から長弓を受け取ると、 咲き誇る花々とカワセミに導かれ、一人で「道を探す」旅に出た。 人間と龍の地をいくつも旅し、深い森にも慣れてきた頃、少女はようやく気づいた。 こんなにも広い世界を小鳥のように自由に飛び回れるのは、贅沢なことなのだと。 法は人間を縛り、執着は龍を閉じ込めている。いわゆる自由とは、常に強者のみに許されるものなのだと。 ——それなら、弱者が空を飛ぶのを妨げる足枷を、すべて打ち砕いてしまおう。 当初、行き場を失い、彼女に助けられた孤児が数人だけ付き添っていたが、 次第に、部族のルールに縛られることを拒んだ流浪の戦士が、彼女の歌に従うことを選び、 追放された龍たちも彼女の保護を求めて森へやってきた。 無冠の王女は、それが人間であれ龍であれ、かつての敵であれ友人であれ、すべてを受け入れた。 棒一つでそびえ立つ強大な敵を打ち負かし、心から笑い、過去の恨みを忘れ、 傲慢な悪龍を三度撃ち落とし、三度癒し、親しい友人となった。 これが、その後千年以上も続く、「花翼の集」と呼ばれる部族の始まりだった。 弱く無力な者でも、これからは風と空を恐れる必要がなくなった。 「あなたは誤解しているようね。勇者と呼ばれる異邦人よ、私は彼らの王ではないし、彼らが誰かに服従する必要もない」 「王だと主張できる者などいないわ…誰もが無冠の王なのだから。堅苦しいことは忘れましょう。私たちを楽しませてくれるのは歌だけよ」 「けれど、もしあなたが本当に言葉通り誠実で、永遠の足かせを焼き尽くす風を起こしたいと本気で望むのであれば」 「もし本当に、弱者に平等な庇護を与えたいと願うのならば、勇者と呼ばれる異邦人よ、私もあなたと共に行くわ」
第2部711 文字
「母上には王の崇高な決断が理解できない。もし知られれば、花翼の集は間違いなく大同盟に対して真っ先に反旗を翻すだろう」 「王よ、輝かしい明日と千年の願いのために、我々は一刻も早く潜在的な危険を排除すべきです。もはや躊躇してはなりません」 それは、多くの部族の旗がまだ灰色の埃をかぶっておらず、盟約もまだ色褪せていなかった時代。 キヌバネドリが鳴き止んだ夜、薄暗い暖炉の傍で、若者は僭主にそう提案した。 野心を煽られたのか、あるいは貪欲さのせいなのか、今となっては分からない。 人々はただ、灰燼の都で血塗られた宴の火が、王の最後の恐怖を焼き尽くしたことだけを知っている。 「ああ…友よ、私一人を処分すれば良いものを、まさか何百人もの兵を送り込んでくるなんて…」 「しかし、この血統を見誤ったのは私自身…それならば血をもって償うわ」 弓の弦は切れ、血は流れ出し、携えていた一振りの短刀も折れてしまった。 かつて無数の悪龍を空から撃ち落とした英傑も、とうとう力尽きた。 それでも、花翼の集のリーダーは、溢れんばかりの朱の中に凛と立っていた。 裏切者の子孫に最初の矢を、僭主の配下に残りの矢を。 彼女の脛骨はとうに砕けた。ならば、最後の矢で残躯を玉の弓に釘づけよう。 その旅路の果て、死さえも誇り高き龍の娘を跪かせることはできなかった。 「敬愛する母よ…あなたの娘はついに自分の道を見つけた」 「苦しみと歌だけがこの身にふさわしい…これらを墓碑銘として残すことにするわ」 「それらを擁していたことを…そして、最後にそれらを『超越した』ことを記念して」 「これまですべての者にこの命を捧げてきた。今…この世に私の死を捧げよう」