アルレッキーノ
命ノ星座:浄煉の炎座 誕生日:8/22
所属:ファデュイ CV:森なな子
人物
ファデュイ執行官第四位「召使」。冷静かつ冷徹な外交官。「壁炉の家」の子供たちがみな畏れ、頼りにする「お父様」。[1]
「召使」に会った者は、そのほとんどが目に見えない威圧感を覚える。 いとも簡単に会話の主導権を握ってしまう彼女の特別な瞳に見つめられながら、平然と心に秘めたことを隠し通せる者はそういないだろう。 戦いの場においても、アルレッキーノは一切の容赦をしない。談笑のうちにすべてを片付け、後にその場を訪れる者が嫌な思いをしないようにと、親切にも現場を綺麗に片づけさえする。 しかし、こうした一面はみなが彼女を恐れる最大の要因ではない。人々に恐怖を植え付けているのは、彼女の「未知」なる一面だ。 日々、生活を共にしている子供たちでさえ、彼女のことに詳しいとは言えない——何が好きで、何が嫌いなのか…彼女が海面を見つめるとき、一体何を考えているのか…すべてが謎のままだ。 毎年八月になると、子供たちはアルレッキーノに誕生日プレゼントを用意するため、一生懸命頭をひねる。しかしプレゼントを受け取る時も、彼女の表情は大して変わらないのだった。 …そんな状況が変わったきっかけは、昨年八月、フレミネが天井から落ちてきたヤモリにびっくりしたことだった。リネットはその小さな「侵入者」を捕まえようと、適当に掴んできた底の深い皿を被せるようにして素早く机の上に伏せた。 そこへちょうど家に帰ってきたアルレッキーノは、なんとその食器とヤモリをその年のプレゼントとして受け取ったのである。 翌日、「お父様」の執務室へ仕事の報告に訪れたリネは、机の上に置かれた飼育ケージの中に見覚えのある姿を見つけた。 ケージの中はちょうど良い温度と湿度が保たれているようで、ヤモリは何とも居心地良さそうにくつろいでいた。 ——『お父様』は、爬虫類を飼ったことがあるのかも。 アルレッキーノがティーカップを手に取ると、リネはすぐ視線を戻したが、直前の発見についてはしかと頭に刻み込んでいた。 「お父様」と近づくことのできるチャンスを、子供たちが見逃すはずはない。 その日以降、リネとリネット、フレミネはヤモリの飼育について色々と調べた。次に「お父様」に会ったら、少しでも長く話がしたい一心で… ところが数日後、リネが再び執務室を訪れると、飼育ケージの中は空っぽになっていた。 「『お父様』…ヤモリはどうしたのですか?」 「何度かケージの蓋を開けようとしていたから、解放してやった。短い付き合いだったが、まあ、それもあいつの選択だろう。」 淡々と告げられ、リネは呆然としてしまった。すると、窓の外からちょろちょろ頭を覗かせる鳥を指さして、アルレッキーノが言った。 「ああ、ヤモリは外に出るや、彼の腹の中に収まった。それでもまだ物足りないらしいな…リネ、そいつを追い払ってくれ。」 ゲーム内「キャラクターストーリー1」
周囲からの評
声優
| 日本語 | 森なな子 |
| 英語 | Erin Yvette |
| 中国語 | 黄莺 |
| 韓国語 | 이명희 |
出典
- ゲーム内キャラクタープロフィール
- ゲーム内キャラクターストーリー
- 魔神任務/ゲーム内キャラクターストーリー
- ゲーム内ボイス
レベル
90計算式は既知の4キャラ・12項目で照合済み(誤差0)。突破は各レベル帯の最大段階。
天賦戦闘3・固有3
説明はゲーム内テキストの全文。数値は天賦Lv10時点のもの。

通常攻撃
槍による最大6段の連続攻撃を行う。
重撃
一定のスタミナを消費して近くの敵に突進し、斬撃を1回仕掛ける。
長押しを続けると、アルレッキーノはスタミナを消費する代わりに、最大5秒間続く高速移動を行う。
落下攻撃
空中から落下し地面に衝撃を与える。経路上の敵を攻撃し、落下時に範囲ダメージを与える。
赤死の宴
アルレッキーノの「命の契約」がHP上限の30%以上の時、アルレッキーノは赤死の宴状態に入る。通常攻撃、重撃、落下攻撃ダメージは、元素付与によって他の元素に変化しない炎元素ダメージへと変わる。
赤死の宴状態時、アルレッキーノの通常攻撃が敵に命中すると、その攻撃によるダメージはアルレッキーノの攻撃力×その時の「命の契約」パーセンテージ×一定の割合をもとにアップする。同時に、その時点における「命の契約」を7.5%消費する。これによって「命の契約」を消費するのは0.03秒毎に1回のみ。この方法で「命の契約」を消費するとき、元素スキル「万象、灰に帰す」のクールタイム-0.8秒。
| 倍率など | Lv10 |
|---|---|
| 赤死の宴ダメージアップ率 | 238.0% |
| 1段ダメージ | 93.9% |
| 2段ダメージ | 103.0% |
| 3段ダメージ | 129.3% |
| 4段ダメージ | 73.4%+73.4% |
| 5段ダメージ | 138.3% |
| 6段ダメージ | 168.8% |
| 重撃ダメージ | 179.5% |
| 重撃スタミナ消費 | 25.0 |
| 高速移動のスタミナ消費 | 毎秒40.0 |
| 落下期間のダメージ | 126.4% |
| 低空/高空落下攻撃ダメージ | 252.7%/315.6% |

凶月血炎を遣わして近くの複数の敵に炎元素ダメージを与え、そのうち1名の敵には猛進の斬撃を繰り出し、炎元素範囲ダメージを与える。
この攻撃が命中した敵には血償の勅令が付与される。
血償の勅令
·血償の勅令は30秒間継続し、5秒毎に敵に炎元素ダメージを1回与える(最大2回まで)。これによるダメージは元素スキルダメージと見なされる。
·アルレッキーノが重撃、または元素爆発「昇りゆく凶月」を行う時、周囲の血償の勅令は回収され、1つ回収するたびにアルレッキーノにHP上限65%の「命の契約」を付与する。
·元素スキルを発動した後の35秒間、血償の勅令でアルレッキーノに付与できる「命の契約」はHP上限の145%まで。継続期間中に再び元素スキルを発動すると、継続時間と、血償の勅令で付与可能な「命の契約」の上限が再計算される。
彼女に言わせれば、孤独な小麦の粒が大地に落ちたとしても、必ず麦の穂が実るとは限らない。音もなく腐っていくだけということもあるからだ。しかし、彼女の邪魔をしてくるものが燃え滓となれば——きっとその灰で花を育てることができるだろう。
| 倍率など | Lv10 |
|---|---|
| 棘のダメージ | 26.7% |
| 突進斬撃のダメージ | 240.4% |
| 血償の勅令のダメージ | 57.2% |
| クールタイム | 30.0秒 |

凶月血炎の翼を振り回し、周囲の血償の勅令を回収して炎元素範囲ダメージを与える。その後、元素スキル「万象、灰に帰す」のクールタイムをリセットし、アルレッキーノ自身の「命の契約」の数値と攻撃力を基に、自身のHPを回復する。
テイワットの常識では、満月以外の月相はすべて、錬金術や占星術でしか使われない、災いの隠喩である。
彼女は夢の中でこの赤い月を何度も見た。これは凶事の前触れなのだろうか?——その通り。しかし、哀れな運命に苦しめられるのは、彼女を怒らせた者だけだ。
| 倍率など | Lv10 |
|---|---|
| スキルダメージ | 666.7% |
| 回復量 | 命の契約150.0%+攻撃力150.0% |
| クールタイム | 15.0秒 |
| 元素エネルギー | 60 |

血償の勅令は以下の特性を持つ。
·アルレッキーノ自身が付与した血償の勅令を持つ敵が倒された時、アルレッキーノにHP上限の130%の「命の契約」を付与する。
·付与から5秒後、血償の勅令·結に強化され、回収時、アルレッキーノに130%の「命の契約」を付与する。
この方法で「命の契約」を付与する時も、付与された「命の契約」の数値の上限が万象、灰に帰すの本来の制限を超えることはない。

アルレッキーノの攻撃力が1000を超えている時、1000を超えた分の数値100につき、アルレッキーノの全元素耐性と物理耐性が+1%。この方法でアップできるアルレッキーノの全元素耐性と物理耐性は最大20%まで。

戦闘状態にある時、アルレッキーノの炎元素ダメージ+40%。また、昇りゆく凶月による治療しか受けられない。
命ノ星座全6重
同じキャラをもう1体引くと1重ずつ開く。第3重と第5重は元素スキル・元素爆発のレベルが上がる枠で、 残りの4つが挙動そのものを変える。

赤死の宴ダメージアップ率の効果量が100%アップする。また、赤死の宴状態で通常攻撃または重撃を行う時、アルレッキーノの中断耐性がアップする。

血償の勅令を付与する時、代わりに血償の勅令・結を付与するようになる。
アルレッキーノが血償の勅令・結を回収する時、前方に凶月血炎を召喚し、アルレッキーノの攻撃力900%分の炎元素範囲ダメージを与える。また、アルレッキーノの全元素耐性および物理耐性+20%、継続時間15秒。この効果は10秒毎に1回のみ発動可能。
固有天賦「償えるものは苦痛のみ」を解放する必要がある。

通常攻撃·斬首への招待状のスキルLv.+3。
最大Lv.15まで。

アルレッキーノが血償の勅令の回収に成功した時、昇りゆく凶月のクールタイムが2秒減少し、自身の元素エネルギーを15ポイント回復する。この効果は10秒毎に1回のみ発動可能。

昇りゆく凶月のスキルLv.+3。
最大Lv.15まで。

昇りゆく凶月のダメージがアップする。アップ量は、アルレッキーノの攻撃力×その時点における「命の契約」パーセンテージ×700%。
万象、灰に帰すを発動した後の20秒間、アルレッキーノの通常攻撃と元素爆発の会心率+10%、会心ダメージ+70%。この効果は15秒毎に1回のみ発動可能。
育成
推奨(聖遺物・武器・編成)は原神 Wiki* のこのキャラのページに載っている構成の名前と並び順をそのまま写したもの。選ばれている理由や評価は向こうの本文にある。素材の必要数はゲームデータそのもの。
聖遺物
| 部位 | メインOP |
|---|---|
武器
並びは推奨順。
| 武器 | レア | 入手 |
|---|---|---|
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★★★★★ | 限定祈願 |
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★★★★★ | 祈願 |
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★★★★★ | 限定祈願 |
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★★★★★ | 限定祈願 |
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★★★★★ | 限定祈願 |
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★★★★ | 紀行 |
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★★★ | 宝箱 |
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★★★★★ | 限定祈願 |
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★★★★ | 紀行 |
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★★★★ | イベント |
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★★★★ | 祈願 |
編成例
20原神 Wiki* に載っている編成の名前とメンバー。
必要な素材
ここはゲームデータそのもの。モラは突破と天賦を合わせて 5,377,500。
突破(Lv90まで)
天賦(戦闘天賦3種をLv10まで)
1種だけ上げるならおよそ3分の1。知恵の冠は1種につき1個。
ゲーム内のキャラクターストーリー全 8件。原文のまま。
キャラクター詳細
ヴァザーリ回廊にあるブーフ·ド·エテの館は、清潔な壁と綺麗に磨かれた窓を備えた、美しい建物だ。そこには毎日、身だしなみの整った、礼節をわきまえた子供たちが出入りしている。 フォンテーヌ廷にある他の建物とは違い、ブーフ·ド·エテの館の所有者として登録されている人物はここに居住していない。そればかりか、近所の人々は、その名を聞いたことすらないという。 何故ならば、書類の署名は偽名であり、本当の家主は別の人物だからだ。 夜が訪れ、館の扉が閉まると、闇の中に子供たちの囁きが響き始める。そしてその声には、「お父様」という言葉が混じる… 「お父様」の言葉と共に、敬慕を滲ませる者、恐怖の表情を浮かべる者、或いは複雑な面持ちになる者…反応はさまざまだが、その言葉遣いに注目すれば「お父様」が彼らに深く敬われていることがわかるだろう。 子供たちのいる組織は「壁炉の家」と呼ばれており、ファデュイに属している。 「壁炉の家」は世界各地の孤児を受け入れており、気高きブーフ·ド·エテの館も、「家」の一つに過ぎない。 そして、子供たちが「お父様」と呼ぶ人物…つまり「壁炉の家」の主こそ、現在のファデュイ執行官第四位「召使」——アルレッキーノである。 ファデュイや彼女に対する世の評価はまちまちだが、「家」で暮らすほとんどの子供たちにとって、「お父様」は人生で最も重要な存在だ。 「『お父様』がいるからこそ、ここは本当の『家』になるんだ。」ゲーム内テキスト
キャラクターストーリー1
「召使」に会った者は、そのほとんどが目に見えない威圧感を覚える。 いとも簡単に会話の主導権を握ってしまう彼女の特別な瞳に見つめられながら、平然と心に秘めたことを隠し通せる者はそういないだろう。 戦いの場においても、アルレッキーノは一切の容赦をしない。談笑のうちにすべてを片付け、後にその場を訪れる者が嫌な思いをしないようにと、親切にも現場を綺麗に片づけさえする。 しかし、こうした一面はみなが彼女を恐れる最大の要因ではない。人々に恐怖を植え付けているのは、彼女の「未知」なる一面だ。 日々、生活を共にしている子供たちでさえ、彼女のことに詳しいとは言えない——何が好きで、何が嫌いなのか…彼女が海面を見つめるとき、一体何を考えているのか…すべてが謎のままだ。 毎年八月になると、子供たちはアルレッキーノに誕生日プレゼントを用意するため、一生懸命頭をひねる。しかしプレゼントを受け取る時も、彼女の表情は大して変わらないのだった。 …そんな状況が変わったきっかけは、昨年八月、フレミネが天井から落ちてきたヤモリにびっくりしたことだった。リネットはその小さな「侵入者」を捕まえようと、適当に掴んできた底の深い皿を被せるようにして素早く机の上に伏せた。 そこへちょうど家に帰ってきたアルレッキーノは、なんとその食器とヤモリをその年のプレゼントとして受け取ったのである。 翌日、「お父様」の執務室へ仕事の報告に訪れたリネは、机の上に置かれた飼育ケージの中に見覚えのある姿を見つけた。 ケージの中はちょうど良い温度と湿度が保たれているようで、ヤモリは何とも居心地良さそうにくつろいでいた。 ——『お父様』は、爬虫類を飼ったことがあるのかも。 アルレッキーノがティーカップを手に取ると、リネはすぐ視線を戻したが、直前の発見についてはしかと頭に刻み込んでいた。 「お父様」と近づくことのできるチャンスを、子供たちが見逃すはずはない。 その日以降、リネとリネット、フレミネはヤモリの飼育について色々と調べた。次に「お父様」に会ったら、少しでも長く話がしたい一心で… ところが数日後、リネが再び執務室を訪れると、飼育ケージの中は空っぽになっていた。 「『お父様』…ヤモリはどうしたのですか?」 「何度かケージの蓋を開けようとしていたから、解放してやった。短い付き合いだったが、まあ、それもあいつの選択だろう。」 淡々と告げられ、リネは呆然としてしまった。すると、窓の外からちょろちょろ頭を覗かせる鳥を指さして、アルレッキーノが言った。 「ああ、ヤモリは外に出るや、彼の腹の中に収まった。それでもまだ物足りないらしいな…リネ、そいつを追い払ってくれ。」ゲーム内テキスト
キャラクターストーリー2
美への憧れは人の本能とも言える。子供たちは思春期になると容姿を気にして、アクセサリーを身に着けたり、鋏で前髪を整えたりする。 そのような些細な反抗を「お父様」が気に留めることはなく、干渉もしない。 しかし、頑なにネックレスを外さなかったせいで、夜間の任務で居場所が漏れてしまったとなれば…「指導」すべき範疇である。 アルレッキーノは精巧に作られた小さめの袋を手に、少女の部屋に入った。 己の過ちを理解している少女は、ネックレスを外して机に置き、おどおどしながら立っていた。 アルレッキーノはネックレスを手にとって一目見ると、少女に歩み寄り、その白い首に着けてやる。 そして、少女の長く柔らかい金髪をそっと耳にかけながらこう言った。「ふむ、やはりピアスを開けてたんだな。」 「お父様」は袋の中からベルベットのリボンと、宝石の嵌め込まれたピアスを取り出した。そして、少女の髪を結び、高価なアクセサリーを着けてやった。 そして彼女の肩に手を添えて、鏡の前まで連れていった。鏡に映る少女の、宝石を身に纏った姿はまるで高貴な薔薇のようで、たとえ表情が不安で強張っていても、その美しさは寸分も損なわれていなかった。 「容姿が気になるようになったのは悪いことじゃない。しかし、これらのキラキラした小物に虚栄心を煽られ、心を揺らすのは感心しない。」 「も、申し訳ありません、『お父様』。」 「二度とこんなことはしません…」と謝りながら、少女は震える手でピアスを外そうとした。 鏡に映る「お父様」の穏やかな笑みは、平生と寸分も違わぬものであった。 「落ち着け…そう固くならなくていい。手に入らないものであればあるほど、人は執着してしまう。君には、悔いなどという言葉で過去の記憶を美化してほしくない。」 「これはこのまま着けているといい。これに慣れれば、どれほど美しい宝石や装飾品も、結局は冷たい無機物にすぎないと分かるようになるだろう。」 「これは君に課せられた新たなレッスンだ——自分の感情がどこから来るのか、しっかりと認識しなさい。感情に支配されるのではなく、自らそれを支配し、利用するんだ。」ゲーム内テキスト
キャラクターストーリー3
「お父様」が「家」のルールを書き換える前、壁炉の家はまったく異なる様相を呈していた。 先代「召使」の本名はクルセビナだったが、本名で呼ばれることはほとんどなく、子供たちには「お母様」と呼ばれていた。 優しい笑顔と穏やかな態度、家族への細やかな気配り、そして子供たちに聞かせてあげる素敵な物語…彼女は完璧な母親に見えた。 しかし、もし普通の環境で育った人が彼女の語る物語を聞けば、ぞっとしてしまうことだろう—— 何せ、「お母様」は残忍極まりない話を美しい童話に見せかけていたのだから。さらに彼女はそれを利用して壁炉の家のメンバーに殺し合いをさせ、一番強い者を「王」にしようとしたのである。 「お母様」と自らを呼ばせながら、彼女自身、ここを「家」だと思ったことは一度もなかった。数え切れないほどの犠牲も、彼女にとっては興味深い実験に過ぎなかった。 …… 「召使」の座を受け継ぎ、アルレッキーノと名を変えるまで、少女は「ペルヴェーレ」と呼ばれていた。 壁炉の家の他の子供と同じく、彼女も出身不明の孤児で、「お母様」の「子供」であった。 「お母様」がペルヴェーレを贔屓し、実の娘であるクリーヴよりも可愛がっていたことは、周知の事実だった。 だからこそ、なぜペルヴェーレの「お母様」への恩返しが大がかりな暗殺であったのか、多くの者が理解に苦しんだ。 クルセビナの狂気じみた実験は人目のない場所で行われたために、事情を知る者はごく僅かだったのだ。 一方、クルセビナを殺したペルヴェーレには「母殺し」の悪名がつきまとい、彼女の残酷さだけが世に知れ渡った。 …… しかしすべてが一段落した後も、かつてのペルヴェーレ——つまり、現在のアルレッキーノが自ら説明することはなかった。 噂が世間を騒がせていても放置するどころか、加担することさえあった。 外交官にとって、そして殺し屋にとって、最も重要なことは相手の本質を見極めると同時に、自身を霧の中に包むことなのだ。 「お母様」が殺された場所には、小さな墓碑が立てられた。そしてそこには、アルレッキーノ直筆の弔辞が刻まれている。 「ここに落日の残光を葬り、昇り来る陽を迎えん。」ゲーム内テキスト
キャラクターストーリー4
アルレッキーノはかねてより、表向きにはフォンテーヌ人であると自称してきた。自らの出自を隠し、事実を炎の中に葬り去るためである。 ——幼い頃に気づいた、自分が奇異な炎を操れるという事実を。 当時、「家」の子供たちは彼女の力の正体を知る由もなく、好奇心を露わにしたが、幼い彼女にとって、それは決して自慢したいような能力ではなく、むしろ根深い呪いのようなものだった。 少しでも油断しようものなら、制御が効かなくなったその力は彼女の身体を蝕み、指先から手のひら、さらに腕へと広がっていく—— 漆黒の模様はまるで焼かれた木のようで、彼女は自身が燃え盛る薪になったように感じた。 何となく、ある「予感」があった。もしこの黒い模様が腕から肩へ、さらに肩から心臓へと広がれば、自分という存在に何らかの「変化」が起こるだろう、と。 もしかしたら、その瞬間こそ運命が手の内を明かしてくれる時なのかもしれない。 …… 身体を侵されることの他にも、炎によってもたらされたもう一つの厄介事がある。 炎に呑み込まれた者の、「残影」が残ることだ。それは記憶の断片として残ることもあれば、目が眩むほど鮮やかな色として残ることもある。 自ら手にかけた命が増えていくにつれ、アルレッキーノは様々な声を聴くようになった。 絶叫や悲鳴、呪いの声に夢から引きずり出されることもあるが、彼女にとってはとうに慣れたことだ。どうせ普段から夢に見るのは赤い月や荒野ばかりで、未練が残るようなものでもない。 ごく稀に、比較的完全な形を留めた残影が「意識を持った個体」を成して現れることがある。 クリーヴの「残影」のような目立った特徴があるわけではないが、彼らはアルレッキーノの傍に現れ、ほかの雑音を振り払い、しばしの間安らぎを与えてくれる。 ゆらゆらと集まっては離れる残影たちは、まるで戯れる子供たちのようだ。 アルレッキーノは彼らの生前の姿を覚えているが、決してそれらの名前を呼ぶことはない。ゲーム内テキスト
キャラクターストーリー5
女皇に謁見し、邪眼とともに「アルレッキーノ」という名を受け継いだあと、若き「召使」はある人物との面会を許された—— 統括官「道化」の表情は、顔の半分を覆った仮面に隠されて見えなかった。 「貴様が未だ不満や疑念を抱いていることは知っている。貴様の質問に五つ…世界に関する、或いは貴様自身に関する疑問に答えてやろう。」 「我輩に何らかの保証を求めたり、ファデュイの規則や女皇陛下の理想について問うたりすることについては、この五つに含めない。包み隠さず答えると約束しよう。」 しかし「道化」の示した誠意を、彼女が完全に信じることはなかった。 「では私からも一つ——ごまかしや曖昧な返答、言葉遊びや嘘はやめてくれ。」 「慎重だな…では、貴様が抱いているであろう最初の質問に答えよう。なぜ貴様が選ばれたのか、そして、なぜ貴様が我々の選択を受け入れねばならぬのか——『未熟な者は理想のために死ぬが、成熟した者は成し遂げるために生きる。』——これが答えだ。」 …… 「三つ目の質問。私がよく夢で見る赤い月と私が持っている力は一体何だ?」 「我輩はかつて、地下にある古国の最後の王朝に仕えていた。その王朝の名は『黒日』。それより前の王朝は『赤月』だった。貴様が生まれる前の秘密について知りたければ…『恋に落ちたレオブラント』という書籍を求めて読むがいい。我輩が学術に励んでいた頃、その類の本はあまり読まなかったものだが、偶然読む機会に恵まれたのだ。物語自体は虚実入り混じるものだったが、重要な細部においては抜けも誤りもなかった。」 …… 「五つ目の質問。すべてが終わったら、私と壁炉の家の子供たちはどうなる?」 「正直に言えば、我輩の理想の中には貴様らの誰も存在しない。我輩はただ『愚者の道義』を実践するのみだ。だがその後については…女皇陛下はきっとすべての者を愛する神に戻ってくださることを保証しよう。彼女の理想のもと、すべての者の願いが叶うだろう。」 「愚者の道義」は曖昧な言葉でごまかしているようにも感じられたが、アルレッキーノはそれらの答えを受け入れることにした。愚者への五つの質問を終えて、視界を覆っていた霧は徐々に晴れていった。 「アルレッキーノ。」 踵を返して立ち去ろうとしたところを「道化」に呼び止められ、アルレッキーノは振り返った。 「世界の真相を究明するよりも、世界がどこへ向かうべきかを考えるべきだ。」 再び背を向けて、歩み始める。響く足音が、返答の代わりであった。ゲーム内テキスト
「マレル」
壁炉の家のメンバーは隠密作戦を遂行するとき、安全を確保するため、様々な暗号を定めている。そのうち「マレル」という暗号は「召使」が自ら決めたものだ。 「マレル」とは、フォンテーヌの子供たちがよく遊ぶ遊戯のことである。地面に決まった順番でマスを描いて、マスの中にお手玉を投げ、ルールに従って順番にマスの中と外をジャンプする遊びだ。 いつからこんな遊びが流行り始めたのか、誰がルールを作ったのかは分からない。しかし壁炉の家の幼い子供たちは皆、年上の子から「マレル」を教わり、共に遊んだ。 軽やかなジャンプ、明るい笑い声…子供たちにとって「マレル」の記憶は、太陽のように輝く思い出に結びつくものだ。 だから、その暗号の意味を「安心」にすべきか、それとも「危険」にすべきか「お父様」が迷った時、子供たちは不思議でならなかった。 かつての壁炉の家では、マレルは遊びと言えるようなものではなかったことを、今は誰も知らなかったのである。 当時、子供たちは大人の監視下で、地面に描かれたマスに次々と飛び込ませられた。マスからはみ出してはならず、飛び込むリズムを乱してはならない。 失敗した先にどんな罰が待っているかは、尋ねるまでもない——マスの外側にびっしり聳え立つ、尖った刃がその答えだ。 バランスを崩す者、体力が追いつかない者、恐怖のあまり踏み外してしまう者…多くの子供たちがマスの外側に倒れていった。深紅に染まった地面は、沈痛な過去を物語っていた… あの頃は「マレル」と聞いただけでみな顔を蒼くしたものだ。「安心」などという言葉を連想する人など誰一人いなかったであろう。 だが、しばらく考えた後、アルレッキーノは「安心」のほうを選んだ。 今の子供たちにとって、マレルは「危険」とはまったく関係ない、笑顔を連想させる遊びだ。 ならば、つらい記憶は彼女の心だけに留めておこう。過去の血や塵など振り払って、子供たちにはもっと明るい未来を見せるべきだろう。ゲーム内テキスト
神の目
アルレッキーノの力は様々なところに由来する。 彼女の体内で燃え盛る古の凶月血炎。その高貴な血筋は呪いであると同時に、天賦の才でもある——これが、彼女に与えられた最初の力だ。 また、慈悲深き女皇が彼女の母殺しの罪を赦し、授けた邪眼——女皇に認められた証でもあるこれは、彼女に与えられた三つ目の力だ。 そして一つ目と三つ目の間、まだ彼女が「ペルヴェーレ」という名だった頃に、彼女は神の目を授かった。 クリーヴがまだ生きていた頃、ペルヴェーレは彼女に「お母様」を暗殺する計画を持ちかけたことがある。しかし、自信がなかったのか、或いは肉親の情に縛られてか、クリーヴは応じなかった。 冷たい刃に身体を貫かれ、クリーヴの運命は終わりを迎えた。しかし少なくとも死を迎えるその瞬間、自由を手に入れた彼女は幸せだった。 一方、生き残ったペルヴェーレの運命の歯車は、動き始めたばかりであった。 「王」を選抜する実験は終わったが、「お母様」の野心は留まる気配がなかった。 ペルヴェーレは、一度投げ出された計画を独り完遂すると決めた。 その日から、彼女は粛々と「お母様」との力の差を計算し始めた。彼女の武術は「お母様」から教わったもので、その血筋に宿る力も「お母様」はすべて把握していた。 子供の中では抜きん出た「王」とはいえ、大人からすればただの雛鳥に過ぎなかったはずだ。 しかし、どんな逆境も彼女を諦めさせることはなかった。 度重なる戦いで満身創痍になっても、まだ完全に制御できない凶月血炎が腕を真っ黒に染めても、彼女はただひたすら実力を磨き続けた。 そんなある日、冴えた月明かりが差し込む夜…何の前触れもなく、目の前に神の目が現れた。 真円の神の目は月とぴったり重なって、玉のごとく透き通ったそれは眩しい月を赤く染めた—— それは彼女の願いに応えたのだろうか?それとも、夜もなく昼もなく、何百回と考え続けてきたことがついに実を結んだに過ぎないのだろうか? どのみち答えは得られまいし、その問いに彼女自身も、さしてこだわる気はなかった。 アルレッキーノはただ、静かに神の目を心臓に一番近いところに隠し、「お母様」に小さな「サプライズ」を用意した。 ファデュイ執行官、アルレッキーノは、如何なる神にも頭を垂れることはないが、七神制度を象徴するこの神の目だけは大切に保管している。 それは彼女が運命に抗い、自らの未来を切り開いた証だからである。ゲーム内テキスト
本人のボイス 74件/他キャラがアルレッキーノについて語るボイス 1件。
本人のボイス
「〜について」
他のキャラが語るアルレッキーノ1人
ゲーム内で読める書物・武器ストーリー・聖遺物ストーリーのうち、「アルレッキーノ」が本文に出てくる箇所。原文のまま。