抜粋
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抜粋

全 4 巻563 文字

抜粋 118 文字

もし水が失われたら、如何にして水を生み出すのだろう。 もし木が土から離れたら、何処に根を下ろすのだろう。 石と金属を打つこの音が如何に鳴り響こうとも、 水と土がなければ、人は生きてゆけない。 「神俗の遺音」第九楽章、第三十七小節より。

抜粋163 文字

蛮族や水中の無学無識な生き物とは異なり、 我らのあらゆる力は我らの意志により生じる。 意志は我らと至尊の神が共に持つものであり、 肉体は我らと野蛮な獣が共に持つものである。 真にその英知を活かせる人なら、 肉体の束縛を捨て去って、 意志に命令を下し、残った者を従わせることができよう。 「神俗の遺音」第五楽章、第三小節より。

抜粋147 文字

同じ堅い肌を持つだけでなく、 我らの血には同じ神髄が流れている。 同じ精神と旋律を分かち合って、 我らの意志は一つである。 同胞たちよ。 我らは手と足、盾と剣、 根と枝葉、泉とせせらぎである。 互いに近づかなければならぬ。 たとえ異邦人に対しても。 「憂い無き歌」第二楽章、第八十四小節より。

抜粋135 文字

おお、レムスよ、大楽章の演奏者、世界の王よ。 そなたの音楽は全天を巡り、全土に響き渡らん。 シビラの金蜂が警告を発すとき、 慈悲深き至尊者は、我らに永遠の命を与えたもう。 この聖なる時を告げ、 とこしえに記憶され、礼讃されるべし。 「第三頌歌」第五楽章、第一小節より。