聖遺物 / ★4・★5
風立ちの日
セット効果
| 2セット | 攻撃力+18%。 |
| 4セット | 通常攻撃、重撃、元素スキル、または元素爆発が敵に命中すると、継続時間6秒の「風と牧歌の寵愛」を獲得する。「風と牧歌の寵愛」:攻撃力+25%。装備者が「魔女の課題」をクリアしている場合、「風と牧歌の寵愛」は「風と牧歌の決意」に強化され、「魔女の課題」をクリアした装備者の会心率+20%。装備したキャラクターが待機している場合にも効果を発動できる。 |
入手と強化
| 入手 | 祈聖秘境「月の子の宝物*5」 |
| レアリティ | ★4 / ★5 |
| 最大レベル | ★5は +20(サブOPが4回上昇)/★4は +16 |
| サブOPの上昇 | 4レベルごとに1回。★5は初期3〜4個から最大4個まで |
部位ごとのメインOP
花と羽はメインOPが固定。砂・杯・冠は抽選される。
| 部位 | メインOPの候補 |
|---|---|
| 生の花 | HP(固定値) |
| 死の羽 | 攻撃力(固定値) |
| 時の砂 | HP% / 攻撃力% / 防御力% / 元素熟知 / 元素チャージ効率 |
| 空の杯 | HP% / 攻撃力% / 防御力% / 元素熟知 / 元素ダメージ / 物理ダメージ |
| 理の冠 | HP% / 攻撃力% / 防御力% / 元素熟知 / 会心率 / 会心ダメージ / 与える治療効果 |
おすすめキャラクター
8原神 Wiki* の各キャラのページで、このセットが推奨に挙がっているキャラ。 「本命」はそのキャラの推奨リストの先頭に載っているという意味。
部位とストーリー
5部位部位ごとに別のストーリーを持つ。5枚そろって1つの物語になる。
生の花
風花の箴言
永遠に散ることのない青い花。遥か昔、千の風と花を呼ぶ流浪の少女のものだったと言われている。
「グンヒルドの族長の名において、新たなる神へ忠誠を誓う」 「我らは刃のような寒風を渡り、死に装束の如き冷たき無念を耐え忍んできた」 「故郷はとうに銀白の静寂に葬られ、古き習わしも朽ち果て失われし廃城に消え失せた」 「だが我らの背骨が折れることは決してない。それは烈風に磨かれし花の如く」 「苦難の日々に友情を裏切らず、血で紡いだ誓いを決して忘れない」 「グンヒルドの族長の名において、新たなる神へ忠誠を誓う」 「我らはゴドニー一族のように、純金で鍛えし精巧な小鳥を捧げはしない」 「我らはローレング一族のように、風に栄光の戦功を捧げることは約束しない」 「ブロードリー人のように聖堂を築くこともなければ、ヒトニー人のように麗しき詩を捧げることもない」 「我らが風に捧げるものは、咲き誇る花と熱き真心、そして永久に枯れることなき誠意のみ」 「グンヒルドの族長の名において、新たなる神へ忠誠を誓う」 「我らは過酷な風に向き合い、高塔の頂で神と共に戦った」 「我らは優しき風が暗雲の後の春、新たな命を得たのを目の当たりにした」 「もし風がいつの日か再び荒々しさを取り戻し、暴君が再び凡人を虐げようとするのなら」 「我らは惜しみなく、血で輝く花を汚し、たとえ再び神座に刃を向けることになろうとも」 「風がこの時のように永遠に優しく、高天が我らが国を見守り続けてくれるのならば」 「我らはモンドの歌を永遠に守り続けよう。新風が我らに安らぎの場所を与えてくれたように」 「偉大なるアルカディアの末裔の名において、新生の神に千の風の冠を授けん」 「願わくば君の言葉が我らが旧主の如くあらんことを、衆生の崇信が詩と一つとなるまで」 「願わくば、我らが旧主の歩みのごとく君も歩まん。ついには我らの旧主が君の如く歩むまで」 ゲーム内テキスト(755文字)
死の羽
朝日の誓約
夜明けのように純粋な青色をした羽根飾り。遥か昔、名を捨てた侍従のものだったと伝えられる。
不毛の上古時代。薄明の曙光がまだ冷たい夜を貫けなかった時代。 鋼鉄の鎧を纏った戦士たちは生まれてより蒼空を見たことがなく、ただ烈風のみが寒天を隔てていた。 本来なら、路地裏で高塔に抗おうとする反逆者たちの芽が出ないうちに摘み取るべきだったが、 詩人の少年の弦に流れる歌に心を動かされ、手にした剣を捨て去ったのだ。 反逆の言葉に魅了されたわけでも、虚ろな約束に心を動かされたわけでもなく、 ただ、籠の中の鳥が空に憧れるのは、その血に刻まれているからだ。 烈風に吹かれて立ち上がることもできず、少年の傍らで震える貧民も、 あるいは青白き荒野をさまよい、千の風と花を呼び求める少女も、 少年のライアーの音色に心を揺さぶられた小さな風の精霊も、 あるいは鎮圧されている者たちと同じように飢えに苦しむ兵士たちも、 両目をえぐり取られた老いた詩人も、両腕を切り落とされた流浪の職人も、 あるいは数えきれないほどの、その名すら烈風に掻き消された病弱な人々も、 その優しい朝風のような、寒い夜に染み込んだ暖かな朝の光のような歌の中で、 常に思わず顔を上げ、かつて遠く感じた空を見上げていた。 最も神王の寵愛を受けた側近、その寡黙で厳格でありながら、誠実で頼りになる女狩人でさえ、 きっと主の威圧に屈し、その白き手に無辜の者の血を染めることを余儀なくされただけなのだ。 そうでなければ、僅かな言葉の説得だけで暴君を裏切り、抗争の民に身を投じるはずがないだろう? 口は達者ではなかったが、きっと彼女も仲間たちと同じように、もっと優しい黎明を望んでいたのではないか… こうして、沈黙の戦士は責務と名を捨て、影の中で網を編み始めたのだ。 歌う少年のために夜の闇に散りゆく風を集め、高くそびえる風の壁へと導いていった。 「名もなき花で涙を拭って、明日の別れを嘆かないで」 「暁の風がボクの名を吹き消すまで、君に真なる光を映し出そう」 ゲーム内テキスト(807文字)
時の砂
春奏の一時
青い砂が入った砂時計。しかし、逆さまにしても、中の砂は全く動かない。
「鋼鉄にも断つことはできない。牢獄の石壁に閉じ込められることもない」 「風は未来を恐れず、絶えず明日へと流れてゆく」 「哀れな暴君よ、血がどれほどその手を赤く染めようとも」 「風が吹き続ける限り、歌う自由を奪うことなどできはしない」 崩れた神座の前で荒れ狂う嵐が巻き起こる時、か弱き少年は最後に弦を奏でた。 それは元々、裏路地の影で奏でられた、抑圧された者たちにほんの少しの勇気を与える歌だった。 長きに渡る抗争の中で洗練され、烈風にも引き裂かれることのない人々の怒号へと鍛え上げられた。 凡人の肉体では神座を超えられないのなら、「今この時」の歌声では災厄を止められないのなら、 無数の「今この時」の願いと、数多の時代に渡る、無数の自由への渇望を繋ぎ、 その一瞬に凝縮された骨身に染みる恨みを、舞い散る花のように、長い時の流れの中へと溶かし込んでいく。 自らの体をライアーとする少年は、一瞬にして、本来は時の主にしか奏でることのできない弦を奏でた。 千の風の母でさえも驚きを隠せず、凍てつく北方を一瞥する前に、 その荒々しくも刹那の嵐は、千年の時を経て穏やかな風の詩篇へと姿を変えた。 清泉と果実酒を撫でるそよ風となり、青々とした野原に響く松の葉音や牧歌となり、 旧貴族と毒龍を貫く剣となり、古の誓いと恋人の嘆きと化した。 黎明が訪れるその時こそ、千年の大楽章が初めて奏でられる瞬間。 その楽章の名はモンド。自由を心に抱く者は皆その調べの奏者となる。 ただ、最初に弦を奏でた者の血肉だけでは、一つの国を築き上げる歌を支えきることはできなかった。 時の権能を模する大楽章を呼び起こし、一瞬の烈火の怒りを千年の刹那へと解き放ち、 詩人の身は高塔と共に滅び去り、刻まれるはずだったその名も時の風に洗い流されてしまった。 雪が春のそよ風の中に消えゆくように、誰も知らず、再び呼ばれることもない。 小さな風の精霊だけが、時と風の母から権能を譲り受けたその日に、 静かに過ぎ去った一筋の時を摘み取り、時を転じても救えることのできない名前を手にした。 「親愛なる友よ、この千年の優しい風と、幸せへの憧れと自由な夢を受け取ってくれ」 「ボクのことを悲しまないで、風が吹いている限り、人々はボクのように明日への希望を歌うことができるから」 ゲーム内テキスト(966文字)
空の杯
無言の酒宴
古の青い酒杯。遥か昔、とある無名の吟遊詩人のものであったと言われている。
不毛の上古時代。柔らかな春風が氷雪を散らすことのなかった時代。 蒼き杯に甘美なる酒が満ちることはなく、唇を伝うは苦き歌だけだった。 寡黙な弓使いは暴君に向かって最後の矢を放ち、その身を捧げて堅牢な風の壁を貫いた。 抗争の合唱が響き渡り、そよ風は荒れ狂う怒涛となって、孤独な王の心臓を突き刺した。 それは本来、凡人が神々に反逆する終末であり、烈風の主は高塔から落ちるべきだった。 だが、牢獄から解放された英雄たちが犠牲となった仲間たちを悼む間もなく、 狂乱の暴風が突如吹き荒れ、新たな命を手に入れたすべての者たちを飲み込もうとしていた。 それはすべてに見放され、虚しい夢が砕け散った暴君が、崩れゆく玉座の上で放った最後の嘆きだった。 最も弱き神といえども、消え行く怨嗟の力は凡人の築いた堅城すら打ち砕くほどのものであり、 まして、天空を凍てつかせ、烈風で山々を砕き、巨竜をも射落とした神王なら、その力はなおさらである。 神を討つべく全力を尽くした抗争者たちは、もはやその予期せぬ災厄を止めることができず、 廃墟に芽生えたばかりの希望は、猛り狂う嵐に飲み込まれ、滅びへと向かうことを運命づけられていたかのようだった。 破滅の轟音が迫りくるその瞬間、精霊たちと騎士、そして尖塔の下にいた人々の目に映ったのは、 戦いの心得などあるはずもなく、弦を弾いて音楽を奏でることしか知らなかった少年が、烈風に向かって立つ儚げな姿であった。 その瞬間の深き秘密を語る歌も、その瞬間の真理を究める詩篇などもなく、 大地の骨を引き裂くほどの風が、突如として静まり返った。後世の信者たちはそれを神業と呼んだ。 崇められし詩の主のみが知っていた。黎明の前に刻まれたのは、どのような言葉だったのかを… ゲーム内テキスト(740文字)
理の冠
愛慕の恋歌
青玉と青い水晶があしらわれた華麗な髪飾り。遥か昔、烈風の王が寵愛していた者に贈ったのものだと言われている。
金色に揺らめく杯の中には血のような果実酒が溢れ、水色の翡翠が白い髪の編み目を優しく撫でていた。 裸足で蒼銀のように細く砕けた氷雪を踏むことはなく、ただ雪のように細く砕けた蒼銀だけが爪先に落ちていた。 そびえ立つ高塔の影の下、幻惑の檻の中で、女狩人は君王の寵愛を受けていると思い違いをしていた。 流浪の職人——彼女に純金で作られた歌う小鳥を捧げ、命乞いをした職人も、 このような玩具が二度と他人の手に渡ることのないようにと、彼女の君王の凜冽な烈風によって両腕を切り落とされた。 かつて蒙昧な末裔たちが烈風に頭を垂れ、彼女を生贄のように尖塔の王に捧げた時、 白フクロウと枯枝に眠り、隼と荒野で舞を共にした弓使いは、まだ知る由もなかった。 万民に恐れられる風の主が、彼女の弓の技を認め、寵愛を受ける側近として抜擢することなど。 彼女がその君王と出会うまで、優しい愛と燃えるような憎しみを理解することがなかったように、 彼女がその君王と出会うまで、荒野を渡り歩く弓使いが人としての心など持ち合わせていなかったように。 生まれながらにして善意と自由の夢を背負い、絶望の風の壁を歌声で貫こうと願う者がいるとすれば、 神もまた己の妄執と傲慢に囚われ、永遠という名の空想に溺れるしかないのならば、 生まれながらにして何かを欠いている者もまた存在し、ただ盲目の執着によって心の空虚を埋め合わせるしかないのだ。 「愛しき主様、あなた以外の誰も私に優しい夢を見せてはくれなかった」 「波が砂浜に優しく口づけしようと、青々とした森が大地の緑を抱きしめようと」 烈風は蟻のように小さき者の苦しみなど映すことはなく、 彼女の目には神王の孤高なる姿しか映らなかった。 彼女に愛とは何かを教えてくれた主のために、 あの恐怖と憎悪の視線を消し去るべきだ。 しかし—— 彼女が王に捧げる勝利がどのようなものであろうとも、 彼の牢獄のために誰かの喉を刺そうとも、 反逆の村がどれだけ荒れ果てた廃墟となろうとも、 彼の耳元で幾度優しく囁きかけようとも、 その尖塔の頂に君臨する王、烈風に戴冠された王、 臣民を見下ろし、威圧し、寵愛する王は、 決して彼女に語った愛を注ぐことはなかった—— 平民たちへ惜しむことなど一度もなかったその愛、 凡人の血肉を引き裂くほどのその烈風。 やがて盲目の恋から目覚めた彼女は気が付いた。 出会った日から、最初から最後まで、 彼の目に彼女の姿が映ることは、一度たりともなかった。 そうだ、風の帷に捧げる舞と優しい囁きでさえ、彼の一瞬の視線すら得られないのなら、 血塗られた栄光と殺戮の悦びすら、彼の視線を永遠に独占することができないのなら… ——ならば、彼の視線を、彼女が刻まれたその瞬間に永遠に留めよう。 これこそが彼女の理解できる、王への愛に応える唯一の方法、 それこそが彼が見せた、愛と言う名に相応しい唯一の存在、 どれほど愛を語り続けようと、彼の周りには刀の如き鋭い風しか吹いていない。 「愛しき主よ、私の心はあなた以外の誰も愛することはない」 「だから、どうか——どうかあなた様も私だけを見つめてほしい、私だけを」 ——愛とは何かを知らない人と、愛とは何かを知らない神は、 互いを引き裂くその瞬間まで、互いの心を知ることはなかった。 ゲーム内テキスト(1378文字)