TEYVAT CODEX
用語

アビス

深淵。世界の外側にあるもの、またそこから来るものの総称。アビス教団はそこに与する組織で、旅人の兄妹の片割れが深淵の王子として関わっている。

一次資料 39本 ゲーム内テキスト 40件 原神 Wiki* の用語集にも掲載

一次資料での用例

39
「龍従の制作…」の記録について/「龍従の制作…」の記録について
…聖都に対するアビスの侵蝕が深刻になったからだろう。燃素で構成される巨大な都市…そのデータと構造は対応している。…
「侵蝕及び身体状況」の記録について/「侵蝕及び身体状況」の記録について
……たとえ栄誉ある死を迎えることができなくとも、たとえアビスの影に呑み込まれ、灰燼に帰しても…構わない……
調査報告——バクナワ/調査報告——バクナワ
…五百年前にアビスの大軍と共にナタ西部に現れた巨大な魔獣。山のごとき体躯で、テノチズトクの部族を丸呑みにした。…
調査報告——燼寂海/調査報告——燼寂海
…あの超越的なアビスの力は、時間にさえ影響を与えたというのか?…
誰かの研究ノート/誰かの研究ノート
……古月の遺骸に含まれるエネルギーには…自己意識が存在すると思われる。微量のアビスのエネルギーを用いて刺激すると、生存と防御の本能を示した。これは以前観察した(…)実験体の死に対する恐怖の反応と類似している……
失われたノート・4/失われたノート・3
…あちこちでアビスの魔物が暴れ回っており、この地の人々も俺たちを避けている。いつまでもこんな遺跡の近くで野営はできない……
通信履歴/通信履歴
…新型植物品種(以下、実験植物と称する)のアビス汚染に対する浄化作用の最終評価書を提出する。本書面は私の最も正式な要請とする。…
破損した日誌/破損した日誌
……人工的な変異過程制御によって、クーヴァキに高い親和性を持つ新たな植物品種を指向的に作出することも想像に難くない…光合成に類似した機構により…環境中のクーヴァキを自発的に濃縮、集積することで、潜在的なアビス汚染を除去することが可能になる……
端末ログ/端末ログ
…どうして気付けなかったのだろう。最初にパイプを増設した時点で、それがアビスの汚染を運ぶためにも使え、モロゾフが外の世界は既にアビスに滅びたという偽りの光景を作り出すためにも使えると、気付くべきだった。…
騎士団ガイドVer.5/騎士団ガイドVer.5
…アビスからきた古くて神秘な敵。動機がはっきりしていない。たまにモンド周辺で見かける。…
帝君遊塵記/帝君遊塵記·一
…それにこの骨董はある冒険者がアビスの深境から命を張って発掘して、彼女のほぼ全財産を使って無理に買ったものであった。これが本当に偽物というのならば、玟瑰の資産だけじゃなく、「希古居」の名誉にも大きく関わることになる。…
新六狐伝/新六狐伝·五
…話は有楽斎に戻る。当時、有楽斎様がなんの理由で斎宮様の怒りを買ったのか、今となっては知る由もない。ただ分かっているのは、彼の所為がアビスの侵攻に関係しているかもしれないということだ。…
白夜国館蔵/白夜国地理水文誌
…狭間の街は、かつて山壁とその周辺の地に囲まれていたことからその名が付いた。しかし、白夜国の極端かつ異常な地理変動により、数百年後、周辺の地はアビスへ崩落していた。その結果、狭間の街はかえって広大な土地となったのだ。…
教令院考察隊の臨時報告/教令院調査チームの日誌·4
……とうに滅亡したはずのアビスの魔物が、なぜ此処に現れた…?避難中、行方不明になった調査団員が既に何人もいる……
誰かの記録·2/誰かの記録·1
……もしかしたら、このノートに書かれた通り、アビスをも超える「進化」の力が見つかるのかもしれない……
怪しい写本/怪しい写本
……地元民に「霊光」と呼ばれる、この地特有の不思議な力。その由来については誰もわからないが、アビスの影響を消し、逆転させられる性質(その本質は一種の対消滅反応である)からすると、恐らく両者は規則上、同階位にあると言えるかもしれない……
失われたノートの断片·1/失われたノートの断片·1
……ただ、アビスは神の元素を捻じ曲げ、汚染することができることから、元素エネルギーよりも規則上は高レベルに位置すると見ていいだろう……
失われたノートの断片·1/失われたノートの断片·2
……霊光はアビスの力による影響を逆転させられる。その特徴は、前述の不思議な「結晶」とまさに同じだ……
『交渉の芸術』/『交渉の芸術』
…なぜか?人間は承認を求める生き物だからだ。私とて例外ではない。かつて行商人として四方を旅し、エルマイト旅団や宝盗団、アビス教団に至るまで実にさまざまな人々と出会った。狂信的で気難しいアビスの魔術師でさえ、この言葉を聞いて考え直し、私の意見を求めたものだ。…
境界の碑に刻まれた文字/境界の碑に刻まれた文字
…巨龍の喉より烈火を盗んだ狂人、ワシャクラフン·ウバ·カンの魂に誓おう。今ひととき、アビスに抗う光の秘法を手に入れるため、私たちの命を捧げることを。…
境界の碑に刻まれた文字/境界の碑に刻まれた文字
…例えば、アビスと戦う戦士を励ますとして、ただ「頑張れ」と繰り返すだけでは、物足りないだろう?…
無名冒険者のノート/無名冒険者のノート
……アビスの脅威はあたしが生まれた時ほど恐ろしいものじゃなくなったけど、無数の冒険者が追い求める「返還の玉」のためにも、██の最後の謎を解くためにも、あそこに行かなくちゃ……
登山者の手記/登山者の手記
…「…ここの地形は思ってた以上に複雑だ。アビスの侵蝕のせいか、通れるような道の多くは使えなくなっている。道にいくつかのマークを残した。戻ってくる時にも、残っているといいんだが…」…
遊学者のノート/遊学者のノート
…もし、このウォーベンが本物であれば、古代の龍族の職人がアビスの危害を永遠に消滅させるための兵器を作っていたというのは間違いないだろう。…
聖王の手記・1/聖王の手記・8
……審理官たちの報告から察するに、アビスの侵蝕はまだ制御可能な範囲内にある。最初の判断と同様に、人類の力を一切借りることなく、同盟の敵に対抗することができる……
召霊師の手記・1/召霊師の手記・2
…なんでこの(…)が存在してるの?本当にアビスを消滅させる秘宝があるなら、どうして今も動いてるの?…
聖王の手記・1/聖王の手記・9
……この都市を永遠に封鎖してしまえば、アビスとて塀を突破することはできない……
稲妻秘聞録/稲妻秘聞録・1
…しかし、彼女の思いが強すぎたのか、埋葬された紗夜姫は安らぎを得るどころかアビスの邪気に当てられ化け物となり、丑三つ時に蛇介彦を訪ねた。此の時の彼女の美貌と若さは健在であったが、生気は微塵も残っておらず、彼の頬を撫でようとする手はすでに黒い骨と化していた。武士である蛇介彦も、流石に彼女の姿には怖気づき、転がるように逃げ出した。川までたどり着いた蛇介彦は、船乗りに自分を向こう岸まで乗せてくれと懇願した。紗夜姫が川辺に着いたとき、船は一艘も泊まっていなかったため、彼女は川に飛び込み両足を魚のひれに変えて、蛇介彦を追って向こう岸に渡った。…
聖遺物「血染めの騎士道」
…「その道の名が『アビス』であるならば——私はアビスに忠誠を誓おう。」…
聖遺物「千岩牢固」
…岩王と最後の一杯を交わし、アビスに突入した。…
聖遺物「千岩牢固」
…アビスは急流のように噴出し、千岩軍は民を避難させた。…
聖遺物「千岩牢固」
…兜を被った指揮官たちはアビスに長槍を突き刺した。…
聖遺物「千岩牢固」
…夜叉がアビスの手先と戦ったときに散らばった羽が、希望の象徴と見なされるようになった。…
聖遺物「蒼白の炎」
…「愚かな神々、漆黒のアビス——それら世界の歪みを生み出す根源を浄化する。」…
聖遺物「花海甘露の光」
…だが、アビスに蹂躙されて荒れ果てた大地では、純潔なる露はやがて蒸発して乾いてしまう。…
聖遺物「灰燼の都に立つ英雄の絵巻」
…その宝船の中には、アビスをこの世界の外へ放逐することができる秘宝が眠っているという。…
聖遺物「灰燼の都に立つ英雄の絵巻」
…伝説によれば、かつて古代の蛇王はアビスを放逐できる秘宝を作ったが、穢れに犯された古都を通らなければ手に入れることができなかったと言われている。…
武器「天空の脊」
…驚天動地の戦いは風神の民をアビスの危機から守り抜いた。…
Wings140016
…その後、その若き騎士は昇進し、「末光の剣」の称号を授かった。金髪の王は末代の黒王に率いられ、一歩ずつ王国の最深部へと進んでいった。若き青年騎士が英雄たちを招集したのは本来、予言を献上したために監獄に入れられ、両目を刺されて見えなくなった兄を救うためだった。国を救うという彼らの正義はそれに付き合わされたものにすぎなかった。一方、金髪の王はアビスの力を無限に吸収する容器として使われ、危うく世界を滅ぼすカギとなろうとしていた。…

この言葉が出てくる場面

24
ジンストーリー 神の目

単に強さだけで言えば、ジンはすでにモンドで一二を争うレベルの剣士である。だが腐朽と暗闇を突き通す剣より、歌声と自由を護る盾になりたいとジンは心から思っている。 「守護」は「破壊」より難しい。 小隊隊長から副団長に昇進した時、ジンの目の前にこの壁が立ちはだかった。外部はファデュイからの外交圧力で、内部には裏切り者——元督察長の仲間。こんな状況を立て直すのは簡単なことではない だが、ジンは一人で外部の圧力に屈する事なく騎士団を率い、アビス教団の数々の陰謀を砕き、西風騎士団のかつての栄光を取り戻した。 「神の目」を手に入れた瞬間の事を、ジンは一生忘れはしない。手のひらに吹き上がるそよ風を感じた刹那、その場は静寂に包まれ、空間からは色が消えた。ただ、グンヒルド家の古く厳しい家訓だけが、ジンの頭の中に浮かんでいた。 「モンドを守る」

ガイアボイス ガイア自身について…

最近アビス教団に余計なことをされてない?何か悩みがあるなら俺に言ってみろ。

ディルックストーリー キャラクターストーリー5

「始まりから終わりまで忘れない」——この言葉の背後の物語については、たくさんの見解がある。だが、ディルックにとってそれは一つの単純な意味だった。 「すべての罪悪を駆逐する。 凡庸の人生だが使命を忘れるな、真のアカツキはまだ来ていない」 ディルックの一人旅は3年も続いた。 4年後、青年になったディルックはモンドに戻り、家業を継ぎ、「アカツキワイナリー」の新たなオーナーとなった。 4年の間に、イロックは反逆者と認定され、騎士団に粛清された。大団長ファルカは遠征し、新しい副団長ジンが「代理団長」を務めることとなった。 「アカツキワイナリー」のオーナーの帰還は、モンドの一大事になるはずだったが、今回はそうでもなかった。 それは、当時のモンド人の注目の的は全て、裏でモンドを護る謎の「守護者」に奪われていたからだ。 その者は、時折漂う焦げた匂いと夜に閃く赤い影しか確認されていない。 モンド人をずっと困らせた魔物が死体となって、荒野で発見された。指名手配の盗賊が、神像に吊り上げられていた。西風騎士団全員で出動し、倒そうとしたアビスの魔術師がすでに死んでいた… 酒の肴として、この守護者の実績はモンド人の間に広がっていった。そして最近、彼に呼び名がつけられた——「闇夜の英雄」。 傍から見ると、ディルックはこの英雄に好意を抱いていないらしい。この名前を聞く度に、彼は思わず眉間にしわを寄せた。 酒造組合会のエルザーは、真実を知るごく一部の者だ。彼は一度、密かにディルックに聞いたことがある。「闇夜の英雄」に対する嫌悪は、騎士団に疑われないための演技か? ディルックはいつものように眉間にしわを寄せ、仕方なく答えた。 「名前のセンスがひどすぎるんだ」

レザーストーリー 神の目

「神の目」を手に入れた時のことは、レザーが思い出したくないことの一つである。 あれは雷雨の日であった。アビスの魔術師が、背後からレザーを襲った。レザーを救おうと、狼の群れは恐れずにアビスの魔術師に攻撃を仕掛けたが、全滅させられたのだ。 仲間の惨死をただただ見ることしかできなかったレザーは、野獣のように苦しく咆哮した。 ——「ルピカ」。 憤怒の雷電が彼の体にまとわりつき、限度を超えた元素力が、彼の身体中に流れた。 守りたい、復讐する。 彼は鎖を断ち切り、武器を持ち上げた。 アビスの魔術師は、この乱れた雷電の力に倒された。だが、倒れた仲間は護れなかった。 …… 「神の目」を得たが、その時のレザーはまだこの力の使いこなせなかった。あれから長い月日を経て、ある日、彼は薔薇の魔女であるリサと出会い、彼女から人類の知識を教わった。 「もう仲間を傷つけさせない」 レザーの「神の目」の扱い方は、日に日に上達している。彼は密かに決意した。もっと強くなる、誰よりも強くなる。 危険なことに遭っても、彼は彼の「ルピカ」を守り抜くと。

鍾離ボイス ハボリムについて…

ナタの長きにわたる抗争の歴史が詩に綴られ、それに励まされた無数の戦士が戦場へと赴いた。そして、ついにアビスの脅威と理不尽な宿命を戦い抜き、新たな未来を勝ち取った。その戦士らを率いたのは、時間と歴史を武器に昇華させた人類の戦士。元は人間だというのに神に比肩する実力を持つ彼女には、心から感服する。

タルタリヤボイス 「神の目」について…

ハハッ、強くなれるなら、「神の目」でも「邪眼」でも、アビスの罪人から学ぶことさえも厭わないさ…

タルタリヤボイス タルタリヤを知る·2

戦う相手が神でもアビスの魔獣でも、形さえあれば勝てる可能性がある。けど執行官の中には、権謀術数や陰謀とか…「見えない手段」に熱心な輩がいる。俺はそういったつまらないヤツらは性に合わないんだよ。

エウルアストーリー キャラクター詳細

エウルアは西風騎士団で「遊撃小隊隊長」という席に就いている。 彼女は常に小隊を率い、魔物やアビス教団を退治しているため、モンド城に帰ってくることは滅多にない。 「波花騎士」の称号を持つエウルアは、剣術に長けているだけでなく、知略と胆力をも兼ね備えた人物だ。ファルカ大団長にもその高い実力を認められており、彼女は「蒲公英騎士」に匹敵するほど優秀な騎士と評価されている。 二人の力ある騎士がモンドを守護していることは、実に喜ばしいこと。しかし、エウルアとジンの間には大きな違いがあった。 エウルアは、旧貴族であるローレンス家の末裔なのだ。彼女にはモンドを闇に堕とし入れた罪人の血が流れている。 特殊な出自であるため、エウルアに対するモンド人からの評判は極めて悪い。ローレンス家は旧モンドの愚かさと暴政を象徴する一族、心の底に潜む痛みを思い出させる存在である。 エウルアが表舞台に立つということは、人々の古傷を再び広げるのと同じこと。旧貴族を憎んでいる人々は、彼女に恨みをぶつけてきた。 しかし、そんなエウルアが選んだのは騎士の道。しかも、隊長格にまで昇進する。 城内で向けられる様々な疑いのまなざしに対して、自分の目的は全て「復讐」のためだと隠さず主張する彼女。人々はその包み隠さない振る舞いに恐れ、一時は騎士団の内部を探る「スパイ」だと思い込んでいた。 だが、西風騎士団の代理団長であるジンはそのように思ったことなど一度もない。エウルアの話をすると、ジンがとても友好的な態度で彼女と接していることが分かる。 「噂を信じてはいけない。人々は本当の波花騎士を理解していないだけだ。」

エウルアストーリー キャラクターストーリー3

モンドは自由と喜びに満ちた都。ここでは罪人の末裔でも友人を作ることができる。 エウルアと民衆の間には、頼れる橋渡し役がいる、それが偵察騎士アンバーだ。 人に好かれるアンバーといる時、店主は通常価格でエウルアに物を売ってくれる。店主の機嫌が良い時は、アンバーとの雑談が長引いてしまうこともあるが、隣にいるエウルアは社交的な振る舞いを見せる。 お人好しのアンバーはエウルアとよく一緒に出かけ、必要があれば代わりに日用品などを彼女の家に届ける。 また遊撃隊長が積み上げてきた数々の功績は、アンバーが皆に伝えたものだ。民衆がその功績を耳にすると、誰もが驚きを隠せないといった表情をする。 週末の早朝、アンバーは木箱を積み上げて作った講壇の上で、エウルアの新たな功績を伝える──「先日、西風騎士団の遊撃小隊隊長がドーンマンポートで一人の女性を救出しました。そして調査の結果、港に潜伏していたアビス教団を発見し、一網打尽にしたんです。救出した女性は璃月でも有名な法律家で、後日騎士団は璃月の和記庁から感謝の手紙を…」 歴史がもたらす偏見を変えたのはアンバーの努力のおかげかもしれない、もしくはエウルア自身の騎士としての行いがモンド人の長年抱いていた恐怖心を晴らしたのだろう。ここ数年、民衆のほとんどは彼女に対し敵意を持たなくなった。騎士団のメンバーも、彼女の活躍を目の当たりにし感嘆を漏らす。 エウルアが率いる「遊撃小隊」の隊員達も彼女の味方であり、強き後ろ盾となってモンドを守っている。 これらの変化を一番嬉しく思っているのはアンバーだ。なにせ、エウルアが騎士団に入るずっと前から二人は知り合いなのである。祖父の弟子であったエウルアを、アンバーは心の底から信頼している。

エウルアボイス スクロースについて…

あの錬金術師…前にアビス教団の拠点に潜入できる装置をくれたことがあるの。でも結局爆発しちゃって、その場で13体ものヒルチャール暴徒に囲まれたわ…後から彼女に落とし前をつけに行ったんだけど、申し訳なさそうに慌てていたし、壁にはずらりと並んだ失敗記録も貼ってあって…何も言えなかった。まあ体が汚れてみっともなかっただけで、傷を負わなかったからいいけど。

エウルアボイス 煙緋について·出会い

話せば長くなるけど…ある日、アビス教団の危険物を追跡していたら、たまたま彼女を救出したの。当時、教団の危険物は一般の貨物を装って、ドーンマンポートから璃月港まで運ばれていた。彼女はその商船の顧問を担当していて、貨物に問題があることに気付いて、独自に調査していたらしいけど、結局危険な状態に陥ってしまった。私たちの到着があと数分遅れていたら、大変なことになっていたわね。

夜蘭ストーリー キャラクターストーリー2

すべての仮面を脱いだ裏にある夜蘭の正体は、天権凝光直属の特別情報官だ。 ただし、単に情報官と称するのは、些か正確さに欠けるかもしれない。なぜならこれはあくまでも彼女の仕事を描写するだけの言葉であり、彼女と天権の関係性までは表せないからだ。 夜蘭は自分が誰かの部下であるとは心底思っていない。彼女と凝光の協力関係は、上下関係と言うよりは交渉…あるいは、ある種の「契約」と言ったほうが正しいだろう。 夜蘭は凝光のために、危険の花に実る情報という果実をもたらすことができる。しかし彼女がその見返りに求めるものは、危険そのものと達成感だけだ。 この協力関係がいかにして結ばれたのか、知る者はいない。 唯一確かなことは、夜蘭の足跡がとっくに璃月の外にまで及んでいるということ。 テイワット大陸にある他の国から、さらには危険に満ちたアビスまで… 謎深き危険な洞窟はすべて、満開の蘭の花園になり得る。 天星が語る場所には、常に幽客が巡遊しているのだ。

夜蘭ストーリー キャラクターストーリー4

総務司には、特別重視名簿というものがある。 掲載されている人物の数は多くないが、いずれも実力の侮れない強者だ—— 比類なき威容を誇る武装船隊の長、優秀で万能な異郷の旅人。 さらには、世を退いてもなお名声高き、仙人の名までが含まれている… これらの者はみな、たとえその意図がなくとも、簡単に璃月の情勢を変えられる力を持っている。 そのため万が一に備えて、総務司は今でも彼らに目を光らせているのだ。 また、この名簿とは別に、より機密レベルの高い秘密情報名簿というものも存在している。 その名簿に載っている人物こそ、正真正銘璃月に危険をもたらす可能性のある者たちだ。 一体、どのような名前が載っているのだろうか? ファデュイの執行官?あるいは謎深きアビスの勢力? あるいは、神の名さえも登録されているのだろうか? 七星以外でこの質問に答えられるのは、おそらく夜蘭だけだろう。なぜなら彼女こそが、この二つの名簿の編集をしている者だからだ。 この仕事の成果は彼女に愉悦感をもたらしてくれる。まるで鴉が毎日キラキラの宝物を巣に運ぶかのように、彼女は日々名簿の完成に向けて動く。 だが、この二つの収集癖には違いがある。鴉は翼をはためかせるだけで収集を達成できるが、夜蘭は収集のコストとして、血と汗を支払わねばならないのだ。 しかし幸い、このことにおいて彼女はまったくコストを気にしていない。どれだけの代価を払おうと、情報の価値とは比べ物にならないと考えているからだ。 いつの日か必ず、役に立つときが来る——璃月が五百年前のように、危険に対して無知なまま、災厄のさなかに堕とされることはもう決してないだろう。 彼女がいる限り、璃月が準備不足に陥ることはない。

夜蘭ストーリー 神の目

夜蘭は元より単独行動をしていたわけではない。かつては彼女のそばにも、水魚の交わりと称せるような同僚がいた。 様々な理由から、夜蘭と共に暗闇の中へ潜入することを選んだ者たちが少なからずいたのだ。 しかし当時の夜蘭は、まだはっきりと見極められていなかった——詭計、囮、罠…彼女の得意とするこれらのことだけでは、すべてに対応できないかもしれないことを。 自制心の強い敵は囮に食いつかず、狡猾な敵は策謀にはまらず、驚異的な力を持つ敵は罠に落ちない。 その結果、彼らは代価を支払うことになったのだ。この道を選んだ彼ら自身が、とっくに覚悟を決めていたとはいえ…一人、また一人と同僚たちは少しずつ数を減らしていった。 そして、あるアビスの調査任務が終わるのを境に、ついに夜蘭の傍らには誰もいなくなってしまった。そこで彼女は進むのをやめ、長い間足を止めた。 ある日、凝光が直々に彼女の仮住まいである小屋を訪ねた。 「長いこと璃月港に戻ってきていないわね。きっと何かあったのでしょう?ここでやめても、理解に苦しみはしないわ。」 小屋の外に立つ凝光は、表情こそ安らかではなかったが、それでもいつも通りの口調で話をした。 「別に構わないわよ、私は使う者を疑わない。あなたはきっと、ここで道を探っているのだと信じているわ。退路も進路も、どちらも道よ。」 小屋は依然として静寂に包まれ、返事はない。随分と時間が経った頃、凝光は背後からの声を聞いた—— 「お互い、間違いを犯していたのよ。私たちがしていることに、常人を巻き込むべきではなかった。」 「常人?」 凝光が思い耽ったと同時に、青い光が空中を突き破り、凝光の後ろで止まった。 極めて繊細に制御された矢は、瞬く間に珠玉のような水滴となって砕け散り、地面に降り注ぐ前にきらきらと輝く光の破片になった。 凝光が振り返ると、遠くからこちらへ近づく夜蘭の姿があった。彼女は手に弓を持ち、指先からは血が滴り落ちていた。 射手の十指に見える血は、全力を尽くし、日夜研鑽を積んだ証拠。 凝光には分かっていた。夜蘭の性格からして、きっと常人を越える挫折を味わい、常人を越える決断をしたが故に、再び武術の修行に励む道を選んだのだということを。 凝光に応えるかのように、夜蘭は遠くの山へ向かって弓を構えた。 放たれた矢はまるで白虹のように、そして飛翔する雷光のように、空を貫いた。その瞬間、山間の泉がせわしくうねり、まるで見えない力に呼び出されたかのように、いくつもの水の矢となって上空に舞い上がった。 何本もの矢が交差しながら空中で凝集し、夏の夜に降る驟雨のように、一瞬で水の幕を下ろした。 やがて空が晴れたとき、そこには蝶も虹もなく、ただ一筋の淡い光の柱が夜蘭の手に降り注いでいた。 凝光によると、その「神の目」はまるで——「これからは、この常人ではない夜蘭にすべてを任せよ」と告げていたようだったという。

ナヒーダボイス ハボリムについて…

アビスは最も致命的な形でテイワットの地に現れるの。たとえば、スメールでは「禁忌の知識」、ナタでは魔物といった形でね。だから、スメールでの出来事はナタの参考にはなり得ない。彼女の役に立てなかったこと、申し訳ないと思っているわ。幸い、危機は去り、これから多くのナタ人がスメールを訪れることになるだろうと、彼女は言ってくれた。ナタ人が来たら、精一杯おもてなししようと思っているの。準備もばっちりよ。

放浪者ストーリー キャラクターストーリー4

スネージナヤのファトゥス第六位、その称号は「散兵」。 この名は最初から彼に与えられたものではなく、使われるまでに百年以上の空白があった。 稲妻から離れた後、彼は「傾奇者」の名を捨て、再び名を持たない状態へと戻った。「道化」が彼を見つけるまで、彼は名を持つことなど望んでいなかった。 そもそも人形といい、傾奇者といい、どれも人々が彼に付けた称号に過ぎない。人と共に生きていくことをやめた以上、そのような意味のない名を気にする必要はなかった。 それでも、かの狂宴に興味を抱かせるよう「道化」は彼を説得した。そして、共にスネージナヤまで長旅をし、ファデュイのため尽くすようにしたのだ。 スネージナヤ本土で、とある見知らぬ人物が彼を招待した。その人物は自身を「博士」と名乗ると、彼の到着に大いなる歓迎の意を示した。同時に自身の実験における重要な参照対象として、彼を偉大な研究に参加するよう誘った。 「人形」の技術は元を辿ればカーンルイアから生まれたものだ。雷神の造物である彼はその特殊さがより際立っていた。「博士」はこの分野において大層な興味を持っており、彼をモデルに数十年も絶えず研究を重ねることでようやく、「断片」を制作する礎となる技術を手に入れた。 そして、その見返りとして「博士」は彼の体に隠された封印を解いたのである。それによって、彼の能力は下位のファトゥスと戦えるほどにまで飛躍した。 だがこの時になっても、彼は依然として名を求めなかった。同僚たちは終始彼のことを人形と呼び、彼も自分をそのように定義して、死を恐れず、消耗し切ることのない人形だと固く信じた。 女皇の命令のもと彼は部隊を率いてアビスへと向かい、長い年月をかけてそこを探索した。探索中、幾度も負傷しては「博士」に修復され、その負傷の中で強くなり、またより強い敵に遭遇しては負傷をした。 その後、彼はアビス探索の成果をスネージナヤへと持ち帰り、第六位の座を授かることになる。その使命もアビスの探索から命があったら即座に動けるよう待機するものへと変わり、ファデュイが各国で秘密行動する際の支援を行うものになった。 その時になってようやく、彼は自分がその名に相応しい存在だと思うようになったのだ、そう即ち——「散兵」であると。

放浪者ボイス 「道化」について…

「道化」はカーンルイアの遺民さ——それ以外について、僕は彼をほとんど知らないし、彼と親しく交流したこともない。でも、彼は僕に対して何か考えがあったようで、前に重要な任務をいくつもくれた…「アビス」へ向かうことも含めてね。

ミカストーリー 神の目

ミカはかつて、生死の狭間に陥るような危機を経験した。 それは遊撃小隊に入ってまもない頃のこと。任務を引き受けたミカはいつも通り単独で行動し、情報が古くなったエリアに行き、そこの地形を詳しく描き直すことにした。 彼は廃墟の中に忍び込んだが、誤って崖際の石を落とし、暗闇にいた二人のアビスの魔術師を引きつけてしまった。 炎が絡み合い、元素の奔流が一瞬にしてミカを包み込む。まるで彼をすり潰して蒸し焼きにし、魔物の佳肴にでもするかのように。 痛みとパニックが五感を侵すなか、ミカの意識に残ったのはただ一つ——この敵から逃げ切り、後方の仲間たちに知らせることだった。 「たとえ遊撃小隊の先輩たちでも…このように待ち伏せされれば…きっと危機に陥ってしまいます!」 前進測量士の責務は、まさに仲間をこうした窮地に立たせないことにある。 アビスの魔術師たちがしめたと手を叩き、他の潜伏している魔物たちの偽装を解こうとした時、回転する槍が炎の幕を切り裂き、満天の氷霧が廃墟に満ちた熱を抑えこんだ。 彼らが気付いたころにはミカはもう遠くへと逃げており、そして彼は声を大にして謝罪した—— 「ごめんなさい!次からは先にノックして、先輩たちに正々堂々あなたたちと対決してもらうようにしますから!」 そして、ミカの言った「次」はすぐに訪れる。情報を掴んだ遊撃小隊の主力が続々と到着し、それら伏兵を慎重に片付けた。 同僚たちは、アビスの魔術師たちの元素バリアがすでにぼろぼろになっていたことに驚いていたが、ミカの右腕に光り輝く「神の目」があるの見て、合点がいったようだった… その日、遊撃小隊の夕食会はひときわ豪華なものになった。皆ミカのために祝杯をあげたが、彼自身はまだ恐怖が収まりきらず、何が起こったのか、まるで理解できていないようだった。

ヌヴィレットボイス 炎の神について…

ルールと意志の伝承によりアビスを撃退したことは、称賛に値する快挙だ。しかし、その力が龍族から奪ったものであるという罪から逃れることはできない。だが、大戦を終えたばかりのナタに今すぐ赴く必要もなかろう。ん?文献によると、あの戦いは正式な決闘とみなされるべきだと?それに、シュバランケも被害者の血筋に優しく接したと?訳の分からない理屈だが、一理ありそうだな…

カチーナボイス 伝説について…

ナタには英雄に関する伝説がたくさんあるんだよ。わたしが一番好きなのはトラオレ様の物語。ただの人間がアビスを地下に封印できたなんて、すごいと思わない?あっ、そういえば、あなたもあれだけ多くの国を旅してきたんだから、きっと色んな伝説を知ってるはずだよね?すごく気になる…時間があったら教えてくれない?

キィニチストーリー 神の目

キィニチは古名を得た後も、歴史上の英雄のように人々のために犠牲になることを約束しなかった。 彼はただ、とある夜巡者の戦争に黙々と参加し、そしてためらうことなく壮絶な死に身を投じた。 そこは危険極まりない戦場。アビスの力は初めて見せる邪悪な特性をもって、よく知る人物に姿を変え、夜巡りの小隊に奇襲を仕掛けてきた。 馴染みのある姿に、戦士たちはみな一瞬固まった。そのわずかな隙を突かれ、彼らは邪悪な存在を前に次々と倒れていった。 キィニチもまた、同じ難敵に直面していた。目の前に現れたのは、記憶の中の母親だ。 彼は昔、こんな想像をしていた。もしいつか母親と再会できたら、必ず『セミの静かな丘』の結末を聞こうと。 しかしその瞬間、狩人の本能が彼の脳よりも早く反応し、母親の姿で微笑みながら腕を広げるアビスの魔物を一刀両断した。 それからキィニチは容赦なく、次々と「見知った顔」を切り伏せた。無論、本当に冷血なわけではない。一つひとつの顔に剣を振るうたび、その心は重くなっていった。 この戦いに勝てば、犠牲になった仲間たちを連れて帰れると理解していたからこそできたことだ。そのため、戦死する仲間が増えるほど、彼の剣はますます鋭くなった。 しかし、魔物の大軍はイナゴのように尽きることはなく、また夜巡りの小隊はそれまでの襲撃で既に大きな打撃を受けていた。 気づけば、そこに立つ人間はキィニチだけになっていた。彼の両目は血でべったりと汚れ、全身は傷だらけ。それでも魔物はなお迫ってくる。 ここで力尽きるのだと、そう悟った。その時、初めてアハウの声から荘厳な響きを感じ取った。 「キィニチ、オレの力も限界だ…」 「でもよ、『クフル·アハウ』の名にかけて、お前の体を貰った後、偉大なる聖龍がお前らのために復讐してやる。」 キィニチは、普段では想像できないような大声で笑った。その笑い声とともに、手の中の剣を再び振りかざし、近づいてきた魔物を二、三体切り裂いた。 だが、もうここまでだ。彼の隙はますます顕著になり、そして、一体の魔物の鋭い爪がその背中を貫いた。 キィニチは体を硬直させ、ゆっくりと頭を垂れる。傷口からは止めどなく血が流れた。それでも彼はよろめきながら前へと進み、魔物をまだ殺そうとする。 地面に滴り落ちる血が弧を描いて繋がり、終幕の楽譜を描いた。力尽きたキィニチは跪く、そして休符が打たれた。 夜巡りの小隊で最後まで抗った戦士、キィニチは戦死した。 アハウは目を閉じ、共に戦った者に哀悼の意を表した。しかし再び目を開けたとき、目の前の光景に息を呑んだ。 何故か、キィニチが再び立ち上がったのだ。それだけでなく、血の色を失っていた両手が再び大剣を握りしめていた。 「キィニチ」は再びアビスの大軍へと突撃する。休むことなく、その剣光は戦場を照らした… アハウは驚きながらもよく観察する。するといつの間にか、ハートの模様があしらわれた翠色の宝石が、キィニチの貫かれた胸元にぶら下がっていることに気づいた。 宝石は生気にあふれ、意識を失っていたキィニチの体を鼓舞し、疲れを知らない、本能だけで行動する凶暴な獣へと変化させていた。そうして、すべての魔物を斬り殺すまで彼は戦い続けた… …… 再び目を覚ましたとき、そこは聖火競技場だった。周囲を取り囲む人々が熱狂的に反魂の詩を歌っていた。 彼は振り返り、一緒に戦争に参加した仲間たちが、歌声の中で一人ずつ目覚めていくのを見た。 「俺たち…勝ったのか?いったい誰が…」キィニチは自分の胸をさすりながら呟いた。確かに、アビスの大軍の前に倒れたのを覚えている。 しかし、何者かが自分たちを勝利に導いたのは間違いない。そうでなければ、反魂の詩で死者が蘇ることはないのだから。 「なに寝ぼけたこと言ってんだ?お前は、頑丈なイナゴだったってことだ!」アハウはがっかりした様子で地面に倒れ込み、宝石を投げつけた。「オレを手に入れただけじゃ物足りず、神の目まで手に入れるとはな。ケッ!いつになったら、その体を手に入れられるんだか!」 …… 新たな命を得た夜、キィニチはベッドに寄りかかり、翠色の神の目を指でなぞった。 彼を取り囲む人々、雷のように響く歓声、神聖で熱い反魂の詩が頭に浮かんだ… 彼はふいに、いつからか自分が最初の目標から外れていることに気づいた。 最初はモラへの憧れから英雄の道を歩み始めたが、今ではもっと大切なものを守りたいと思うようになっていた。 仲間を守り、故郷を守り、人々の笑顔を守る…この変化がいつ始まったのかは分からない。だが、おそらく種はかなり早くに蒔かれていたのだろう。 「英雄は一人ひとり記憶するに値する。彼らには強さだけでなく、自己犠牲の精神もあったからだ…」 「それは英雄が生まれながらに持つ美徳だからだよ…」「それ自体が高貴なものであり、英雄を英雄たらしめるのだ…」 キィニチはリックの最初の授業をぼんやりと思い出した。今の自分が当時よりも崇高で、自己犠牲の精神があるとは思わない。 しかし、当時よりもはっきりと理解していた。欲しいもののためなら、今はどんな代償であろうと払うことができると。

ムアラニストーリー キャラクターストーリー5

ナタとアビスの戦争は数百年にわたり続けられてきた。ムアラニも他のナタ人同様に、幼い頃から英雄の物語を聞かされて育った。しかし日常は彼女の目に映る限りでは、ウォーベンに描かれた物語のように危険に満ち溢れて、心を突き動かされるようなものではなかった。 ムアラニの記憶では、「流泉の衆」の雰囲気は常に悠々自適でのんびりしていた。真剣な話し合いの前も、大人たちはまず気持ちよくひとっ風呂浴びてから、おやつをつまみ、牛乳を飲んで、やっとゆるゆると本題に入る。 おまけに部族で流行っている音楽もゆったりとしたスタイルの曲ばかりだ。 幼いムアラニは、遥か昔の戦場の物語を聞いて不可解に思ったことを守衛の大人の一人に投げかけた。 「アビスってすっごく危ない敵なんでしょ?なのになんでみんな、いつものんびりしてるの?」 それを聞いた大人はアハハと大笑いし、ムアラニの頭を撫でてこう言った。「実はそんなに恐ろしいものでもないのさ。ムアラニも大きくなったら簡単に倒せるようになるよ。」 そう言われてムアラニはよく理解できなかったが、別段急いで答えを知る必要のあることでもなかったため、しばらく頭の隅に置いたまま、何不自由なく大人へと成長していった。 そしてある日の夜、アビスが突如部族を襲撃した。魔物と奮闘する守衛たちを目の当たりにした時、ムアラニはこれまで不自由なく暮らしていた日常は当たり前に存在するものではないことを悟った。 彼女は部族の大人たちから少しずつ戦い方を教わっていった。様々な水上スポーツに慣れ親しんでいた彼女は素晴らしい素質を持っていて、その戦いっぷりはさながら素早く泳ぐサメのようだった。 その後、彼女は順調にチームを結成し「帰火聖夜の巡礼」に参加したが、ほとんどが新人で構成されたこのチームは団体戦で早々に敗退した。 ひどく落ち込むメンバーがいる中で、ムアラニは相変わらずニコニコしていた。「あのベテランたちと手合わせできたってだけでも大したもんじゃん。それにあたしたち、これで実戦経験を積めたわけだし、次は絶対もっと上手くいくって!」 彼女の言った通り、成績は試合の回数を重ねるごとに上がっていき、ついには優勝し、晴れて「夜巡者の戦争」に参加する資格を勝ち取った。 彼女の記憶にあるアビスの敵は太刀打ちできないほどに強く、その印象は幼い頃に見たあの日の夜のままだった。しかし彼女は仲間たちと一緒に戦った時に驚きを隠せなかった。なんと一匹、また一匹と魔物を倒すことができたからである。 「今回は幸運だったね、遭遇したといっても、どれもあんまり強くないやつだったし。」 この「幸運」はずっとムアラニに付いていった。三度「夜巡者の戦争」に参加して、一度も復活を経験することなく、いずれも勝利を収めることができたのだ。 そして彼女が勝利を収めるたびに部族では盛大な温泉パーティーが開かれた。彼女の話を聞いた子供が戦い方を教えてほしいと走って頼みにくることもある。 「俺も姉ちゃんみたいなすごい戦士になりたい!」 そんな子供たちの純粋無垢な顔を見て、ムアラニは幼い自分があの守衛に尋ねたことを思い出し、笑いながら手を振ってこう言った。 「ほんとはね、アビスはそんなに怖いものじゃないんだよ。でも、戦うのは大人になってからでも遅くないし、今は思いっきり遊んでおいてね!」 「そうだ、今度、サーフィンを教えてあげるよ!」

ムアラニストーリー 神の目

後にムアラニは、この「ウモジャ」という古名に込められた意味を明確に理解したが、その実感は何年も前のある穏やかな夜からあった。 その夜、ムアラニとその友人らが賑やかな温泉パーティーを終えた頃には、すでに深夜になっていた。誰もが楽しさの余韻に浸っていた時、遠くから静かな夜には不釣り合いな大きな音が鳴り響いた。 周りの者が互いに顔を見合わせ、何が起こったのか誰も把握できていない中、巡回していたアテアが切羽詰まった様子で駆け込んできてこう言った。「全員はやく逃げて!アビスよ!」 誰もが逃げ惑う騒然とした現場でムアラニは高々と手を上げ「アテアおばさん、あたし残って手伝うよ!」と言った。 ムアラニを切り口に、他の者も力になりたい続々と名乗りを上げた。 「ダメだ、あんたたちにはまだ実戦経験がない。ここに残ってちゃ危ない。戦いは遊びじゃないのよ!」 しかしムアラニの決意は決して生半可なものではなく、部族の一員として、自分だけ逃げるわけにはいかないと考えていた。 「戦わなくても、あたしたちにできることはあるはずだよ!」 そう言ってムアラニは、同じようにこの場に残ることを選んだ顔なじみの仲間たちを振り返った—— イリャパは風みたいに足が速いから、ご近所さんたちに知らせに行ける。オランタは身体が大きくて目もいいから、巡回を手伝える。ヤーナは昔ライフセーバーだったから色んな応急手当のやり方を知ってるし、後方支援の力になれるはず… 「そしてあたしは」と、ムアラニは彼女自慢のサーフボードに足を載せてこう言った。「あたしの速さは折り紙つきだよ!必要なところにすぐ駆けつけてあげる!」 ムアラニの言葉に仲間たちが頷くのを見て、アテアもそれ以上は止められず、彼女たちにお互いに注意して安全第一で行動するように伝えた。 「それならムアラニ、私と『アビスの境門』を探しにいこう。」 …… ムアラニはスピリットウェイを駆けて部族周辺の情況を素早く偵察し、「アビスの境門」の位置を捉らえた。一か所見つけるごとに、彼女は守衛たちと情報を共有していった。 そのうち一つの境門は湧き出てくる魔物が異常に多く、部族側は苦戦を強いられていた。ムアラニがやっとの思いで救援に向かったが、戦場はすでに焦土と化し、黒い炎に包まれていた。 アテアの一太刀が魔物の身体へ深々と食い込んでいく。しかし彼女の背後からもう一匹の魔物がその隙を突き、襲い掛かろうとしていた。 「危ないッ!」ムアラニは叫び、サーフボードを加速させて魔物を突き飛ばしたが、その瞬間、自分に隙が生まれてしまった。 挑発された魔物はくるりと身を翻して彼女に鋭い爪で襲い掛かろうとする。ムアラニは身をすくませたが、攻撃はやってこなかった。その代わりに生温かい血が彼女の頬にかかった。目を開けるとアテアの刀が魔物の心臓を貫いていた。 …… 過酷な戦いは明け方まで続いた。すべての「アビスの境門」が封印されたのを確認すると、ムアラニはアテアと守衛たちの後について、疲れ果てて部族へと帰還した。 その時にムアラニはみんな大なり小なり怪我をしていることに気付いた。そして誰かが応急手当を済ませ、傷口には包帯が巻かれていた。それに比べて、周りに守られてきた自分たちはかすり傷程度で済んでいる。 ムアラニの心の中に、今までに感じたことが無いほどの悔しさと自責の念が湧き上がった。「もしあたしがもっと速く、もっとサポートできてたら。」 ムアラニは拳を握り締め、密かに誓った。必ず部族の戦士から戦い方を教わるのだと。 アビスの襲撃中、ムアラニの家族はなかなか帰ってこない娘を心配していた。そしてアテアがムアラニを送ってきて初めて、娘が戦場に行っていたことを知った。 アテアは別れる前に「この子、とても勇敢だったわ。」と言って、ムアラニの頭をぽんぽんと優しく撫でた。 …… その日、ムアラニはとても長い夢を見た。もし寝返りを打った時に顔に硬いものが押し当てられた感覚が無ければ、もっと長く寝ていられたかもしれない。 眠い目を開けてそれを手に取ってみれば、それはキラキラと輝く神の目だった。 窓から差し込む日の光の下で磨いてみたり観察してみたりして、家族が買ってきた単なるおもちゃではないことを確かめる。 「もしかして、初戦の戦利品?…いい兆しかも。」

チャスカストーリー キャラクター詳細

誰しも力に憧れ、誰しも争いを避けられない。 ある者は部族を守り、アビスに抗うため争う。ある者は自分が他者より優れており、偉大な人物で、そして誰よりもモラや美酒、権力や賞賛に相応しいことを証明するために争う。 しかし、いかに争いを好む人であろうと、ある名前を耳にすると震え上がってしまう——それが「チャスカ」だ。 チャスカがひとたび戦場に現れれば、どれほど激しい争いであろうと瞬時に収まってしまう。 弁の立つチャスカは交渉に長け、さらに人間性もよく理解しているため、皆が満足する解決案を提示できる——というのは理由の一端であり、それよりも効果を見せている面がある。 それが彼女の力だ——その「調停者」の実力があまりにも抜きん出たものであり、常軌を逸した戦い方をするためである。彼女に正面から挑むことは、生まれたての赤子が手ぶらで凶暴なクク竜に挑むことに等しい。 争いに傾倒する者であっても、往々にして強大な力には恐れるものだ。自分の力を遥かに上回る者に対して、冷静に交渉することこそが最善の選択だと彼らも理解している。 ただ、どうにも引っかかる点がある——何故チャスカは毎回、都合よく争いの中心に現れるのだろうか? 正確かつ適したタイミングで、まるで争いに引き寄せられるかのように…それはまさに、「獲物」の匂いを嗅ぎつけた「猛獣」の行動にそっくりと言える。

そのほかのゲーム内テキスト

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…い。 スネージナヤの女皇による神の心を集める計画は順調に進んでおり、世界を侵食する恐ろしい力もまた、動き出す機会を伺っている。 そして、あなたの血縁者が率いる「アビス教団」—— この組織は「運命の織機・原初の計画」から「新世界の座標図」の完成にまで関わっており、あなたは兄が世界の運命を左右する存在であると深く理解することになった。 この世界のことを知っていくにつれ、兄がこの世界で行っていることも見えてき…

アビスの力で「進化」を手にして、さらなる肢体を得たアビスの魔物。複数の元素の力を使役できる。 地脈の記憶の中で、それは取り除きがたい釘のように、世界の骨髄に痛みを注ぎ続けている。

石化した風蝕ウェネトにこれだけ近い場所でも、さほど影響がないとは。「霊光絶唱」はやはり、アビスと関係があるものにしか影響しないようですね。

晶核を縛っている「アビスの糸」を切らないと…

#そりゃそうだぞ。あれはを助けるための象徴物だって、マンクが言ってたからな。でもポーナは、アビスを封印するためのものだって言ってたけど…

ワイルドハントも「頭」を失った後、アビスはこの時代に最も適した新たな「頭」を地脈を流れる記憶から見つけ出し、模倣して創造した。

ただまあ「予見」できたのは、「北方でアビスの災厄が起ころうとしてる」ってことだけだがな。でなきゃ、あんなに苦戦するわけないだろ?

アビスはまるで地脈に埋められた病だ。罹るときはあっという間だが、治すには根気強い治療が要る…誰も知らないところに、密かに病巣が残っているかもしれない…

怪我はない?アビスの魔物による傷は早めに処置しないと、大変なことになるからね。

アビスの魔術師・炎_衝撃

ううん、アビスそのものだよ。さ、やっつけよう。

アビス教団の敵を追撃する

近くにアビスの脅威があるとき、充満状態のマンドラゴラは自ら霊域の花に近づき、エネルギーを補充します。こうすることで、霊域の花は充満状態になり、シールドを展開します。この時、マンドラゴラは脅威が解除されるまで霊域の花のシールドの中に隠れます。

「侵蝕に対抗するため、『擬似群星』が自動的に駆動し、取り付くようにする。そして、完全に歪みが生じる前に自壊することで、アビスの影響を打ち消すのだ…」

やはりそうか…ここからでもはっきりと見える。エンブラの柱はもう、完全にアビスの力に…あの不死の悪霊「教授」に完全に支配されてしまったのだな。

アビスの魔術師・炎_通常_武器元素

あそこは俺たちが行けるような場所じゃない。それと、遺跡にアビスの魔物が現れたこと…部族にも伝えてこないといけないしな。

その道の名が「アビス」であるならば——私はアビスに忠誠を誓おう。

アビスの魔術師がヒルチャールにあやしい儀式を行っている。全ての魔物を倒して、脅威をなくそう。

漆黒の力が凝縮された魔龍。 アビスの浮滅主「グーシィ・トース」と呼ばれる虚界の魔物。地脈の中にある記憶を侵蝕し、それらを凝縮させて実体化させる力を持っている。その力で大地の下に流れる、様々な古の記憶から抽出した、原初の元素の龍王の姿に擬態している。 だが、その姿は、果たして…

廃墟となったオシカ・ナタから滲み出るアビスのエネルギーは、アビスの濁りと呼ばれる集合体に蓄積されます。 単一のアビスの濁りであれば、「ココウィク」の光の輪で瞬時に消すことができますが、いくつかのアビスの濁りが互いに繋がっている場合、消すには短時間のうちにすべてを抑制させないといけません。

アビスの魔術師・雷_回復_前隙

従者によるアビスの使徒·激流に対するHP回復量が5%から10%にアップ。

そうかしこまるな。アビスの前じゃ、みんな運命共同体みたいなもんだろ。さて、早速だが集めた情報を共有してくれないか?

ファデュイの戦士たちが「謎煙の主」から避難した人たちを競技場まで護送している。道はすでにアビスに汚染されているため、山道を使って迂回するしかない。現在の状況は不明。

次々と数を増していくアビスの魔物——戦士たちは終わらない戦闘に身を投じた。支援小隊が到着した頃には、すでに多数の犠牲者が出ていた。現在、詳しい情報は不明である…

だが、炎神様はアビスが完全に倒されたわけではない、ということも強調されていた。警戒を怠ってはいけないな。

キャッツテールのリトルプリンスのところで酒場挑戦を行い、アビスの詠唱者·淵炎に挑戦して友好対戦で対応する挑戦目標をクリアすることで獲得

#部族で最強とうたわれる勇士ですら、アビスと対峙する際は十二分に気を引き締める必要があるというのに…やはりはただ者ではないな。

アビスの裂け目から溢れ出る穢れに汚染されてできた、淀んだ領域。その汚染エリア内にいると、キャラクターは持続的にHPを失い続けます。クーヴァキと共生するものは影響を受け、枯渇状態になります。 範囲内に存在するアビスの実体を倒すと、汚染エリアは消失します。

アビスの暗闇が目前に迫っている。突如として立ち昇る煙を覗く人々は、まるで新たな可能性を覗き見ているようだ。 この世には英雄が必要だ。死の静寂を切り裂く奇跡の光を。

(今の私じゃ、アビスの力は打ち消せない…汚染された破片を避けてかないと…)

アビスの魔術師・雷_儀式

アビスの魔術師は怯えている。

…を巡る「スーパーツアー」を計画し、各パーク間の旅を繋げようと試みた。ツアーには悪役が必要だったため、オクタヴィアはテイワットに来たばかりの頃から苦手に思っていたアビスの魔術師を選んだ。当時、オクタヴィアは道端にいたアビスの魔術師を野生動物だと勘違いし、大量の美食を与えた結果、炎と氷の二重の洗礼を受けたからである。 さらに、ツアーの台本制作中、美学顧問を務めるオクタヴィアは「ワルワル魔術師」をできるだけス…

「聖山の心」への道を探すには、古代遺跡を侵蝕するアビスを排除する必要があるようだ…

実は…ここで起きている問題は、表の小さな「陰縫いの針」のものと似ているのだ。アビスのうねりが「光の刻印」の力を破壊し、大きな封印の柱から押し出してしまった…

アビスの魔術師・氷_抵抗_ループ

「…終末(アポカリプス)のシェルター侵入が不安ですか? アビスの汚染の兆候かもしれません。直ちに報告を…」

「夜神の国」へ向かう際に通る道。ここはかつて古代の龍族の地だったが、今は荒地となっている。アビスの影響を受け、遺跡にはまだ未知の危険が多く存在するようだ…

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