…… この世で最も純粋なものは、親が子に注ぐ慈愛である。 だが血の繋がりという親子の絆を、脅迫の縄として利用すれば、 いかに剛直な意志であろうとも、恐怖と不安の中で折れてしまうものだ。 他者の最愛の人を、権謀術数の駒として利用することは、 神が人に与えた最も清らかな恩寵を冒涜することに他ならない。 これこそが、三つの大罪の其の一である。 …… 石柱を封印とし、呪文を封緘とする。 「衆悪の蛇」の罪業を月光の下に証として残す。
…… 真実は時間をかけて築き上げるものだが、嘘が要するは一夜のみ。 讒言が広がれば、信頼の基盤は蝕まれる。 いかに堅固な盟約であろうとも、猜疑の中では保つことはできない。 貴族の傲慢さを利用し、不和の種を蔓延させた結果、 最も深く秘められた禍心は、つけ入る隙を得たのだ。 これこそが、三つの大罪の其の二である。 …… 石柱を封印とし、呪文を封緘とする。 「衆悪の蛇」の罪業を灯影の中に永遠に記録する。
…… 最も侵してはならないのは、生命が終末(アポカリプス)へと向かう秩序である。 これは本来、凡庸な者が軽率に奪うことは叶わぬ権限。 他者を帰路なき高塔へと追いやり、その運命を断つ。 いかに慈悲深き審判であろうとも、このような悪行を許すことは決してない。 しかし、堕罪者が安らぎを得られぬ問いかけを恐れるだろうか? 深淵さえも、高塔から落ちる銀の輝きを隠すことはできないのだから。 これこそが、三つの大罪の其の三である。 …… ライモが犯した数々の罪は、 月光と幽かなランプがその証人となった。 石柱を封印とし、呪文を封緘とする。 「衆悪の蛇」の罪業を岩礁に刻み込む。