聖火
ナタの信仰の中心にある炎。竜と人の魂が還る
ナタの信仰の中心にある炎。
ナタでは、竜と人の魂がこの炎に還ると考えられている。死は終わりではなく、聖火に戻って次へ渡されるもの——という死生観が、この国の戦いと祭りの両方を支えている。
七つの国それぞれに「死をどう扱うか」の形があるが(璃月の往生堂、フォンテーヌの裁判)、ナタのそれは最も循環に寄っている。
一次資料での用例
6この言葉が出てくる場面
13キィニチは古名を得た後も、歴史上の英雄のように人々のために犠牲になることを約束しなかった。 彼はただ、とある夜巡者の戦争に黙々と参加し、そしてためらうことなく壮絶な死に身を投じた。 そこは危険極まりない戦場。アビスの力は初めて見せる邪悪な特性をもって、よく知る人物に姿を変え、夜巡りの小隊に奇襲を仕掛けてきた。 馴染みのある姿に、戦士たちはみな一瞬固まった。そのわずかな隙を突かれ、彼らは邪悪な存在を前に次々と倒れていった。 キィニチもまた、同じ難敵に直面していた。目の前に現れたのは、記憶の中の母親だ。 彼は昔、こんな想像をしていた。もしいつか母親と再会できたら、必ず『セミの静かな丘』の結末を聞こうと。 しかしその瞬間、狩人の本能が彼の脳よりも早く反応し、母親の姿で微笑みながら腕を広げるアビスの魔物を一刀両断した。 それからキィニチは容赦なく、次々と「見知った顔」を切り伏せた。無論、本当に冷血なわけではない。一つひとつの顔に剣を振るうたび、その心は重くなっていった。 この戦いに勝てば、犠牲になった仲間たちを連れて帰れると理解していたからこそできたことだ。そのため、戦死する仲間が増えるほど、彼の剣はますます鋭くなった。 しかし、魔物の大軍はイナゴのように尽きることはなく、また夜巡りの小隊はそれまでの襲撃で既に大きな打撃を受けていた。 気づけば、そこに立つ人間はキィニチだけになっていた。彼の両目は血でべったりと汚れ、全身は傷だらけ。それでも魔物はなお迫ってくる。 ここで力尽きるのだと、そう悟った。その時、初めてアハウの声から荘厳な響きを感じ取った。 「キィニチ、オレの力も限界だ…」 「でもよ、『クフル·アハウ』の名にかけて、お前の体を貰った後、偉大なる聖龍がお前らのために復讐してやる。」 キィニチは、普段では想像できないような大声で笑った。その笑い声とともに、手の中の剣を再び振りかざし、近づいてきた魔物を二、三体切り裂いた。 だが、もうここまでだ。彼の隙はますます顕著になり、そして、一体の魔物の鋭い爪がその背中を貫いた。 キィニチは体を硬直させ、ゆっくりと頭を垂れる。傷口からは止めどなく血が流れた。それでも彼はよろめきながら前へと進み、魔物をまだ殺そうとする。 地面に滴り落ちる血が弧を描いて繋がり、終幕の楽譜を描いた。力尽きたキィニチは跪く、そして休符が打たれた。 夜巡りの小隊で最後まで抗った戦士、キィニチは戦死した。 アハウは目を閉じ、共に戦った者に哀悼の意を表した。しかし再び目を開けたとき、目の前の光景に息を呑んだ。 何故か、キィニチが再び立ち上がったのだ。それだけでなく、血の色を失っていた両手が再び大剣を握りしめていた。 「キィニチ」は再びアビスの大軍へと突撃する。休むことなく、その剣光は戦場を照らした… アハウは驚きながらもよく観察する。するといつの間にか、ハートの模様があしらわれた翠色の宝石が、キィニチの貫かれた胸元にぶら下がっていることに気づいた。 宝石は生気にあふれ、意識を失っていたキィニチの体を鼓舞し、疲れを知らない、本能だけで行動する凶暴な獣へと変化させていた。そうして、すべての魔物を斬り殺すまで彼は戦い続けた… …… 再び目を覚ましたとき、そこは聖火競技場だった。周囲を取り囲む人々が熱狂的に反魂の詩を歌っていた。 彼は振り返り、一緒に戦争に参加した仲間たちが、歌声の中で一人ずつ目覚めていくのを見た。 「俺たち…勝ったのか?いったい誰が…」キィニチは自分の胸をさすりながら呟いた。確かに、アビスの大軍の前に倒れたのを覚えている。 しかし、何者かが自分たちを勝利に導いたのは間違いない。そうでなければ、反魂の詩で死者が蘇ることはないのだから。 「なに寝ぼけたこと言ってんだ?お前は、頑丈なイナゴだったってことだ!」アハウはがっかりした様子で地面に倒れ込み、宝石を投げつけた。「オレを手に入れただけじゃ物足りず、神の目まで手に入れるとはな。ケッ!いつになったら、その体を手に入れられるんだか!」 …… 新たな命を得た夜、キィニチはベッドに寄りかかり、翠色の神の目を指でなぞった。 彼を取り囲む人々、雷のように響く歓声、神聖で熱い反魂の詩が頭に浮かんだ… 彼はふいに、いつからか自分が最初の目標から外れていることに気づいた。 最初はモラへの憧れから英雄の道を歩み始めたが、今ではもっと大切なものを守りたいと思うようになっていた。 仲間を守り、故郷を守り、人々の笑顔を守る…この変化がいつ始まったのかは分からない。だが、おそらく種はかなり早くに蒔かれていたのだろう。 「英雄は一人ひとり記憶するに値する。彼らには強さだけでなく、自己犠牲の精神もあったからだ…」 「それは英雄が生まれながらに持つ美徳だからだよ…」「それ自体が高貴なものであり、英雄を英雄たらしめるのだ…」 キィニチはリックの最初の授業をぼんやりと思い出した。今の自分が当時よりも崇高で、自己犠牲の精神があるとは思わない。 しかし、当時よりもはっきりと理解していた。欲しいもののためなら、今はどんな代償であろうと払うことができると。
「謎煙の主」は聖火競技場の西、ナタの心臓部に位置している。遠方から眺めた時に、谷の中に薄暗い紫色の光が漂っている辺りがそうだ。 人々が謎煙の主の民に抱く印象にも、その光景のような雰囲気がある——彼らは神秘的で奥深い、難解な言葉をよく使うのだ。そして、診療や占いなどの依頼を受けて外出する時を除けば、めったに姿を見せることはない。 しかし、オロルンは例外だ。人と交わることが好き…と言う意味ではなく、彼は野外を探索することを好むのである。人里離れたところに住み始めたと思ったら、どんどん集落から遠ざかり…今や、たとえ十頭のライノ竜で引き戻そうとしても、そこから動く気は起こさないだろう。 それだけではない。彼と話したことがある者なら、彼の思考についていくのは一苦労だと誰もが実感するはずだ。彼と話すことは、才能と努力が試される二重の試練を受けるようなものである。 しかし、オロルン本人は人にそんな試練を与えようとは思っていない。彼の言葉や行動は大抵の場合ごくシンプルで、深読みする必要などないのだ。 ある例を紹介しよう。ある日、オロルンの住まいを通りかかった親切な人が、集落の外に住む彼を心配してこう尋ねた——「一人でここに住んでいるのは、もしかして…部族の人と揉め事でもあったからなのかい?何か力になれることがあれば、言っておくれ」 「いや、そうじゃない。」 オロルンは花のつるを弄っていた手を止めて立ち上がり、周りのミツムシを見つめながら真剣な表情で言った。「この子たちがここを気に入ったらしい。だから、ここで一緒に暮らそうと思ったんだ。」
マーヴィカの名を前にすると、ナタの住民たちは賛美の言葉を惜しまない。指導者としても、神としても優れた彼女は、その役目を十二分に果たすため、人々から尊敬されている。 彼女はこの国の頂点と言えるほどの力と、それに相応しい気質まで持ち合わせている。たとえこの地に着いたばかりの異邦人でも「聖火競技場」でその演説を聞けば、彼女が太陽の名に恥じぬ存在であることが分かる。 マーヴィカは威厳に満ちているが、決して堅苦しい人物でも、厳格で感情をあまり表に出さない女王でもない。非公式の場では、親切な優しいお姉さんとして親しまれている。彼女は人と話すのが好きで、合理的な提案ならば積極的に受け入れる姿勢をとる。 「帰火聖夜の巡礼」の前日、いつも通り賑やかな「草臥の家」は人で溢れていた。マーヴィカはよくここに来て、みんなとカードゲームをしたり、歌をうたったりする。たとえ酔っ払いが酒をかけてきても、彼女は微塵も気にしない。 何しろ、彼女からすれば、髪を燃やして酒を蒸発させれば済むような些末なことなのだ。そんなことで、せっかくの楽しみを台無しにするのはもったいない。 しかし、もし絡んできた相手の目的が酒の飲み比べならば、マーヴィカの競争心は一瞬にして燃え上がる。「戦い」が始まった以上、後戻りや投降という選択肢はなく、必ず勝敗をつけなければならない。 彼女が神になる前もなった後も、彼女のそういった習慣は少しも変わらなかった。そのおかげで、彼女は様々な部族の友人を作ることができた。 しかし、誰もがその絶妙な距離感を保てるわけではない。マーヴィカからは神の権威をあまり感じられないため、この友情を逆手に利益を得られるのではと錯覚する人もいる。 だが不思議なことに、そういう人はよくいるものの、大きな騒ぎに発展したことはない。なぜなら、マーヴィカが馬鹿げた要求に応じたことがないからだ——彼女が厳粛な表情と冷たい眼差しを向けるだけで、相手が自分から退いてしまうのである。 絶え間なく燃え盛る灼熱の瞳の眼差しは、氷よりも冷たい。この温度差は、瞬時に思い上がった者を目覚めさせる。マーヴィカはやはり一国の指導者であり、無上の神なのだ。 「談議室」のスタッフは、このような嫌がらせをしてくる輩には少し処罰を与えるべきだとマーヴィカに提案した。でないと、こういったことが次から次へと増えていくからだ。しかし、彼女はそれを断った。 「神は身分であり、権力であり、精神的な象徴でもある。しかし、それは『私』ではない。」
マーヴィカはアビスに対抗する計画を長い旅に例えていた。彼女は、荷物をたくさん持った冒険者のように、定められた目標に向かって進んでいく。記憶と愛は彼女の背負う荷物の中の物資であり、迷いと孤独を乗り越える助けでもあった。 彼女は瞑想の世界でこの道を具体的にイメージする。遠くには高塔が現れ、その頂上には聖火が灯され、マーヴィカのために道を照らし、進むべき方角を示してくれる。 誰もどこに行けばいいのか分からず、どれほど道が長いかも知りえない。しかし、荷物が次第に軽くなっていくにつれ、道はマーヴィカの足取りに伴って前へと続いた。 アテアは彼女に別れを告げ、テノッチも彼女に別れを告げた。そして母親と妹も彼女に別れを告げた。 スンジャタは彼女に別れを告げ、ブルキナも彼女に別れを告げ、ワンジルも彼女に別れを告げた。 勝利への道は当然のようにあるわけではない。それは過去と現在の無数の英雄たちが手を取り合って築き上げたものである。だからであろう、マーヴィカは「救世主」という肩書きよりも「代行者」という呼び方を好んだ。 だが、それだけでは足りない。旅は苦しい修行ではないのだ。道を行くには意志だけでなく、決断力と知恵も必要になる。 五百年前の彼女には、旅人や「隊長」のような変数を予測する力がなかった。しかし、彼女はそれらの情報を得た後、わずかに思索しただけで、彼らを計画に組み込むことを決めた。 現実的な要素に基づいた数々の考慮の他に、マーヴィカの判断を支えるもう一つの理由があった——それは旅人も「隊長」も、彼女と似たような気質を持っているからだ。 もし立場の問題を置いておけるなら、三人で座って、バーベキューをしながら飲み物を片手にそれぞれの旅の見聞を語り合いたいと彼女は思っている。同じく旅路を歩み、決まった住処がない者同士だけが、互いを理解し共感できるのだ。 だが、彼女はその難しさもよく理解していた——遠くへ旅をする人は、心の中の疲れや脆さを見せたがらないものだ。それは彼女自身も同じだった。 彼女は、戦友や家族との昔話を笑って語れるが、その幸せが長い時間の中で育んできた悲しみにはほとんど触れようとしなかった。そして、既に空っぽになった荷物を指さし、これが今の彼女の心と同じだと言うこともなかった。 できないし、したくないし、そのようなことをする必要もない。 だから彼女は最後まで変わらず節度を守った。誰もが祝賀会の歓声と美酒を必要とし、誰もが祭りの後は一人静かに過ごす時間を必要とするだからだ。 この時代で、彼女が「静けさ」を必要とする時に、空気を読まずドアをノックするのはシトラリくらいだろう。 ただ単にお酒が好きだからという可能性もあるが、飲み仲間として相性がいいのかもしれない。
幼い頃、マーヴィカが生と死の概念をまだ完全には理解していなかった時、彼女の父親は「帰火聖夜の巡礼」で勝利を収め、栄誉の旅に出ようとしていた。 ナタの伝統において、この資格を手に入れることは英雄になったのとほぼ同義である。そのため、マーヴィカはこの上なく誇りに思っていた。だから、父が家族に別れを告げた時、母が心配そうな表情を浮かべていたことを彼女は理解できなかった。 「夜巡者の戦争」で全滅することはそうそうない。たとえ戦士が犠牲になったとしても、出征した小隊が勝利を収めて帰還さえすれば、犠牲者は反魂の詩の歌声の中で再び燃え盛ることができる。 その後、戦いに勝利したという知らせが競技場に届いた。しかし戦場に赴いた七人の戦士は三日三晩の激戦を経験し、そのうち三人が犠牲となっていた。そして、マーヴィカの父親がその犠牲者の一人だった。 マーヴィカは少し心配したが、彼女にとって「再燃の儀式」はまるで祝いの宴のようなものだったため、すぐに記憶の中の父親が聖火から帰ってきて、家族が再び一緒になると信じていた。 だが、現実はマーヴィカの想像と全く違った。彼女のもとに戻ってきたのは、痛々しいまでに傷だらけの、立って歩くことすらできない父親だった。 反魂の詩は命を再燃させることができるが、回復させられるのは致命傷くらいだ。戦いで負った傷と元からある病が癒えることはない。彼女の父親はまさに激戦が長引いたことにより、怪我で衰弱しきっていた。 それはマーヴィカが初めて見る、弱った父親の姿だった。そして「死」が彼女を凝視しているという概念を感じたのも、それが初めてだった。たとえ反魂の詩に守られていたとしても「死」は依然として畏敬の念を持つべき存在だと悟った。 普段は泣かない彼女もその時ばかりは涙を堪えた。俯いて沈黙し、ベッドの横に座って、父親の手を握った。その心の中にあるのは悲しみよりも、後悔のほうが大きかった。 父親は彼女の心を見透かし、「戦争」という言葉の本当の意味を教えた——誰もが死を恐れる、だが身を挺して立ち上がる者が必ず現れる。なぜなら、彼らの心の中には守りたいものがあるからだ、と。 しかし、その理屈は子供からしてみればそう納得できるものではなかった。彼女はなぜ父親が、ひいては大人たちが、戦争の責任を喜んで背負うのか理解できなかった。 「戦争が避けられないものなら、私がこの戦争を終わらせる。」 マーヴィカの両目は炎のように光を放った。その瞬間、父親と母親は何かを確信したように互いに視線を交わし、マーヴィカの「甘さ」を否定することもなく、ただ頷いた。 両親からの信頼を得て、マーヴィカは最初の目標を決めた。神の視線も彼女に注がれた。その後、彼女は多くの秘密やナタが直面している窮地を知ったが、かつての両親の真っすぐな眼差しを疑うことはなかった。 彼女は、これが自分にしかできないことだと確信している。それは彼女が「キオンゴズィ」のマーヴィカであるからだけではない。自分は両親の誇りであり、「懸木の民」の娘であり、ナタの娘でもあるからだ。
ナタにはこれまで多くの炎神が存在した。炎神たちは、最も重要な知識と記憶を聖火の中に残して後任に引き継ぐわけだが、その凄まじい情報量は、受け継ぐ者の精神に影響することもある。だから、私は炎の中にこんな言葉を残した——「炎になる前に、まずありのままの自分を誇りに思え」とな。
どれだけシンプルな料理でも、家庭によって味が違うものだ。時に、その差がかなり大きかったりもする。聖火競技場でいろんなミートシチューを食べたが、それぞれ独特な風味があって、実に美味しかった。だが自分で作るときは、やはり家族と一緒に食べていたあの味で決まりだ。
「シャーマン」は謎煙の主を起源とする神秘的な職だ。彼らは不思議な秘術を数多く身に付けており、知恵と力を持っている。ナタ人は、病気の時や難しい予言を理解したい時にシャーマンを探す。彼らは医者であり、予言者でもあるのだ。日常の些細なことから重要なことまで、その力が必要とされる場面は多い。つまり、シャーマンは人々から尊敬される仕事なのである。 シャーマンの中でも「大シャーマン」と呼ばれる存在がいる。秘術において卓越した技を持つシャーマンだけが、この称号を得られるという。ナタの歴史に大シャーマンは指で数えるほどしかいない。彼らの功績は、夜空で最も輝く星のように、シャーマンの神秘さをさらに強めている。 シトラリはまさに大シャーマンの一人だ。そして、今のナタに唯一いる大シャーマンでもある。 しかし人々の印象に反して、日常の些細なことであれ、重要なことであれ、彼女が姿を現すことはない。部族の祭祀のような大事にも、ほとんど関与したことがないのだ。外部の人がこの大シャーマンに助けを求めるとなれば、かなり険しい道のりになるだろう。 「黒曜石の老婆を探してるの?できれば邪魔しないほうがいいよ!どうしても行くなら、心の準備をしておいて——先に言っておくけど、私を巻き込まないでね…」謎煙の主の多くの人々は、シトラリを危険で強大な魔物のようだと答える。 「あの大シャーマンか…ヘッ、確かにお前はあいつに助けを求めるしかなさそうだ。何しろこの偉大なる聖龍には、お前みたいな雑魚の相手をするヒマなんてねぇからな。ま、お前のその殊勝な態度に免じて、オレの名前を出すことは許してやる。そうすりゃ、きっとちゃんと対応してくれるだろうぜ。」聖龍を自称する奇妙なヤツは、シトラリを簡単に扱える小者だと答える。 「シトラリおばあさまに手伝ってもらいたいの?だったら大正解だよ。おばあさまは物知りだからね!住所は分かる?あ、それよりあたしが連れてってあげるよ。そうだ、ドアをノックする時は、必ず叩き続けてね。おばあさまって人見知りだから、こっちが積極的になってあげるといいんだ!」流泉の衆のエースガイドは、シトラリを恥ずかしがり屋の女の子だと答える。 「シトラリに助けを求めるのか?ああ、それは賢い選択だ。ナタの多くの重要事は彼女の助けによって成し遂げられてきた。君の悩みもきっと彼女が解決してくれるだろう。」聖火を掌握する偉大な指導者は、シトラリを責任感が強く、親しみやすい年長者だと答える。 一通り評判を聞き終えた後、助けを必要とする人はどれが正しいか判断できず、結局、シトラリに相談しに行くのをやめてしまうのであった。
シトラリの友人たちが彼女の誕生日を祝おうとすると、いつも厄介な問題に直面する——彼女は一体何歳なのか? 何歳にせよ見た目からは分からない。 シトラリがよく口にする言葉を信じるなら、二百歳が答えのようだが、謎煙の主の一部の年長者の話によると二百歳以上だという。なぜなら彼女は二百年前に起きたことをよく知っているからだ。 「もしかして幼い頃、竜に引き取られたことがあるんじゃないか?」とチャスカは推測した。彼女も幼い頃、クク竜に育てられていたため、自分の本当の年齢が分からないからだ。 「二百歳でも二百歳以上でも、ばあちゃんはばあちゃんだ。」オロルンに聞くとそう答える。幼い頃からシトラリに育てられてきたオロルンにとって、彼女の時間の流れは特段気にするものではないのだろう。 しかし、シロネンはその答えを気に入らない。何しろ、ケーキを予約するのに曖昧な数字では、お店に迷惑をかけてしまう。シロネンにとって、ニーズをはっきり伝えるのは客としての最も基本的なマナーなのだ。 「ハハッ!たった二百年ぽっちでこんなに悩むとはな。この偉大なる聖龍が生きてきた年数を知ったら…」空気を読めないアハウは、すぐさまキィニチによってどこかに飛ばされた。 「二百歳ってことにしようよ!シトラリおばあさまが自分のこといつも二百歳って言いたい気持ち分かるもん。だって綺麗なお姉さんたちも自分を永遠の十八歳って言ったりするでしょ?そのほうが若く見てもらえるわけだし!」ムアラニの提案に皆しばらく考え込んだが、結局は却下された。なんたって「永遠の二百歳」という表現で若さを表すのもおかしな話だろう。 皆が困っている間、行動力のあるイアンサはマーヴィカを呼んで、聖火から伝承された記憶に手がかりがないか探そうとした。しかし、マーヴィカであっても正確な答えは出せなかった。歴代の炎神の記憶にあったシトラリは、どれも人里離れたところで生活を送っており、そこから具体的な年齢を推測するのは難しかったからだ。 こうして皆、長く悩むことになった。何しろシトラリに直接聞くことはできない。あの鋭い大シャーマンはきっとすぐにその質問の意図を見抜いて、サプライズの意味をなさなくなってしまう。 最終的に、この厄介な問題はひとまず置いておき、年齢とは関係ないデザインのケーキを買うことになった。 誕生日当日の夜、ドアをノックしてシトラリを家から誘い出した後、皆で手際よくケーキとプレゼントを並べた。こうして長いこと準備してきた誕生日パーティーはついに成功するのであった。 皆の熱意が伝わり断りづらかったのか、シトラリはその夜、たくさんのお酒を飲んだ。彼女が酔っぱらっているのをチャンスと見て、好奇心旺盛な皆は、ずっと気になっていたことを聞いてみた。 「ワタシがいくつだって?ヒック!面白いコトを教えてあげる。このセカイで長生きしてるのはワタシだけじゃない…みんなきっと同じ。最初は年齢を数えてられるけど、歳を重ねるうちにメンドウになって、だんだん数字を気にしなくなって…ヒック!まあ、ワタシはちょっと変わってるからね…最初は年齢なんて気にしてなかったけど、あのコトがあってからどんどん歳を取ってるコトに気がついて…その時から年齢を数えるようになったの、今日でちょうど二百年なはず…ヒック!」 なぜ二百年と言ってきたのかその理由をようやく理解できたが、同時に新しい疑問も生まれた。二百年以上もこの若さを保っているシトラリに、歳月の流れを意識させた出来事とは一体なんだったのだろうか? だが皆、自分の好奇心を抑えた。なぜなら、シトラリが夜空をぼうっと見つめていたからだ——つまり、彼女はもう眠ってしまったのだ。
帰火聖夜の巡礼の角笛が高らかに響き渡る中、イアンサは再び聖火競技場に立ち、新たな連勝記録を作った。 もう彼女のコーチとしての資格を疑う者も、彼女の小さな体格を笑う者もいない。皆がイアンサの成績に驚嘆の声を上げるが、彼女はそれに動じることなく、自分のトレーニングメニューと栄養レシピを絶えず更新し、己の理念を貫き続けた。 そんなある日、イアンサは驚くことになる——人々が彼女の血筋や「才能」について話し始めたのだ。他の部族の人々は、イアンサの一族のことも、彼女がどれほど努力を積み重ねてきたのかも知らない。彼らはイアンサが見せた力に衝撃を受け、様々な憶測を巡らせた。その憶測の中で「エグングンの血」はなんと神の力を持つ者の象徴とされていた。イアンサは身長が伸びない代わりに、常人では届かない力を手に入れたというのだ。 結果、イアンサはより多くの驚嘆の声を浴びることとなった。かつてイアンサに負けた者たちも「才能」の差を認め、イアンサへ賞賛を贈ると共に、自身が敗北した理由に納得するのであった。 ただ、イアンサだけは沈黙していた。かつては気にも留めなかった人々の声が、今は彼女の顔を曇らせている。 しばらくして、豊穣の邦のトレーニングジムに所属する者たちが聖火競技場でチラシ配りを始めた。チラシを受け取った人は最初、部族のイベントの告知か何かだと思ったが、それを読んだ瞬間、その内容に目を見開いた—— 「帰火聖夜の巡礼の勝者がトレーナーに!生徒募集中——部族・性別・年齢、一切不問!君が連勝記録を塗り替えるかも!」 このチラシの発行者がイアンサだと知ると、人々の驚きは疑問へと変わった。「エグングンの血」の噂はとっくに人々に浸透しており、そんな血筋を超えられるトレーニングがあるなど、誰も信じなかったのだ。結果、皆はこれをイアンサのジョークだと思った。 一方、イアンサはそれを否定し、チラシ配りにも自ら参加した。一部の好奇心旺盛な人がチラシに記された場所をこっそり見に行ってみると、イアンサはすでにトレーニングジムを集落から聖火競技場のほど近い場所へと移していた。どうやら他の部族の生徒を募集する準備は整っているようだ。 大半の人は依然として様子見を続けていたが、一部で「試しに行ってみようかな」と考える者たちが現れた。彼らはかつてのイアンサと同じように、自分の弱さを悔やみ、強くなりたいと願う者たちであった。だがイアンサと違って、二の足を踏んで迷っていたのである。そんな彼らにとって、イアンサのトレーニングは前へ進むモチベーションを与えるものであった。 「確かに、アタシたちの進む速度を決める才能は重要だ。アタシだってそれは否定できない。けど、才能はアタシたちがどこまで行けるかを決めるものじゃない。」 一年後、イアンサが当初宣伝したように、彼らは帰火聖夜の巡礼で好成績を収めた。イアンサの尽力により、多くの生徒が彼女のもとで限界を超えたのだ。その中には、イアンサを凌ぐ者すら現れた。 それでも、懐疑的な人のほうが多かった。しかし、イアンサの心に不安はなかった。応募者が明らかに増えていたからだ。第二期のレッスンが始まる頃、イアンサのチラシにはこの一文が添えられていた—— 「力は生まれつきのものではなく、努力なしで得られるものでもない。」 イアンサは、己の限界を超えた時に、古名に恥じない自分になれたと悟った。ただ、彼女は今よりもさらに先に進みたいと思っている。この言葉こそ「力」という古名に新たな記述を加えるものだ。いつか、彼女は豊穣の邦で見せたように、ナタ全土で自分の理念を証明するだろう。
厳しい戦いを経て、ヴァレサの心は次第に落ち着きを取り戻していった。戦場に立つ経験が増えていくうちに、危険な状況に慌てふためくことも無くなった。 そして正式に家業を支えるようになった頃、彼女の生活リズムは子供時代のように穏やかなものに戻った。 「楽しく気楽に生きるのが一番」がモットーの彼女は、根っからののんびり屋なのだ。 のんびりと果樹園の手入れやワナナのお世話を済ませた後は、手押し車で各部族に果物や野菜を売りに行き、ついでにいつもと違う昼食や夕食を試してみる。「バーニングストマック」の座を狙う大食い大会「豪宴熱闘」に出くわすことができれば、大当たりだ——その日はお腹いっぱい食べられる! イアンサコーチが組んでくれたメニューには、十八種類の器具を使ったトレーニングのほかにも、三種類の自重トレーニング×三百回を三セット、三万歩の持久走三往復などが含まれている。そのすべてをクリアするのがヴァレサの日課だ。時間は定められておらず、朝でも晩でも、好きな時間で行う。夜は道行く人を驚かせないよう気を付けることも忘れない… そして、パトロール隊から集合の号令を受ければ、すぐさま食糧を山ほど詰め込んだバッグを背負って駆け付ける。パトロールのついでに、新しい野営地にも目星をつけておく——まるで遠足でもしているかのようなのんびりさである。道中、魔物に遭遇したら、仮面を被り、ウォーミングアップ代わりに蹴っ飛ばせば、あっという間に戦闘終了だ。 一方、厄介なアビスに出会ったときは、ヴァレサは闘志を燃やして戦意を限界まで膨らませる。 この性格のせいで、ヴァレサはたまに損をすることがある。その最たる例が「帰火聖夜の巡礼」での出来事だ。 「豊穣の邦」の有名な戦士として、ヴァレサは大いに期待されていた。みな、「帰火聖夜の巡礼」で彼女がいい順位を勝ち取ることを願っていたのだ。 しかし、ヴァレサは戦いを学びはじめた時からその時まで、他の部族の戦士を敵として想定したことが無かった。ナタの同胞を前に実力を発揮できない彼女は、まるで道化師であった。 迷いながら突進したヴァレサは「セイタードの砂刃」の武器にはじき返され、山の洞窟へと吹き飛ばされてしまった。しばらくの間、行方不明となっていたヴァレサがユムカ竜に助けられて会場に戻ってきた頃には、団体戦はもう終わっていた… 「花翼の集」のベテラン戦士ヌスタの煌びやかな技「空中拳法」を目の当たりにしたヴァレサは、思わず熱烈な拍手を送っていた。その隙に背後に回ったヌスタの仲間に聖火を持ち去られていたことに気付いた時には、遅かった。 特に強かった相手は、「マリポ」のキィニチだ。彼は瞬間的なスピードこそヴァレサに及ばないが、小回りが利いた。縦横に動き回ることでキィニチはヴァレサの攻撃をことごとく避け、彼女が力尽きたところで聖火を奪ったのである。 結局、ヴァレサは計五回出場したが、団体戦で敗退したのだった。 コーチのイアンサと族長アカトルは、この結果に肩をすくめるばかりであった。対して親や友人たちは、特に残念がることもなく、ヴァレサが戻るたびにごちそうで労った。 並外れた実力を持つ戦士が、幾度もあっけなく脱落すれば、周りから非難されることもあるだろう。しかし、ヴァレサの性格をよく知る「豊穣の邦」の者たちはもちろん、対戦相手の他部族の戦士たちまでもが、彼女に理解を示してくれた。 みな、ヴァレサから果物を買う時に、彼女と雑談をしたことがあったのだ。ヴァレサは普段からまったりと落ち着いて行動し、目の前にいる者たち全員を友達として扱う人物だ。少な目に払う人や、ツケを頼んでくる人、文句を付けて返品を望む人にまで、ヴァレサは穏やかに接する。彼女の優しさと穏やかさは、彼女と会話した人全員に安らぎを与えてくれる。 裏を返せば、ヴァレサはどうしても同胞を相手に怒りのスイッチを入れられないのだ。 戦いの場で彼女に全力を出させる「燃料」は、怒りの感情なのかもしれない。ならば、その貴重な「燃料」は、一番重要な戦闘のために取っておいたほうがいいだろう。パトロール隊の中堅メンバーとして、ヴァレサは職務を全うしている。入隊以来、一度もしくじらず、「豊穣の邦」の要地をアビスの脅威から守り抜いてきたのだ。 しかし、本当にこのままでいいのだろうか?ヴァレサは自問することがある。 「夜巡者の戦争」に参加し、アビスの主力と対峙する——これはヴァレサの英雄人生において必ずいつかは満たさねばならない実績だ。 邪悪な勢力は蠢き続けている。敵が攻めてきた時に阻止するばかりでは、得策とは言えない。 欠点を克服しない限り…己の力の解放と、怒りの感情に任せて戦うことを正確に区別できるようにならない限り、英雄の境地に辿り着くことはできない——そうヴァレサは思った。
わたしが「帰火聖夜の巡礼」に参加した回数って、あんまり多くないんだけど…団体戦で一回だけキィニチくんに当たったことがあるんだ…すんごくすばしっこくて、毎回わたしのタックルを避けるの。結局、わたしは力を使い果たして、そのままキィニチくんの一撃であっけなく気絶しちゃってね…わたしがフラフラになりながら仲間を呼びに行こうとしたときには…とっくに聖火を持って行かれちゃってたよ。
わたしが「帰火聖夜の巡礼」に参加した回数って、あんまり多くないんだけど…団体戦で一回だけキィニチくんに当たったことがあるんだ…すんごくすばしっこくて、毎回わたしのタックルを避けるの。結局、わたしは力を使い果たして、そのままキィニチくんの一撃であっけなく気絶しちゃってね…わたしがフラフラになりながら仲間を呼びに行こうとしたときには…とっくに聖火を持って行かれちゃってたよ。
そのほかのゲーム内テキスト
40「聖火競技場」のお知らせ
「ナタの中枢『聖火競技場』へようこそ、強者たちよ。この告知板では試合ルールや日程、その他各種告知が公表されるため、必要の際は熟読するように。」
ちょ、ちょっと話についてけないぞ…ソマックと知り合ったあの日、オイラたちは確かに聖火競技場にいたよな?合成台も聖火競技場のだった…そうだよな?
何年も前のことだ。あの子と出会ったのは、聖火競技場の絵の具店で色の調合を学んでいたときでね。その服の色使いがとても独特で、瞬く間に目を奪われたんだ。
龍の国へと向かう冒険が、まもなく始まる。 新たな旅、新たな出会い…それはまるで広大な世界が絶えず広がり続ける絵巻のようだ。 見知らぬ土地で、聖火競技場は静かに英雄を待っている…
…懸木の民』ウィッツトランの『マリポ』のキィニチとそのずる賢い仲間である『クフル·アハウ』に出会い…」 パイモン:ストップストップ!そんな風にダラダラ書いてたら、聖火競技場まで行って帰ってこれるくらいの長~い文章になっちゃうぞ…話がぜんぜん進まないじゃないか! パイモン:うぅ、称号を一つだけしか選べないなら…やっぱり「最高の仲間」だな!
聖火台は空っぽか…どうやらあたしたち、出遅れたみたいね。
「聖火が消えて暗くなった空を前にして、人々はなすすべもなかった」
帰火聖夜の巡礼の角笛が高らかに響き渡る中、イアンサは再び聖火競技場に立ち、新たな連勝記録を作った。 もう彼女のコーチとしての資格を疑う者も、彼女の小さな体格を笑う者もいない。皆がイアンサの成績に驚嘆の声を上げるが、彼女はそれに動じることなく、自分のトレーニングメニューと栄養レシピを絶えず更新し、己の…
複雑な構造をした石の円盤。中央にナタの竜たちの印が刻まれており、パックス神殿に祀られている灼石の円盤と同じ形をしている。灼石の円盤は聖火と繋がっており、ナタ人、竜、聖火、炎神の交誼が表現されている。そのため、貢物を受け取る際は、円盤中央の円形構造が一周回転する。これは各部族が聖火を集める際に経験した戦いと鍛錬を象徴している。
聖火競技場の各所に見られる椅子。石で作られており、ひじ掛けと背もたれがある。最初は、試合に参加する選手と解説者、審判のための臨時の休憩席として設計されたものだった。そのため、職人たちは放熱性に優れた石材を選び、疲れた人々に涼しさを提供できるように工夫した。しかし、このベンチの独特な「ひんやりした座り心地」が、辛い物を食べた後の熱を和らげると分かると、いろいろな食堂で流行し始めた。辛い食べ物は美味しい。とはいえ、食べすぎにはご注意を…
…マーヴィカの父親がその犠牲者の一人だった。 マーヴィカは少し心配したが、彼女にとって「再燃の儀式」はまるで祝いの宴のようなものだったため、すぐに記憶の中の父親が聖火から帰ってきて、家族が再び一緒になると信じていた。 だが、現実はマーヴィカの想像と全く違った。彼女のもとに戻ってきたのは、痛々しいまでに傷だらけの、立って歩くことすらできない父親だった。 反魂の詩は命を再燃させることができるが、回復させられ…
もうすぐ時間切れだ!まだ聖火を集められていない選手は最後のチャンスだぞ!踏ん張れ!
そうだ、「聖火競技場」に行こうって前に言ってたよな。今から行ってみないか?
ナタの有名なグルメ——タタコスを模した精巧な食品模型。布や金属、そして「ピーチココナッツ材」で作られている。 タタコスはどんな組み合わせでも美味しく、持ち運びにも便利で、競技場のお客さんや選手たちが素早くカロリーを補給するのに一番優れた手段だという。また、作り方もシンプルで、短時間で提供できる聖火競技場で最も人気なグルメの一つとなっている。
彼女は「聖火競技場」内にある「フリーダ·パレット」の店主だ。とても目立つ看板をしてるからすぐ分かるよ。
聖火の庇護を望むなら、灼石の円盤の前で祈りを奉げるといい…
聖火競技場で広く使われている照明。外装は「フレイムボム材」、内装は金属という複合的な作りになっている。耐久性は確保しつつ、照明全体を軽量化することで、様々な壁面に取り付けられるようになっている。 聖火競技場の内部は複雑だが、狭い通路には大型の照…
あなたとキィニチは力を合わせて山の王を倒した。山の王は聖火の祭壇に突進した。燃え盛る炎の中でアビスの気配は徐々に浄化され、同時にその命も焼き尽くされようとしていた。キィニチは驚き、山の王を救おうと火の海に飛び込んだ。するとキィニチの古名から力が溢れ出し、透明な炎が身を焼く聖火を阻んだ。山の王は馴染みのあるその古名を認識し、その古名を授かった先代——ブルキナの頼みを思い出し、過去の苦痛を背負って前へ進むことを決めた。
各地から避難してきた一般人が安全に聖火競技場に入れるよう、常に人が駐在している。情報がずっと更新されていないため、現在の状況は不明。
聖火競技場内で見かける製造コストが低いフロアランプ。台座には火鉢のような形の金属が使用されている。このフロアランプは競技場内で使われている小型の火鉢の代わりとして設計されたと言われている。光源に火を用いれば安全性に欠けるうえにメンテナンス専門の…
聖火碑の放つ光が永遠に四方を照らし、暗闇を追い払うことを願わん。
…残された時間は僅か…思慮を聖火に…後の者よ、これを忘るるべからず…——コシャニナ
うんうん、よく覚えてるわ。あの日初めて聖火競技場に行ったんだもの。気の合う友達ができて嬉しかったのに、まさかその後あんなことになるなんて。
今日は出発の日だ。聖火競技場に行こうぜ。
数えきれないほどの美食が並ぶ宴会場。聖火競技場内のレストランを参考にし、戦士たちが一堂に会して勝利を祝う光景を再現している。多くの人々はある道理を深く理解している——勝利は容易く得られたものではなく、とても貴重なものゆえに、宴会場も吟味すべきだと。そして、最も重要なのはリラックスしつつも熱気に満ちた雰囲気を保つことである。こうした空間であれば、人々は心ゆくまで飲み交わし、杯を重ねられるのだ。
…分に果たすため、人々から尊敬されている。 彼女はこの国の頂点と言えるほどの力と、それに相応しい気質まで持ち合わせている。たとえこの地に着いたばかりの異邦人でも「聖火競技場」でその演説を聞けば、彼女が太陽の名に恥じぬ存在であることが分かる。 マーヴィカは威厳に満ちているが、決して堅苦しい人物でも、厳格で感情をあまり表に出さない女王でもない。非公式の場では、親切な優しいお姉さんとして親しまれている。彼女は…
「…聖火の守護者、慈悲深く輝かしい聖王オチカン陛下の命により、本日より呪われた地を封鎖し、全同盟員の立ち入りを禁ずる。」
聖火競技場内のチュエンマーケットやカカオカフェなどで見かける小さな石の丸椅子。生産コストが低く、大量生産することができる。バーカウンターや四角いテーブルの近くに置かれることが多い。競技場にある一部の店舗はファストフードの提供をメインにしており、…
聖火競技場付近の空き地に行く
聖火競技場のそばにちょうどいい空き地があるの。どっちがダウンするまでってことにすれば、それほど時間はかからないでしょ。やってみない?
聖火競技場·パックス神殿
えへへ、最近聖火競技場で果物を売ってたら、龍の遺物研究会からたくさん…遺物…?をもらったんだぁ~
聖火競技場に見られる鉢植え。山の形をした植木鉢に、情熱に満ちたオレンジ色の花が植えられている。花びらが炎のように見えることから、こう名付けられた。しかし、名前から受ける「短く儚い」印象とは裏腹に、開花期は長く、虫にも乾燥にも強い。園芸初心者が育てるのにうってつけだ。
「限られた時間内で必要分の『角逐の焔』を集めた後、各チームはそれを無事『聖火競技場』まで届けなければならない。」
聖火競技場にある鉢植え。ユニークな形をした青い植物が植えられている。かたい茎と大きな葉を持つこの植物は、風が吹くと風の歌声に応えるかのように葉が規則的に揺れる。青を基調とした鉢植えが穏やかな水辺を連想させることから、「水辺のこだま」という名前が付けられた。
聖火は、あなたの決してくじけない勇気に火をつけた…
風よけのゴーグルと羽根飾りがついた仮面。聖火競技場のチュエンマーケットの屋台で販売されている。ゴーグルは狂風に屈しない勇気を、羽根飾りは天空への憧憬を表している。物語の中では無数の勇者たちが、勇気と憧れに突き動かされ、冒険に乗り出し、前へ進み続けている。
…体は、たとえ遠くからでもショップの営業内容を一目で分からせてくれる。看板の瓶に入っている液体は、実は特殊なドリンクの原液で、日光に長時間当てると最高の味になる。聖火競技場の空間が限られているために、この液体は屋根の上に置かれることになったのだ。天井に置かれた原液は人々で賑わう競技場でも特に目立つだろう。長い年月を経てカカオカフェの大きな特徴となり、店主によって特製看板の一部に組み込まれて、今に受け継が…
「聖山」っていうのは、遥か昔のウォーベンに載っていた呼び方をそのまま使ってるだけです…わたしたちにとっては、「聖火競技場」のほうが神聖ですよ。