荒瀧一斗
命ノ星座:天ノ牛座 誕生日:6/1
所属:荒瀧派 CV:西川貴教
人物
稲妻城の花見坂で活動する「荒瀧派」の初代親分。なにっ!?荒瀧派なんて聞いたこともないだと?喧嘩売ってんのか、コラァ!?[1]
客観的に見て、稲妻城での一斗の評判は決して良くはない。 悪人とまではいかないものの、善良な町民でないことは確かだ。 ただ、彼の恐ろしさを言葉で表すのなら、稲妻の家庭で子供を言い聞かせる際、「父ちゃんと母ちゃんの言うことを聞かないと、荒瀧一斗にお菓子を奪われちゃうよ!」と脅される程度のもの。 無論、荒瀧一斗に菓子を奪われる可能性は十分にあり得ることだ。そのため、「袋貉に山へ連れて行かれる」や「将軍様に神像にはめ込まれる」よりも効果はてきめんである。 しかし、「奪われる」という言葉には少々語弊があるだろう。一斗は真っ向から勝負を挑むことで、子供から菓子を手に入れているのだ。 子供に勝って菓子を奪うなど、卑劣な行為だと思う人もいるかもしれない。だが、相手が五歳児であろうと、尊き雷電将軍であろうと、一斗は勝負に対して真剣であるべきだと考えている。 たとえ子供相手でも一斗が素直に負けを認められるのは、この純粋な信条を持っているからなのだろう。 大人たちは一斗に不満を抱いている。しかし、一方で子供たちは、この鬼族のお兄ちゃんを良い遊び相手だと思っているようだ。 荒瀧一斗は巷の様々な遊びに精通しており、どのような遊びであろうと楽しみながら挑む。それだけではない、もしいじめられている子がいれば、必ずその子の味方をするのが荒瀧一斗なのだ。 ここ最近、子供たちが夢中なのは一斗との「虫相撲」である。 この昔ながらの遊びは単純ながらも、非常に苛烈なぶつかり合いによって、見ていて飽きることがない。そして何より重要なのが、他の遊びに比べて一斗の勝率が悪くないという点だ。 ゲーム内「キャラクターストーリー1」
周囲からの評
声優
| 日本語 | 西川貴教 |
| 英語 | Max Mittelman |
| 中国語 | 刘照坤 |
| 韓国語 | 송준석 |
出典
- ゲーム内キャラクタープロフィール
- ゲーム内キャラクターストーリー
- 魔神任務/ゲーム内キャラクターストーリー
- ゲーム内ボイス
レベル
90計算式は既知の4キャラ・12項目で照合済み(誤差0)。突破は各レベル帯の最大段階。
天賦戦闘3・固有3
説明はゲーム内テキストの全文。数値は天賦Lv10時点のもの。

通常攻撃
最大4段の連続攻撃を行う。
2段目と4段目の攻撃が敵に命中すると、それぞれ1層分と2層分の「乱神の怪力」効果を獲得する。
所有できる乱神の怪力は最大5層までとなり、獲得するたびに既存の乱神の怪力の継続時間を更新する。
元素スキル「魔殺絶技·岩牛発破!」を発動またはダッシュした後の一定時間、通常攻撃の連撃段数がリセットされない。
重撃
長押しで重撃を発動する時、乱神の怪力を所有していると、スタミナを消費しない「荒瀧逆袈裟」斬撃を発動できる。荒瀧逆袈裟を発動するたびに乱神の怪力が1層消費される。最後の1層を消費すると、強力なとどめの一撃を繰り出す。
乱神の怪力を所有していない時、スタミナを消費し、力強い左一文字斬りを繰り出す。
落下攻撃
空中から落下し地面に衝撃を与える。経路上の敵を攻撃し、落下時に範囲ダメージを与える。
| 倍率など | Lv10 |
|---|---|
| 1段ダメージ | 156.6% |
| 2段ダメージ | 151.0% |
| 3段ダメージ | 181.2% |
| 4段ダメージ | 231.7% |
| 荒瀧逆袈裟連斬ダメージ | 180.2% |
| 荒瀧逆袈裟とどめダメージ | 377.4% |
| 乱神の怪力継続時間 | 60.0秒 |
| 左一文字斬りダメージ | 178.8% |
| 左一文字斬りスタミナ消費 | 20.0 |
| 落下期間のダメージ | 161.8% |
| 低空/高空落下攻撃ダメージ | 323.5%/404.0% |

荒瀧派の隠れた構成員である岩べこ「丑雄」を素早く投げつけ、命中した敵に岩元素ダメージを与える。「丑雄」が敵に命中すると、荒瀧一斗に「乱神の怪力」効果を1層与える。
「丑雄」はフィールドに残って戦闘のサポートを行う。
·持続的に周囲の敵を挑発し、攻撃を引き付ける。
·耐久度は荒瀧一斗のHP上限によって決まる。
·ダメージを受けると、荒瀧一斗自身に「乱神の怪力」効果を1層付与する。この方法での獲得は2秒毎に1回のみ可能。
·耐久度が尽きる、または継続時間が終了すると撤退し、荒瀧一斗自身に「乱神の怪力」を1層付与する。
長押し
投擲方向を調整できる。
「丑雄」は岩元素創造物とみなされる。荒瀧一斗自身が召喚した「丑雄」は、同時に1体しか存在できない。
スキル名は小説『鬼武道』(著·順吉)を参考にしたものだが、「鬼殺絶技」をそのまま流用するのは著作権上に問題があったようだ。一斗は「鬼」だというのに。
| 倍率など | Lv10 |
|---|---|
| スキルダメージ | 553.0% |
| HP継承 | 100.0% |
| 継続時間 | 6.0秒 |
| クールタイム | 10.0秒 |

荒瀧派·一斗の威名を轟かせる時が来た!発動後、荒瀧一斗は一定時間「憤怒の鬼王」と化し、鬼王金砕棒で戦うようになる。
鬼王金砕棒は下記の特徴を持つ。
·通常攻撃、重撃、落下攻撃ダメージは、元素付与によって他の元素に変化しない岩元素ダメージへと変わる。
·荒瀧一斗の通常攻撃の攻撃速度がアップし、そして防御力を基準に攻撃力がアップする。
·1段目、3段目の攻撃が敵に命中すると、荒瀧一斗自身に「乱神の怪力」を1層付与する。
·荒瀧一斗の全元素耐性と物理耐性-20%。
「憤怒の鬼王」状態は、荒瀧一斗が退場する時に解除される。
一斗の奥義中の奥義(自称)。強くなるために何かを模倣するのは意味がない。何故なら、この世でもっとも強く、最凶の鬼王とは「荒瀧一斗」のことなのだから。それゆえ、一斗は一斗自身の真似をしていればいい。
なお、翔太はかっこいいと思っている。
| 倍率など | Lv10 |
|---|---|
| 攻撃力アップ | 防御力103.7% |
| 攻撃速度アップ | 10.0% |
| 継続時間 | 11.0秒 |
| クールタイム | 18.0秒 |
| 元素エネルギー | 70 |

荒瀧一斗が連続で「荒瀧逆袈裟」を発動した時、下記効果を獲得する。
·斬撃を繰り出すたびに、その後の斬撃の攻撃速度+10%。この方法でアップできる攻撃速度は30%まで。
·中断耐性がアップ。
これらの効果は連続斬撃が終了した時にクリアされる。

「荒瀧逆袈裟」のダメージが荒瀧一斗の防御力35%分アップする。

チーム内の自身のキャラクターが木を攻撃し木材を獲得する時、25%の確率で木材を追加で獲得できる。
命ノ星座全6重
同じキャラをもう1体引くと1重ずつ開く。第3重と第5重は元素スキル・元素爆発のレベルが上がる枠で、 残りの4つが挙動そのものを変える。

最凶鬼王·一斗轟臨!!発動後、荒瀧一斗は「乱神の怪力」効果を2層獲得する。発動1秒後、1.5秒の間、荒瀧一斗は0.5秒毎に「乱神の怪力」効果をさらに1層獲得する。

最凶鬼王·一斗轟臨!!を発動した後、チーム内に岩元素タイプキャラクターが1人いる毎に、クールタイム-1.5秒、荒瀧一斗の元素エネルギーを6ポイント回復する。
この方法で短縮できるクールタイムは4.5秒までとなり、回復できる元素エネルギーは18ポイントまでとなる。

魔殺絶技·岩牛発破!のスキルLv.+3。
最大Lv.15まで。

最凶鬼王·一斗轟臨!!による「憤怒の鬼王」状態が終了すると、周囲のチーム全員の防御力+20%、攻撃力+20%、継続時間10秒。

最凶鬼王·一斗轟臨!!のスキルLv.+3。
最大Lv.15まで。

荒瀧一斗の重撃の会心ダメージ+70%。また、「荒瀧逆袈裟」を発動する時、50%の確率で「乱神の怪力」が消費されなくなる。
育成
推奨(聖遺物・武器・編成)は原神 Wiki* のこのキャラのページに載っている構成の名前と並び順をそのまま写したもの。選ばれている理由や評価は向こうの本文にある。素材の必要数はゲームデータそのもの。
聖遺物
| 部位 | メインOP |
|---|---|
武器
並びは推奨順。
| 武器 | レア | 入手 |
|---|---|---|
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★★★★★ | 限定祈願 |
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★★★★★ | 祈願 |
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★★★★ | 鍛造 |
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★★★★ | 紀行 |
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★★★★ | 祈願 |
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★★★★ | 祈願 |
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★★★★ | 鍛造 |
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★★★ | 祈願 |
編成例
2原神 Wiki* に載っている編成の名前とメンバー。
必要な素材
ここはゲームデータそのもの。モラは突破と天賦を合わせて 5,377,500。
突破(Lv90まで)
天賦(戦闘天賦3種をLv10まで)
1種だけ上げるならおよそ3分の1。知恵の冠は1種につき1個。
ゲーム内のキャラクターストーリー全 8件。原文のまま。
キャラクター詳細
花見坂を歩いていると、「荒瀧一斗」という鬼族の青年が必ず目に留まるはずだ。 目立つ鬼の角とよく通る大音声。だが、それら特徴を抜きにしても、子供たちと夢中で遊ぶ荒瀧一斗の姿は人の目を引くことだろう。 花見坂には大勢の職人が集い、忙しない日々が流れている。しかし、彼という存在は暇を持て余しているようだ。 自称「荒瀧派の初代親分」一斗は、かつて町内での些細な喧嘩が原因で天領奉行に職務質問をされたことがある。しかし、二分と経たずに彼の言葉は打ち切られ、「無職」と記録された。 ただ「無職」というのは些か妥当ではない。幕府の認可を得ていない荒瀧派だが、その雑務以外にも生計を立てるため彼は臨時の仕事をしているのだ。その頻度は一日働いたら三日休む、という非常にゆったりとしたもの。 ゆえに「四分の三は無職」と記録したほうが妥当だろう。ゲーム内テキスト
キャラクターストーリー1
客観的に見て、稲妻城での一斗の評判は決して良くはない。 悪人とまではいかないものの、善良な町民でないことは確かだ。 ただ、彼の恐ろしさを言葉で表すのなら、稲妻の家庭で子供を言い聞かせる際、「父ちゃんと母ちゃんの言うことを聞かないと、荒瀧一斗にお菓子を奪われちゃうよ!」と脅される程度のもの。 無論、荒瀧一斗に菓子を奪われる可能性は十分にあり得ることだ。そのため、「袋貉に山へ連れて行かれる」や「将軍様に神像にはめ込まれる」よりも効果はてきめんである。 しかし、「奪われる」という言葉には少々語弊があるだろう。一斗は真っ向から勝負を挑むことで、子供から菓子を手に入れているのだ。 子供に勝って菓子を奪うなど、卑劣な行為だと思う人もいるかもしれない。だが、相手が五歳児であろうと、尊き雷電将軍であろうと、一斗は勝負に対して真剣であるべきだと考えている。 たとえ子供相手でも一斗が素直に負けを認められるのは、この純粋な信条を持っているからなのだろう。 大人たちは一斗に不満を抱いている。しかし、一方で子供たちは、この鬼族のお兄ちゃんを良い遊び相手だと思っているようだ。 荒瀧一斗は巷の様々な遊びに精通しており、どのような遊びであろうと楽しみながら挑む。それだけではない、もしいじめられている子がいれば、必ずその子の味方をするのが荒瀧一斗なのだ。 ここ最近、子供たちが夢中なのは一斗との「虫相撲」である。 この昔ながらの遊びは単純ながらも、非常に苛烈なぶつかり合いによって、見ていて飽きることがない。そして何より重要なのが、他の遊びに比べて一斗の勝率が悪くないという点だ。ゲーム内テキスト
キャラクターストーリー2
長いこと、天領奉行は「荒瀧派」をたまに騒ぎを起こすだけの、さほど注意の払う必要がない集団だと認識していた。 この一派の構成員は十人にも満たず、結成日でさえ人によって意見が分かれている。 晃の場合、数人のゴロツキに絡まれていたところを一斗に助けられたことがあり、その日を結成日だと考えているようだ。ゴロツキ相手に一斗は七回も膝を突かされたのだが、まったく負けを認めず、ついには呆れ果てた相手が去って行ったという。そして、一斗は倒れていた晃に手を差し伸べ、こう言った——「お前も今日から荒瀧派の一員だ!」 元太と守の場合、ある年の暮れ、稲妻の郊外で一緒にうずくまりながらスミレウリを焼いた日を荒瀧派の始まりだと思っている。 その日、彼らは無一文で腹を空かせていた。すると、焼いたスミレウリを食べながら、一斗は感慨深げにこう言ったのだ——「荒瀧派の野郎ども、これからは毎年こうやってスミレウリを焼いて、一緒に食おうぜ!」と。 ただ残念なのは、元太も守も、そのような出来事は懐かしむべきものではないと考えている点であろう。 久岐忍の場合、初めて一斗を牢屋から救い出したときこそ、荒瀧派が結成された日だと考えている。なぜなら、そのとき初めて公文書に「荒瀧派」という名が記録されたからだ。 そして一斗の場合、「荒瀧派」の三文字が頭に浮かんだ瞬間から存在していると思っている。 残念ながら、この考えがいつ生じたのか、もうほとんど覚えていない。 しかし、幼い頃から一斗の面倒を見てきた鬼婆婆は、荒瀧派が結成されたことなどないと考えている。 彼女にとって、それはただ一斗と仲間たちが集まっているだけに過ぎないのだ。ゲーム内テキスト
キャラクターストーリー3
稲妻には、古くから妖怪の一族が住んでいる。 「白辰狐王一脈」や「天狗党」に加え、「鬼人衆」もこの地で活躍をしてきた。 これら妖怪の大半は、人間が羨むような特殊能力を備えている。だが鬼族の場合、特別な力をほとんど持っていない。 頭に生えている鬼の角を除き、特徴と言えるのはその気性の荒さと厄介事をよく招いてしまう点のみ。 また鬼族が豆を恐れるという言い伝えがあるが、これはすでに学術的に証明がされている。 実は、鬼族の大多数は豆にアレルギーを持っているのだ。ただ鬼族の血は時の流れとともに次第に薄まり、そのほどんどは軽いアレルギー反応を起こすだけとなっている。 しかし、悲しいことに非常に深刻な豆アレルギーを持っている者がいる、それが荒瀧一斗だ。豆を食べるのはもちろんのこと、肌に触れれば全身にかゆみが走り、呼吸もままならなくなってしまう。 そのため、普段は大雑把で周りを気にしない一斗も、「豆」にだけはいつも警戒しているようだ。 荒瀧派の一員は親分への忠誠心から、一斗と飲みに行っても決して枝豆を注文しないという。 なお、豆を使った食べ物の中でも、一斗がもっとも恐れているのは「油揚げ」である。本人曰く、見ただけで三日は吐き気が続くそうだ。ゲーム内テキスト
キャラクターストーリー4
「油揚げ」で真っ先に思い浮かぶのが、ある勇ましくも悲壮に満ちた勝負のことだ。 その勝負の始まりは、日常の小さな揉め事であった。一斗が給料を貰った日、行きつけの屋台へ行くと、一つしかない店の席に狐耳の女性が座っていた。 その席を奪おうとする一斗であったが、次第に狐耳の女性と口論となる。そして、その席を賭けて真剣勝負(必要のない)をすることとなった。 話し合いの結果、勝負の形式は一斗が決め、その具体的な内容を狐耳の女性が決めることになった。 働いた後で腹を空かせていた一斗は大食い勝負を選び、狐耳の女性は食べる料理を選んだ——それが「きつねラーメン」である。 ラーメンの中に油揚げが入っていることを想定していなかったのは、一斗にとって致命的なものであった。しかし、持ち前の根性で勝負を乗り切り、なんとか鬼としての威厳を保つ。 そんな一斗の迫力に腰を抜かした店主は、その争いの火種となった席を彼に渡したそうだ。 それら数々の勝負をくぐり抜けてきた一斗であるが、その中でも心残りが二つある。 一つは天領奉行によって神の目を奪われた際、自分を打ち負かした相手である九条裟羅との再戦が果たされていないことだ。 今なお、九条裟羅は町中での相撲を拒否しており、一斗は不満を抱いている。 そして、もう一つが幼い頃にあったある出来事だ。ある日、天狗の子供と口喧嘩となり、白狐の野で相撲を取ることになった一斗。しかし、その最中に二人とも山から転げ落ちてしまうということがあった。 結局、足を挫いて歩けなくなった一斗を、天狗は家まで運んであげたそうだ。もちろん、勝敗は決まらないまま終わっている。 両方とも天狗が絡んでくるとは、なんともツイてねぇ! 天狗っつうのは痩せてやがんのに、どうしてあんな力が強いんだ。ゲーム内テキスト
キャラクターストーリー5
赤鬼と青鬼の話は、どの鬼も子供の頃に聞いたことがあるだろう。 優しくてお人好しの赤鬼が、悪事を働く青鬼を倒し、人々から鬼族の尊重を勝ち取る物語。 これは一斗が幼い頃に一番好きだったお話だ。赤い鬼の角を持つ一斗は、赤鬼の血筋を誇りに思っている。 しかし、そんな子供の純粋な思いは、ある事件をきっかけに揺れ動いた。 一斗の住む村で、凶悪な強盗や暴行事件が相次いだのだ。人々の疑惑の目は、鬼族である荒瀧の家に向けられた。 一斗は、当時のことをもうほとんど覚えていない。しかし両親に連れられて村を出るとき、村人たちから向けられた嫌悪感と警戒心に満ちた視線、そしていずれ幾度も耳にすることになる言葉を、彼はいまだに覚えている。 「やはり鬼はどう足掻こうと鬼のままなんだ。」 いつの時代においても、人間から見れば鬼は鬼でしかないのだ。何も悪いことをしていないのに故郷を追われた両親と比べたら、人々に恐れられている青鬼のほうが幾分かマシなのかもしれない。 両親が病死した後、幼い一斗は町中を彷徨い、鬼の悪口を言う者がいれば喧嘩を吹っかけていた。 しかし、殴られるのはいつも一斗のほうである。彼は地面に何度倒れようとも諦めず、厄介な相手だったことだろう。 だが、このときの一斗はまだ子供。ゴロツキどもに痛い目に遭わされ、飢えと疲れで体は悲鳴を上げ、やがて路上に倒れてしまう。 そんな満身創痍な状態の中、一斗はある人間の老婆に助けられた。 「おい、俺様は鬼だぞ!どうして助けた?」「お腹が空いとるんじゃろう?今ちょうどおかゆが出来たところじゃ。」 「聞いてんのか、俺は鬼族だ!俺の頭に生えてる角が見えないのか?」「もちろん見えとるとも…それより、おかゆはどうだい?」 「あああッ!もう、話を聞けってんだ——ゴホッ…ちっ、婆さん…じゃあ、おかゆを一杯頼む…」「ああ、少し待っとれ。」ゲーム内テキスト
「豪歌会」
年の瀬を目前にして、荒瀧派はどう年を越そうかと話し合っていた。 一般的な組織と異なり、荒瀧派は決まった活動拠点を持たず、モラの蓄えもない。きちんとした場を設けるのは些か難しいことだろう。 案の一つである「スミレウリの会」は却下された。スミレウリ自体を焼いて食べるのは問題ないが、食料がスミレウリだけなのはあまりにも惨めだからである。 「虫相撲の会」も悪くない案であったが、年の瀬はオニカブトムシの繁殖期ではないため、いまいち闘志に欠けている。 結局、くじ引きにより「豪歌会」なるものが選ばれた。 これは一斗が提案したもので、崖の上に立ち、潮風に吹かれながら熱き想いと未来への希望を歌にするというものだ。 それを知った面々は心の内で拒絶したという。海に向かって熱唱するくらいなら、スミレウリを食べているほうがマシだと。久岐忍はその場で休暇を取って実家に帰りたいと言い出した。 しかし、豪歌会は予定通り開催されることとなる。大声で熱唱するのは実に気持ちのいいこと。そして、意外にも一斗の歌唱力は見事なものであったという。ゲーム内テキスト
神の目
ある朝、眠りから覚めた一斗が腰の下に手をやると、そこには神の目があった。これは一斗が花見坂に来てもう何年も経ち、生活がある程度安定していた頃の出来事である。 「父ちゃん、母ちゃん、爺ちゃん、婆ちゃん。それに鬼婆婆…とんでもねぇことが起きちまった!」 神の目を見た瞬間、一斗の頭にはそのような言葉が浮かんだという。 その日、彼は人に会うたび神の目を見せびらかしては鼻息を荒くし、神の目を下敷きにしてできた腰のくぼみを見せつけた。皆、耳にたこができるほど聞いたことだろう。 しかし数日後、荒瀧一斗の話す内容は一変していた。 「神の目を見た瞬間、俺様の心は一寸たりとも動かなかった。なぜなら俺様は荒瀧派の初代親分だからな、神の目を手にするのも当然と言える。 そもそも、人の価値なんざぁ、神の目で量れるもんじゃねぇ。そうだろ?」 だが目敏い人であれば、一斗が非常に柔らかな眼鏡拭きを買ったことに気づいていることだろう。 つい先日、『月刊閑事』の質問欄にある投稿が寄せられていた。 「ヒナさん、神の目をより輝かせるためには、どうしたらいいんだ?他のやつらよりもピカピカにしたいんだが…」 それを読んだ荒瀧派の面々は、興奮しながら一斗にその本を見せた。しかし、長年ヒナさんに絶大な信頼を寄せてきた一斗が、一瞥しただけで本を手放したのは想定外だっただろう。ゲーム内テキスト
本人のボイス 73件/他キャラが荒瀧一斗について語るボイス 11件。