天衡山
璃月の山。頂に「絶雲の間」へ続く道がある。
一次資料での用例
10この言葉が出てくる場面
4「黒岩場」の起源を聞いたことがあるか? 昔、人々は天衡山の鉱脈を採掘しながら、中で工場施設を作っていて、そしてそれが東大陸最大の工場になった。中の道路は四方八方に通じている、大地の深部にある古い遺跡に通じるものもあったが、その全てを記憶している人は今はもういないだろう。
璃月港は辛炎にとって、しっくり来ない場所であった。「ロック」と遭遇した日、彼女は己の帰る場所を見つけたのだ。 だが、彼女が生まれ育った場所には、ロックの文化はない。ここにいる人達に自分の音楽を受け入れてもらうには、人の注目を集めるしかない。 彼女は音楽の世界に深く入り込み、人々の心を震わす方法を探した。数えきれない程の楽器を壊れるまで弾き、両手にはタコができた。だが、それでも結果は予想通りのものだった。 「うるさいぞ!」 度重なる悪評に、辛炎の頭に諦めの文字が浮かんだ。 彼女は天衡山に座り、夜の璃月港を見下ろした。炎は町の明かりを灯しているが、「ロック魂」を灯してはくれない。 彼女は、どこか遠くのロックを理解してくれる場所に行こうと考えた事もある。しかし、これは逃げることを意味し、ロックの精神を反することを意味する。 ——彼女はここに残って、本当の意味で璃月港を照らす「炎」となるのだ。 彼女は、炎を使い人々の心を震わせる試みを始めた。音楽の中に火花と爆発を織り込んだのだ。 だが、普通の人にとって、炎をコントロールするのは簡単なことではない。 練習中、彼女は数えきれなほどの火傷を手に負い、楽器を吹き飛ばした。だが、それでも彼女は毎日、天衡山の上で練習を続けた。 もしかすると、神もこの全く新しい音楽が、七国を席捲することを期待していたのだろう… 燃え滾る「神の目」は、龍の絵に眼を入れた。 辛炎は全速で山を駆け下り、璃月港で一回目のロック音楽会を開いた。 火花と爆発にのって、彼女の音楽の道は始まった。
璃月港には絶えず大勢の人々が出入りしている。裕福な璃月の大商人、変わった身なりの異郷人、高級官僚、そして親切な鏢師など…性格も職業も様々な人々が行き交うこの街には、どんな者が現れようとも不審に思われることはない。 たとえ見覚えのない者が突然街に一人増えたとしても、住民たちは特に何の反応も見せないのである。 ある日、璃月港に突然やってきたとある女は、「閑雲」と名乗った。それはすらりと背が高い、なんとも気品のある女で、赤い縁をした眼鏡をかけている。 璃月にマシナリーを売りに来ているフォンテーヌの商人たちは、彼女をたまに見かける。彼女は屋台の前を通りかかると、足を止めるのだ。そして、仕掛けの設計をめぐって商人たちと議論を交わすうちに、日が暮れていることもある。万民堂の卯師匠と香菱は、彼女と顔馴染みらしい。彼女はしょっちゅう店を訪れては、グゥオパァーと一緒に卓につき、熱々の龍髭麺を待っている。新月軒と琉璃亭の従業員も、彼女を知っている。たまに往生堂の鍾離先生の客人として、一緒に来店することがあるからだ。おもちゃ屋の店主·山ばあやは彼女を覚えている。よく白い長髪の若い女を連れて、おもちゃを見に来ていた。申鶴と呼ばれる連れの女は、しばらく品を眺めてはいたが、特に気に入ったものが見つからなかった様子だった。それでも閑雲は、時々彼女をおもちゃ屋に連れてきていた。 ちょっとした趣味があり、広く人々と付き合い、友人も多い——璃月港のほとんどの住民と、閑雲はさして変わらないようである。 だから、彼女が玉京台近くの池のほとりでピンばあやと語り合っていても、その姿に何ら違和感はない。 「近頃、理水にはあまり会っておらぬな…削月のやつは、前に貸してやった『多用途洞天掃除呪符』をまだ返さぬのだ。」 「おや?新しく作ったと言っていた、呪符型からくりかい?」 「その通りだ。ふむ、説明しよう…」 また、璃月港の家々から灯りが消え、街がしばしの静寂の中で、再び目を覚ますまでの時間を持て余した頃…時に、閑雲は小径を辿って天衡山へ向かう。 岩だらけの険しい道も、閑雲にかかれば造作もない。両足で軽く地面を衝けば、たちまち足元には風が吹き起こり、瞬く間に山頂へと辿り着く。 朧気に見える遠くの街の景色を見降ろしながら、「閑雲」から鶴の姿となった彼女は、翼を広げて空高く飛び上がる。 なにせ、森羅万象を抱く璃月港なのだ——仙人が幾人か住んでいたとしても、何ら不思議ではないだろう。
天衡山を道場とする方士のように、奇門法術を得意とする藍氏一族は、沈玉の谷に住んでいる。 術法の中には籐人形を利用するものがあるため、藍硯の一族は籐編みの技術を重んじている。とはいえ、この術法を重く扱う宗家の籐編み師たちは、あくまで籐編みを手段としか考えていない。ところが、藍硯は違う。籐編みこそが彼女の目的であり、術法は遊びなのである。 幼い頃は本家の親戚に習って術法の古典を覚えたが、その理解は表面的なものに留まり、長年修行を重ねてきた人には及ばない。だからこそ術師を名乗ってはいないのだが、それでも組合では興味を持った職人が、邪気祓いや悪運の退治をしてくれないかと藍硯に尋ねてくることがある。 何度も尋ねられるので、藍硯も困り果ててしまった。 分家出身の藍硯は、陰陽秘術を扱う藍家のイメージには当てはまらない。藍硯が身につけているもので、唯一藍家を表す象徴は、髪につけている銀の装飾品——「銀翎翦玉玄鳥」だ。 これは代々受け継がれてきた宝物で、一族と璃月の歴史上の人物「八奇」の関係を象徴している。 「八奇」とは、かつて魔神桃都と戦った八英雄のことだ。そのうち、銀翎翦玉玄鳥、朱赤引火冥蝶、金目乗黄月駒はまとめて「桃都三妖」と呼ばれている。 一方、万象風角霊官と無妄童子、雲来釣爺の三人は「帰蔵三隠」と呼ばれる。連山二賢を含めたこの五人は、みな普通の人間だ。 「銀翎翦玉玄鳥」と「万象風角霊官」の間には深い繋がりがある。後者もたいそうな人物であり、藍氏一門の術法はすべて彼から受け継がれた。 この銀の装飾品は、まさに先祖たちが一族の来歴を伝えるために残したものなのである。 藍硯は八奇の物語をよく知っており、それを元にした璃月劇もよく鑑賞してきた。しかし、彼女にとって、この物語は重苦しいものではない。 先人が後の世代のために尽力したという歴史は、璃月の各地でみられる。そのほとんどは時と共に、風となって消え、あるいは人々の生活に溶け込み、故郷の記憶の一部となった。 しかし——そのような物語があったからこそ、藍硯のような若者たちは、沈玉の谷の美しい山野で楽しく歌うことができるのだ。
そのほかのゲーム内テキスト
25…戦いは大地を漆黒に染め、海を轟かせた。魔神の一撃をすぐさま躱した仙人、しかしその一撃は「天衡山」に当たったのだ…
…戦いの真っ最中、風が暴れ、海が荒れ、あの魔神の一撃は仙人に命中しなかったが、「天衡山」に当たったのだ。
…器を壊れるまで弾き、両手にはタコができた。だが、それでも結果は予想通りのものだった。 「うるさいぞ!」 度重なる悪評に、辛炎の頭に諦めの文字が浮かんだ。 彼女は天衡山に座り、夜の璃月港を見下ろした。炎は町の明かりを灯しているが、「ロック魂」を灯してはくれない。 彼女は、どこか遠くのロックを理解してくれる場所に行こうと考えた事もある。しかし、これは逃げることを意味し、ロックの精神を反することを意味する。 …
天衡山の山頂にしよう。あそこなら璃月港を一望できる…
賑やかな港口から遠く離れたところに天衡山は高くそびえている。「七星」と諸商会の首脳はここで璃月の平穏と繁栄のために動いている。
「明日、僕はホテル・ドゥボールのアフタヌーンティーを体験できる。さらに数日後、天衡山で黄金に照らされる山の風景を鑑賞できる。この世界はなんて広いんだろう!」
背の高い木を植えた盆栽。容器は天衡山の奇石で作られた。 非常に大きく、天井を貫いてしまう恐れがあるため、屋内に置かない方がいい。
帝君はこの石を天衡山の道に置き、侵入してくる敵を阻止したという伝説がある。とある魔神傘下にある統帥の軍隊がこの石を見た時、「我が拳よりも繊細な石でなにができる」と言い、部下に前進するよう命じた。しかし、軍隊の車輪はこの頑固な石を砕くことができず、制御不能に陥った。統帥は山に落ち、逃げ去っていった。そして彼の狂言から、この石は「細拳石」と呼ばれるようになった。
今になってもなお、彼の角に支えられた「天衡山」は高くそびえ立っておる、そして彼が戦いで流した血は「碧水川」となった。
天衡山の土壌。一体ソラヤーはこれから何を分析するのだろう…
天衡山を道場とする方士のように、奇門法術を得意とする藍氏一族は、沈玉の谷に住んでいる。 術法の中には籐人形を利用するものがあるため、藍硯の一族は籐編みの技術を重んじている。とはいえ、この術法を重く扱う宗家の籐編み師たちは、あくまで籐編みを手段とし…
天衡山の各種奇石が記録されている。その中には、希少な鉱石に関する伝説も含まれている。天衡山の南にある湖の中央に立ち、夕暮れ時に日没の方角を探すと、伝説の秘華石が見つかるらしい。
「移霄導天真君」は自分の骨肉を拾い上げ、天衡山の麓に投げたのだ!それで、どうなったと思う?
天衡山南部の道路わきに、「夜叉石像」が二体あるのは知ってるか?
天衡山に小さな宿屋があります、そこの食事は安くて美味しいのになぜか人気が出ないんです。
私は虞黄衣——天衡山の麓に山輝砦があった頃…帰離集がまだなかった時代の人間だ。
璃月にしかない木。天衡山一帯に存在し、炎のように赤い葉で多くの文学者に愛されている。
そう。愛する人ができたんじゃ…彼は人間じゃった。ずっと天衡山に籠って修行していたらしく、その時、彼も初めて下山したとのことじゃった。
… 「その通りだ。ふむ、説明しよう…」 また、璃月港の家々から灯りが消え、街がしばしの静寂の中で、再び目を覚ますまでの時間を持て余した頃…時に、閑雲は小径を辿って天衡山へ向かう。 岩だらけの険しい道も、閑雲にかかれば造作もない。両足で軽く地面を衝けば、たちまち足元には風が吹き起こり、瞬く間に山頂へと辿り着く。 朧気に見える遠くの街の景色を見降ろしながら、「閑雲」から鶴の姿となった彼女は、翼を広げて空高く飛…
あの海魔は体が非常に大きく、頭だけで天衡山と同じくらいの大きさがある…頭だけであんなにも大きいんだから、体は言うまでもないだろう!
その一撃の威力が如何程のものだったかって?天衡山の麓に穴を開けたくらいさ!
当時はみな天衡山の周囲に暮らし、力持ちは金槌を振るって鉄を打ち、身軽な者は山へ行って狩猟やキノコ採りなどをした。
「黒岩場」の起源を聞いたことがあるか? 昔、人々は天衡山の鉱脈を採掘しながら、中で工場施設を作っていて、そしてそれが東大陸最大の工場になった。中の道路は四方八方に通じている、大地の深部にある古い遺跡に通じるものもあったが、その全てを記憶している人は今はもういないだろう。
天衡山が崩れて、璃月もこのまま終わるんじゃないかと思ったよ。
天衡山より北、夜の剣の稽古に勤しむ万葉に出会った。空が白む頃には、お互いの旅路を進むことになるだろう。だがどんなに道が長くとも、二人は同じ空の下にいる。