炎神
ナタを統治する神。マーヴィカ
ナタを統治する神。マーヴィカ。理念は「戦争」。
戦争を理念に掲げているが、これは好戦的という意味ではない。ナタは長く深淵と戦い続けてきた国で、戦うことそのものが生き延びる手段だった。
この国の死生観は聖火と結びついている。倒れた者の魂は炎に還り、次の世代へ渡される。戦い続けるための仕組みとして、死が循環に組み込まれている。
一次資料での用例
7この言葉が出てくる場面
24五百年前、私がカーンルイアに着いた時、無想刃狭間を彷彿させる凄惨な焦土を目撃しました。それは、炎神の怒りだと…しかし今になって、その人物に会う機会があろうとは思いませんでした。もしよろしければ、紹介していただけませんか?広々とした場所で、「武人」同士でぜひ武の心得を語り合いたいものです。
ナナツカヤンの子供たちは皆、原鉱と宝石についてのおとぎ話を聞かされて育つ。カチーナの両親も彼女が寝る前にそういった物語の一つを語り聞かせたことがある。 ——こだまの子によって掘り出される前、原鉱は岩盤や泥と一緒にただ静かに山奥に眠っていた。 原鉱は自分に宝石になれる可能性があることを全く知らず、ただ長い孤独と闇に耐えていた。自分を宝石と呼ぶこともなかった。 「吾はただの石ころに過ぎない。」そう思っていた。 強い風が表土を吹き払い、川が泥や砂を洗い流し、地震が岩盤を割った。こだまの子のノミによって山の奥深くから掘り出されたときでさえ、まだ自分の石の心に光り輝くものが宿っているとは気づいていなかった。 砕かれ磨かれるとき、原鉱は激しい痛みを感じた。ノミと砥石車は原鉱の多くの部分を削り取り、平凡な外殻を剥ぎ、臆病さを象徴する模様を取り去った。こだまの子にとって、この過程は美と喜びに満ちていたが、原石はただ戸惑い、ノミと砥石車に涙ながらに尋ねた。 「なぜ吾はこんな目に遭わねばならぬのだ?」 ノミと砥石車は、原鉱が宝石の本質を現すためだと分かっていた。 しかし、そう口にすることはなかった。ノミと砥石車は研磨を無数に繰り返し、多くの原鉱が初めて光を放つ瞬間を見てきたから、ただ静かに見守っていた。 最後の工程が終わり、原鉱は初めて他人の目に映った宝石としての自分の姿を見た—— 夜神の国を一人で歩いている時、カチーナは何度もこの話を思い出した。宝石はどんな姿をしているのかと、両親に尋ねたことを覚えている。しかし、夜神の国の寒さが記憶をぼやけさせ、カチーナは物語の続きを思い出せなかった。それでも彼女は、両親との思い出の温もりで、魂の炎を燃やし続けることができた。そして自問することをやめ、自分が砕け散る劣等な鉱石であろうと、希望を秘めた宝石であろうと、とにかく前に進もうと決意した。まだやり遂げていないことがたくさんあり、再会したい人もたくさんいる。 太陽の下に戻った時、手を差し伸べる旅人を見て、彼女は宝石がどのようなものであるかがわかったような気がした。 それは、どんな絶望の中でも、天地を支えられる頑丈さを持つもの。 そして、暗闇の世界をも照らせる不滅の希望を持つものなのかもしれない。 今、彼女は「帰火聖夜の巡礼」から凱旋し、自らの実力を証明した。ついにこの日が来たのだ。彼女は人々の称賛を集め、他人に信念と勇気をもたらした。炎神様が彼女に告げる。カチーナという名が謎煙の主によって旗に記され、ナタの英雄譚の一部として地脈に刻み込まれ、不滅の伝説として語り継がれると。 涙と勇気で磨かれて、ついに、カチーナという名の宝石が誕生したのだ。
炎神さまから直々に「ナタの英雄」だなんて言っていただける日が来るなんて、夢にも思わなかった。炎神様はナタの戦士なら誰もが崇拝する存在なのに、わたし…わたしはそんな存在から…うぅう…思い出すだけで感動しちゃう。ひっく…ごめん、本当にごめんね。泣くつもりじゃなかったのに…
俺はいつも人に代償を求める側だった——炎神様が「反魂の詩」で俺を夜神の国から連れ戻してくれるまではな。「代償」を払う側になって…俺は初めてその本当の意味を理解できた気がする。強き者にとってそれは取引の手段で、弱き者にとっては賭けの対象となる。いずれにせよ、一番大事なことは、賭けに出る勇気があるかどうかだ。
炎神様はナタで一番尊敬されてる人で、あたしもすごく憧れてるの。炎神様だからってだけじゃないよ。あのね…サーフィンする姿がめちゃくちゃ格好いいんだ! 炎神様を水上レースに誘ったことがあるんだけど…ん?どっちが勝ったのかって?そうだなあ、じゃあまずはあたしと勝負して。あたしに勝てたら教えてあげる!
炎神様でさえ認めた職人の力は疑う余地もないよね。たとえ古名がバラバラになっても、彼女なら完璧に復元できるでしょ…って!縁起の悪いこと言っちゃったかな?あんな大事なものがバラバラになるわけないよね!今のはナシ、君は何も聞こえなかった。ね?
私の「帰火聖夜の巡礼」での勝率が高いからって、私と炎神様を比較する人がいる。でも、それはあまりにも偏った見方だ。私が木の梢の先に止まっている鷲だとしたら、炎神様は空にある太陽だ。強くなればなるほど、炎神様の計り知れない強さが分かる。私はいくつかの試合に勝っただけだが、炎神様は…この時代の頂点に立つ存在だ。 ——だからこそ、私は自分がどこへ向かって飛んでいくべきか、はっきりと見えるんだ。
僕を捕まえるために、炎神様が彼女を送ってこなくてよかった。身長こそ勝るけど、有名なスポーツトレーナーとの駆けっこで勝てるはずがないからな。目くらましの術?いや、何度も使うと効き目がなくなるんだ。
以前は炎神様を知らなかった。 いや、炎神様が誰かはもちろん知っていたけど、言葉を交わすような「知り合い」ではなかった、という意味だ。僕から見た炎神様は、すべてを掌握し、無限の力を秘めたトーテムのような存在だった。だが、それはあやふやな理解でしかなく、あの方についてはほぼ何も知らなかったんだ。 今は少しあの方のことを知ることができて、嬉しいと思う反面、自分が情けないとも思っている…炎神様は炎が燃え続ける理由をよく知っていて、その炎を絶やすまいという意志に一切の迷いがない。僕も…ナタの力になれたらいいなと思う。 そうだ、こんなこともあった…この前のパーティーで、炎神様が緑の野菜をたくさん取っていたから、話しかけてみたんだ。そしたら、栄養バランスのとれた食事が好きだと話してくれた。なんというか、意外と繊細な一面もある方だった。
マーヴィカはアウトドア派のイメージが強く、その姿は各地で見かけることができる。また彼女は仕事と訓練の他に、己の限界を突破するような挑戦を好んでいる。 一方、人々にあまり広く知られていない点もあった。それは、彼女は驚異的な忍耐力を持ち、長時間座っていられるという点だ。書籍やウォーベンを集中力を切らさずに、長い時間読むことができる。 そんな彼女のもう一つの主なインドア趣味は、謎解きをすることであった。論理的推理であれ、法則を見つけることであれ、内容が画像であろうと数字であろうと、あるいは物語であろうと、彼女は瞬く間に夢中になり自分の世界に入る。 楽しい推理と判断の時間を過ごした後、彼女は謎解きのクオリティ、難易度、そして合理性に基づいて点数をつけ、同じ趣味を持つ仲間たちに比較的信頼できる参考情報を提供している。 しかし、その趣味にはひとつ問題があった。謎解きゲームは基本的に一度きりしか楽しめないものが多く、繰り返し遊ぶことが難しい。さらに、マーヴィカの謎を解くスピードが速すぎて、クリエイターたちの製作ペースを遥かに上回ってしまうのだ。 そのため、マーヴィカは日々新しい謎を探す一方で、過去に解いた謎に難易度や複雑さを増す制限を加えるなどして挑戦している。 例えば、パズルを組み立てる際には、通常通りピースを選択できるが、はめ込む際には裏返して配置するというルールを追加する。そして、全体のパズルを完成させて初めて、絵柄が正しいかどうか確認することができる。 また、絡み合った金属のピースを外す謎解きでは、そのうちの一つを机に固定する。これにより、本来簡単に解ける向きが使えなくなり、新しい方法を考えなければならなくなる。これは金属だけでなく、紐を使った謎解きにも有効だ。 時間が経つにつれ、マーヴィカは自分で考えた挑戦の遊び方も、元の謎解きと共に評価して記録し、高いクオリティを持つ謎解きをまとめた本を作り上げた。 最初、彼女は「談議室」でこの資料を公開し、愛好家が謎解きを選ぶ際の役に立ってほしいと願っていた。謎解きという比較的マイナーな趣味を広めようとしたための行いだったが、最初にこの資料の有用性に気付いて手にしたのは、予想外なことに謎解きの販売者だった。 彼らは炎神マーヴィカのオススメという名目で大々的に宣伝した。しかし、謎解きに対する評価基準は人それぞれ異なる。この資料はマーヴィカの個人的な趣味を反映しているだけであるため、すぐに様々なトラブルを起こした。 それ以来、マーヴィカはこの資料を公開するのをやめた。だが、もし本当に謎解きを愛する者であれば、今でも「談議室」に申請することで資料を閲覧できる。 ——ただし、マーヴィカのコレクションからスタッフがランダムに選んだ謎を解いて、自分が謎解きのプロであると証明できれば、という条件付きでだ。
マーヴィカは「懸木の民」のごく一般的な家庭に生まれた。彼女の母親は情熱的で勇敢だが慎重さに欠け、父親は物知りだが口数が少ない性格であった。そんな二人の生活は結婚当初からケンカが絶えなかったという。 だが、子供の誕生がすべてを変えた——マーヴィカはまるで永遠にエネルギーを放つ、熱く純粋な小さな太陽のような存在であった。彼女は体当たりするかのような勢いで、家族間にある壁と闇を取っ払ったのである。 幼いマーヴィカは、この世界のあらゆるものに好奇心を抱いていた。そして、彼女の質問に父親が答えるたび、尊敬の眼差しと明るい笑顔を返した。時が経つにつれ、父親は次第に人と交流するようになり、自分の考えを分かち合う楽しさを感じるようになった。 父親から知識を学んだマーヴィカは、母親にもくっつき、毎日冒険したいとせがむようになった。勇敢な彼女はいつも先頭に立って突き進み、そのたびに母親をヒヤリとさせた。そんな日々を繰り返すうちに、母親は自分の無謀な行動も他人の目から見れば良くないものだったのだろうと気付き始めた。 マーヴィカの成長は同年代の子供たちよりも早く、彼女は父から学んだ知識で母親が軽率であることを指摘し、母から学んだ経験で父の考えが理想的すぎることを指摘できるようになった。 彼女は、意思疎通の難しかった二人の間を繋ぐ架け橋のような存在となっていた。長年積み重ねた矛盾とすれ違いは春の雪のように溶けていくことになる。父がマーヴィカに武術を教える時には、母もそばで助言し、母がマーヴィカを連れて竜を躾ける時には、父も同行するようになった。 しかし、マーヴィカをさらに一歩前進させたのは、そのあと家に舞い降りたもう一人の天使——妹のヒネであった。 マーヴィカはもともと家族間の関係において重要な役割を担っていたこともあり、彼女はすぐに姉という立場に慣れ、両親から学んだことをひとつずつヒネに伝えていった。 ヒネは手のかかる子だった。時にやんちゃで、時に静かで、言うことを聞かないことも多々あった。家族三人がテーブルに集まり、頭を抱えてため息をつく日もあった。ただ、それも日常の温かなひとコマだ。 ある日、父とマーヴィカがヒネに授業をしていると、ヒネがこんな質問をした。 「炎神ってみんな普通の人間なんだよね。なら、炎神になった人がみんなを守るってどう保証するの?」 「みんな普通の人間だからこそ、保証なんていらないんだ。」 「お父さんまたなぞなぞ?よくわかんないよ。」 「お姉ちゃんに聞いてみたらどうだ?マーヴィカならもう分かってるはずだ。」 マーヴィカはただ微笑みながらヒネを抱きしめ、何も言わず彼女の頭を撫でた。
五百年前、マーヴィカがナタを救う計画を族長と選りすぐりの戦士たちに話した後、人々の意見ははっきりと分かれた。 マーヴィカという重要な指導者と戦士を失うのは、受け入れ難いと考える者がいたのだ。この時代すら守れないのなら、未来を考えることになんの意味もない、と。 しかし、彼らのほとんどはマーヴィカや各部族の族長に説得され、炎神の計画こそが勝利への唯一の道であり、たとえその時代ではリスクが高く、実現の可能性が低いとしても、それに賭けるしかないのだと納得した。 戦士たちは一斉にマーヴィカの「談議室」を訪れ、自分の大切な持ち物を差し出した。それは、将来の非常時に必要な「燃料」として使うためのものだった。 この必要な犠牲に対して、勇敢な人々は誇りを抱き、一切躊躇わなかった。それを渡して去ろうとする彼らをマーヴィカは呼び止め、温かい飲み物を一杯用意し、その品にまつわる物語を聞きたいと言った。 彼女は、そのすべての物語を未来に運ぶことを決め、また必ずそうしなければならないと感じていた。人の寿命は時間を超えられないが、記憶は超えることが出来る。たとえ未来でこれらの物が存在しなくなっても、その物語が語られ続ける限り、彼らは未来の人々と共に勝利の光を迎えることができるのだ。 そのため、マーヴィカの旧友も、あまり面識のない戦士も、「談議室」で思う存分語った。勇敢な戦績を誇らしげに話しながら胸を叩く者もいれば、親しい友人や家族の死を思い出して涙を流す者もいた。 すべての品物は適切に保管され、五百年の間にその数はさらに増えていき、今に至っている。 自分の物語を話し終えてカップの中身を飲み干した後、しばしの間をおいて、似たような話はあるかとマーヴィカに尋ねた者がごくわずかにいた。 彼女は微笑みを浮かべながら、両親やヒネ、そしていたずらっ子な二匹のユムカ竜のことを話した。これらは彼女が失おうとしている時間の中で、最も大切なものだ。 「それってみんな大切なものですよね…」 「いや、計画が決まった瞬間、どれも重要なものではなくなった。私自身でさえな。」
我々は、時間という遥かなる川に残された炎の跡を追いかけ、やがて闇の地にたどり着き、血と涙で故郷を築くことになるだろう。そして今、未来へと延びた道の先で新たな旅が始まろうとしている。私は炎神マーヴィカ。君の目に映る世界に闇が降りかからぬよう、力を貸そう。
ナタにはこれまで多くの炎神が存在した。炎神たちは、最も重要な知識と記憶を聖火の中に残して後任に引き継ぐわけだが、その凄まじい情報量は、受け継ぐ者の精神に影響することもある。だから、私は炎の中にこんな言葉を残した——「炎になる前に、まずありのままの自分を誇りに思え」とな。
炎神としての最も重要な責務は果たせた。本来なら、新たなナタの未来に私の居場所はないはずだった。そうなることを数百年前にすでに受け入れていたから、今のこの状況はかえって少し戸惑ってしまう…だが、君のおかげで進むべき道が見えてきた——可能性を探し、学び、より多くを救うために尽くそう。
炎神マーヴィカ、これより参戦する。
シトラリの友人たちが彼女の誕生日を祝おうとすると、いつも厄介な問題に直面する——彼女は一体何歳なのか? 何歳にせよ見た目からは分からない。 シトラリがよく口にする言葉を信じるなら、二百歳が答えのようだが、謎煙の主の一部の年長者の話によると二百歳以上だという。なぜなら彼女は二百年前に起きたことをよく知っているからだ。 「もしかして幼い頃、竜に引き取られたことがあるんじゃないか?」とチャスカは推測した。彼女も幼い頃、クク竜に育てられていたため、自分の本当の年齢が分からないからだ。 「二百歳でも二百歳以上でも、ばあちゃんはばあちゃんだ。」オロルンに聞くとそう答える。幼い頃からシトラリに育てられてきたオロルンにとって、彼女の時間の流れは特段気にするものではないのだろう。 しかし、シロネンはその答えを気に入らない。何しろ、ケーキを予約するのに曖昧な数字では、お店に迷惑をかけてしまう。シロネンにとって、ニーズをはっきり伝えるのは客としての最も基本的なマナーなのだ。 「ハハッ!たった二百年ぽっちでこんなに悩むとはな。この偉大なる聖龍が生きてきた年数を知ったら…」空気を読めないアハウは、すぐさまキィニチによってどこかに飛ばされた。 「二百歳ってことにしようよ!シトラリおばあさまが自分のこといつも二百歳って言いたい気持ち分かるもん。だって綺麗なお姉さんたちも自分を永遠の十八歳って言ったりするでしょ?そのほうが若く見てもらえるわけだし!」ムアラニの提案に皆しばらく考え込んだが、結局は却下された。なんたって「永遠の二百歳」という表現で若さを表すのもおかしな話だろう。 皆が困っている間、行動力のあるイアンサはマーヴィカを呼んで、聖火から伝承された記憶に手がかりがないか探そうとした。しかし、マーヴィカであっても正確な答えは出せなかった。歴代の炎神の記憶にあったシトラリは、どれも人里離れたところで生活を送っており、そこから具体的な年齢を推測するのは難しかったからだ。 こうして皆、長く悩むことになった。何しろシトラリに直接聞くことはできない。あの鋭い大シャーマンはきっとすぐにその質問の意図を見抜いて、サプライズの意味をなさなくなってしまう。 最終的に、この厄介な問題はひとまず置いておき、年齢とは関係ないデザインのケーキを買うことになった。 誕生日当日の夜、ドアをノックしてシトラリを家から誘い出した後、皆で手際よくケーキとプレゼントを並べた。こうして長いこと準備してきた誕生日パーティーはついに成功するのであった。 皆の熱意が伝わり断りづらかったのか、シトラリはその夜、たくさんのお酒を飲んだ。彼女が酔っぱらっているのをチャンスと見て、好奇心旺盛な皆は、ずっと気になっていたことを聞いてみた。 「ワタシがいくつだって?ヒック!面白いコトを教えてあげる。このセカイで長生きしてるのはワタシだけじゃない…みんなきっと同じ。最初は年齢を数えてられるけど、歳を重ねるうちにメンドウになって、だんだん数字を気にしなくなって…ヒック!まあ、ワタシはちょっと変わってるからね…最初は年齢なんて気にしてなかったけど、あのコトがあってからどんどん歳を取ってるコトに気がついて…その時から年齢を数えるようになったの、今日でちょうど二百年なはず…ヒック!」 なぜ二百年と言ってきたのかその理由をようやく理解できたが、同時に新しい疑問も生まれた。二百年以上もこの若さを保っているシトラリに、歳月の流れを意識させた出来事とは一体なんだったのだろうか? だが皆、自分の好奇心を抑えた。なぜなら、シトラリが夜空をぼうっと見つめていたからだ——つまり、彼女はもう眠ってしまったのだ。
マーヴィカが…コホンッ、シツレイ。炎神さまが先日、急にうちに来ていろいろとハナシをしていったの。彼女が帰った後、夜食を食べようとしたときにようやくナニを自慢しに来たのか分かってね。ベツの国にこんな古いコトバがあるけど、彼女がまさにそれね。「聖人は常に謙虚でいるが、自分の責任を語るときだけ、誇らしげに『自慢話じゃないが…』と言う」のよ。
炎神マーヴィカ様のこと?そうだね…一目見ただけで、こっちまでサングラスをかけたくなるような人って言ったらいいかな。まるで本物の太陽みたいで、手を握られると心の中の鬱屈や暗雲が一瞬で燃えてなくなるような感覚になるの。 …マーヴィカ様の夢をじっくり味わったことはあるかって?あ、あるわけないって…そんなじっくり味わう勇気なんてないし…。前にマーヴィカ様から食べてみないかって軽く言われたけど、あの方の夢に入った途端、火山にでも足を踏み入れたかのような熱に思わず咳き込んじゃったの… たぶん、あたしの妖力が足りなかったんだろうね…
ムアラニは…あたしが今まで出会った人の中で、誰よりも親切におもてなししてくれる子だよ。あたし、長いことナタに滞在してたんだけど、その時「流泉の衆」に住んでたの。彼女の助けがなかったら「流泉の衆」でお店を開くこともできなかった。ムアラニに「談議室」に連れて行かれて、炎神のマーヴィカ様を紹介された時はホントびっくりしたけど… ただあの子、波のように気分が変わりやすくってね。波のてっぺんに飛び乗るくらい勢いがある時もあれば、波の一番下をプカプカしてたり、暗流の中を潜ってたりすることもあるの…あたしには彼女のことを理解するのが難しいみたい… あの子の心理状態?それなら心配いらないよ。彼女は今まで見た中で、精神状態がトップレベルで良好だから。もしかしたら、あたしのほうが彼女に相談したいくらいかも…
幼少期の思い出のせいか、誰かに頼ったり、守られたりするのが苦手だったんだ。でも炎神様の後ろなら、安心していられる。炎神様の威厳に圧倒されたってわけじゃない。むしろ、大切な友達だと思ってる。それでも炎神様についていくのは、暗闇の中で炎を追い求める本能みたいなものだ。
「帰火聖夜の巡礼勝者レッスン」って聞いたことはあるか?アタシが開催したものだ。これまで何度も勝ち抜いてきたから、尋常ならぬ何かの力を持ってるんじゃないかって思われてた。なにしろ、小柄で帰火聖夜の巡礼を勝ち抜くなんて珍しいからな。でも、アタシの力は摩訶不思議なものなんかじゃなく、計画を貫いた結果だって、みんなに伝えたかったんだ。初めは無料だったんだけど、何故か詐欺なんじゃないかって疑われて、何回も通報されてさ。炎神様のアドバイスを受けて、授業料を取るようにしたら、応募者が増えたんだ…
炎神さまがトレーニングで使ってるバーベル・プレートって、どれもあの「双駆輪」の五倍の重さがあるらしいよ~!しかも、最初から十枚も使うんだって…あと聞いた話だと、炎神さまは指二本でクビナガライノくらいおっきな岩を持ち上げられるんだって~!こんなに力持ちな人が横にいたら、恥ずかしくてバーベルでトレーニングなんてできなくなりそうだけど…炎神さまは別でね。あの方の声には安心感があるし、その眼差しはわたしを励ましてくれるの。たとえ炎神さまには追いつけなくても、毎日120パーセントの力でトレーニングしてるんだ。自信をなくしてスネるほうが、もっとダメだかんね!
前に急患が出たとき、炎神様が俺を乗せて運んでくれたことがあるんだ。ほんとやばかったぜ、きょうだい。目ん玉ぐるんぐるんな状態で竜を治療する羽目になってな…でも、あの時初めて自分がそんな状況でもやれるんだって知ったよ。こうやって人の潜在能力っつうのは引き出されるもんなんだな。
そのほかのゲーム内テキスト
40だが、炎神様はアビスが完全に倒されたわけではない、ということも強調されていた。警戒を怠ってはいけないな。
…。謎解きという比較的マイナーな趣味を広めようとしたための行いだったが、最初にこの資料の有用性に気付いて手にしたのは、予想外なことに謎解きの販売者だった。 彼らは炎神マーヴィカのオススメという名目で大々的に宣伝した。しかし、謎解きに対する評価基準は人それぞれ異なる。この資料はマーヴィカの個人的な趣味を反映しているだけであるため、すぐに様々なトラブルを起こした。 それ以来、マーヴィカはこの資料を公開するの…
そんな、多くても一割ですよ。炎神様とシロネンの問題をアタシに転嫁しないでください。
複雑な構造をした石の円盤。中央にナタの竜たちの印が刻まれており、パックス神殿に祀られている灼石の円盤と同じ形をしている。灼石の円盤は聖火と繋がっており、ナタ人、竜、聖火、炎神の交誼が表現されている。そのため、貢物を受け取る際は、円盤中央の円形構造が一周回転する。これは各部族が聖火を集める際に経験した戦いと鍛錬を象徴している。
その名前は覚えられそうにないが——炎の龍王が亡くなり、初代炎神が烈火から蘇った後…
この前の騒動が収まってから、炎神様は北方の情勢を考慮して、ナド・クライから来た人々を受け入れるための簡易的な港を作ることにしたんだ。
わしらは正しい道を歩んでおる。炎神様が導いてくれるだろう。
なるほど…分かった。ではあらためて自己紹介といこう。我こそは、初代炎神シュバランケだ。親愛なる太陽、あるいはシュバちゃんと呼んでくれて構わぬ。
「あのー…新しいエクササイズの推進に関する相談につき、先週炎神様に面会を申し込んだ者なのですが…」
そういうことだ。炎神様が大会に出場できないことは知ってるだろう?会長兼審判だからな。
炎神様、すごすぎるよ!シュバランケ様と勝負するなんてほんとに大胆!
炎神様はいつも食欲旺盛なんですよ。ふふっ、熱いうちにお召し上がりください、冷めたら美味しさが半減しちゃいますよ。
ははっ、すべては炎神様のおかげです!花翼の集の族親たちに、港の増設について掛け合ってくれたのは炎神様ですから。
炎神の指揮を受けたファデュイの一部がこの近くに駐在し、ここを通るキャラバンや旅の者を支援している。情報がずっと更新されていないため、現在の状況は不明。
炎神マーヴィカ、これより参戦する。
昔も、これほど面白いものがあればな…我が性格を考えると、炎神になれていなかったやもしれぬな。
ナタに住む多くの人々に尊敬されている指導者であり、炎神。最高レベルの実力と、それに相応しい威厳を兼ね備えている。 アビスとの戦いは長い旅路であったが、記憶と愛が常に彼女を前へと進ませた。勝利への道は無数の英雄によって切り開かれたものであり、彼女は自分をその中の一人に過ぎないと考えている。 そして今でも、マーヴィカは自身の信念を貫き、ナタを新しい未来へと導いている。
「炎神」という身分は、仕事をやりやすいようにしてくれただけだ。
#あんたはよね?じゃあ、負けても恥ずかしいことじゃないわね。あんたが炎神様と共に戦ったってことは周知の事実よ。
あやつらからすれば、お前はかつてナタを統治していた残忍で愚かな悪龍と何ら変わりはない。新たな炎神にお前を斬ってもらおうと企んでいるのだ。
炎神マーヴィカの力の加護を受け、ようやく「アビスの忌瘤」を破壊することができた。全力で戦い、アビスを退けよ。
「こんにちは!以前炎神様にお届けした『ちび竜クッキー』の感想を聞きに参りました!」
君と炎神様、そして多くの勇士たちが最大の危機を鎮めてくれたおかげで、私たちナタの民は外に旅行に出られるようになったんだ。
前に急患が出たとき、炎神様が俺を乗せて運んでくれたことがあるんだ。ほんとやばかったぜ、きょうだい。目ん玉ぐるんぐるんな状態で竜を治療する羽目になってな…でも、あの時初めて自分がそんな状況でもやれるんだって知ったよ。こうやって人の潜在能力っつうのは引き出されるもんなんだな。
もし…時間があったら炎神様を呼んで、一杯飲みにでも行くか?
ただし、戦いのための戦いはご法度です。どんな悪意も炎神様の目からは逃れられませんよ。
炎神マーヴィカ様のこと?そうだね…一目見ただけで、こっちまでサングラスをかけたくなるような人って言ったらいいかな。まるで本物の太陽みたいで、手を握られると心の中の鬱屈や暗雲が一瞬で燃えてなくなるような感覚になるの。 …マーヴィカ様の夢をじっくり…
伝説によると、シュバランケは炎神になる前、光と熱を司る焔の主と戦ったという…
…タに滞在してたんだけど、その時「流泉の衆」に住んでたの。彼女の助けがなかったら「流泉の衆」でお店を開くこともできなかった。ムアラニに「談議室」に連れて行かれて、炎神のマーヴィカ様を紹介された時はホントびっくりしたけど… ただあの子、波のように気分が変わりやすくってね。波のてっぺんに飛び乗るくらい勢いがある時もあれば、波の一番下をプカプカしてたり、暗流の中を潜ってたりすることもあるの…あたしには彼女のこ…
うむ。あのときシュバランケは紛れもなく一度命を落とした…しかし復活を遂げて、改めて炎神と呼ばれる存在になったのだ。
「そちらが感じられた振動と音でしたら、この頃炎神様が毎日やられている日課のトレーニングによるものかと。」
炎神様が魔獣の長を抑えている間に、戦場を一掃する…
炎神になる前は、よくあそこの温泉に行っていた。リラックスできるだけではなく、様々な部族や、別の国の人とも友人になれる場所だ。
人としても、神としても、炎神は敬服に値する戦士だ。もし俺がナタの人間だったら、まだ人だった頃の彼女と手合わせしてみたかった…だが、そうなったらモンドは誰が守るんだ?それはいかん…やはり今のままがいい。
あれ、でもそしたら…「盗炎の賢者」と初代炎神のうち、どっちかは竜だったってことになるよな?一体どっちだ?
「炎神様…一体どんな竜をとっ捕まえてくるつもりなのでしょうか…」
パックス神殿に奉納されている灼石の円盤は、ナタ人、竜、聖火、炎神の交誼を意味するシンボルである。
幼少期の思い出のせいか、誰かに頼ったり、守られたりするのが苦手だったんだ。でも炎神様の後ろなら、安心していられる。炎神様の威厳に圧倒されたってわけじゃない。むしろ、大切な友達だと思ってる。それでも炎神様についていくのは、暗闇の中で炎を追い求める本能みたいなものだ。
マーヴィカが…コホンッ、シツレイ。炎神さまが先日、急にうちに来ていろいろとハナシをしていったの。彼女が帰った後、夜食を食べようとしたときにようやくナニを自慢しに来たのか分かってね。ベツの国にこんな古いコトバがあるけど、彼女がまさにそれね。「聖人は常に謙虚でいるが、自分の責任を語るときだけ、誇らしげに『自慢話じゃないが…』と言う」のよ。
その戦いで勝ち残った勇者シュバランケが、初代炎神となったのだ。