大マハマトラ
スメールの風紀を統べる役職の長。教令院の権威が及ばない場所にも手を伸ばせる。
一次資料での用例
2この言葉が出てくる場面
24文字が知恵の媒体であるならば、文字を学ぶことは間違いなく学問の出発点である。そしてコレイは、知恵という名の山のふもとに到着したばかりのようだ。 彼女が初めてガンダルヴァー村に来た時、思ったことをいつも取り留めもなく言うため、ティナリを相当悩ませたという。ティナリは大マハマトラに何度も確認し、自分はまだ「補講」を受け持つ気はないと繰り返し訴えた。 紆余曲折を経たものの、コレイは師匠の指導を受けられるようになる。ティナリはコレイの語彙力を高めるため、読書をさせようとさまざまな書籍や文献を集めた。 子供向けのテイワット文字辞典や頭を悩ませるような科学論文を除くと、コレイがもっとも読んだのはモンドの童話絵本だ。 その理由は単純だ——童話は文字が少なく絵が多いからである。文字が読めなくとも、絵でなんとなく理解することができる。 しかし、童話ばかり読んでいても授業についてはいけない。そこで語彙力が少し上がった頃、コレイは教科書以外にも読める本を探し始めた。 とある噂で、稲妻には「娯楽小説」と呼ばれる本があることをコレイは知った。それは論文よりも理解しやすく、童話よりも挿絵が少ないため、今のコレイにはちょうどいい。 その上、「娯楽小説」は買った当日に夜更かししてでも読み終える人がいるほど、ストーリーが魅力的だそうだ。 夜中に読書するのが難しかったコレイにとって、これは試してみる価値のあることだった。 ある日のパトロールの終わりに、コレイは『鬼武道』を手にワクワクしながら寮に駆け戻り、すぐさま読み始めた——その夜、コレイは確かに眠れなかった。 「封印された力!」、「孤高の復讐者!」、「俺に近づかないほうがいい」、「神々の恩恵など俺には無縁だ!」 ——コレイはそれらの言葉が頭から離れず、布団で頭を覆っては一晩中寝返りを打っていたという。
大雨が降り、落石と泥がコレイの帰路を阻んだ。 コレイは崖の下で焚き火の支度をし、隣にいる震えの止まらない少女を温めようとした。 この河谷は、彼女が毎日パトロールをしている森から一日かけて歩いたところにある。彼女一人なら、雨の中を帰ることも不可能ではない。 しかし、長いこと森で迷子になり、飢えと寒さに苦しんでいる子を一人連れ帰るとなると、今のコレイには難しいことだった。 少女の顔は青ざめ、額は熱を帯び、母親のことをつぶやいている。 コレイはその子の母親のことをはっきり覚えている。彼女はガンダルヴァー村へと焦燥し絶望した様子で助けを求めてきた——その表情は、まるで苦しむのは娘ではなく自分であって欲しかったと言っているようだった。 その母娘はキャラバンと共に河谷を越え、キャンプを設営して休んでいたそうだ。しかし、娘が逃げ出して森から帰ってこなくなったという。キャラバン隊はその子を探そうと力を尽くしたが、見つからなかった。 母親は仕方なくガンダルヴァー村へと戻り、助けを求めたのだ。 今、ティナリはレンジャーの先輩たちを連れて会議のためシティへ行っている。あまりにも危機的な状況であるため、師匠の帰りを待つことはできない。地面は大雨に洗われ、救助犬の鼻もあてにならない。 コレイはバッグと弓と矢を手に、一人森へ向かった。 それと同時に、雷鳴と雨音の中、獣の低い唸り声が徐々に近づいてきた。 過去の嫌な記憶が蘇る。しかも、もっとも直面したくない記憶だ… 雨が止むと、知らせを受けたティナリが休むことなく、急いで現場に駆けつけた。 崖の下の道には戦いの跡が続いており、遠くで数匹の獣が倒れている。その先にコレイと少女が互いに肩を寄せ合って、静かに眠っていた。 ティナリの心臓が跳ねる。彼には分かっていた、目の前にいるコレイがここまで強くないことを。まさか、彼女は使ってはいけない力を使ったのではないか。 これは毒を飲んで渇きを癒やす行為、コレイの病状を悪化させてしまうことだ。早く大マハマトラに連絡しなければ… ティナリの足音で目を覚ましたコレイ。彼女は慌てて身振り手振りで、隣の女の子を驚かさないよう音を立てないでと師匠に頼んだ。 ティナリは心配そうに彼女の様子を確認する。「コレイ…君、もしかして…」 コレイは首を横に振り、手を上に伸ばすと、一晩中握りしめていた拳を緩めた。 「師匠、あたし強くなったんだ!みんなの努力を無駄にしないためにも、今日からはあたしがみんなを守ってみせる。」 彼女の手の中で、神の目が静かに光を放っていた。
か…彼の話をしないでくれる?いや、大マハマトラは悪い人じゃないよ。彼があたしをモンドからスメールに連れ戻してくれたから、あたしにも落ち着ける場所ができたんだ。ただ、スメールに帰る前の、あの「封印」のことを思い出すと…うぅ、首の後ろがまた痛くなってきた…
大マハマトラが彼を連れて来て、ここで一緒に食事したことがある。食前の果物が運ばれてきた辺りで、彼はあの頑固で理不尽なルームメイトについて話し始めた。口を挟むスキもなかったよ。それであたしたちは、食事が終わるまで笑いを我慢しながら頷くことしかできなかった。はぁ、本当に大変だったよ。
ティナリがガンダルヴァー村に来た当初、彼はまだ他の者と変わらないレンジャー長の一人だった。 「教令院のおかしな『大プロジェクト』に参加するよりも、自分の知識や学んだことを活かして雨林の環境を改善したほうが有意義だ。」 ——これはアムリタ学院を卒業すると同時に教令院を離れ、レンジャー隊に入ったティナリの初志である。 しかし入って数日で、レンジャー隊の中にも色々と問題があることに気付いた。 メンバー全員に雨林を守るという情熱はあるものの、レンジャー隊全体を見た時、合理的な規律や科学に基づいた指示が欠けていたのだ。 何かを変えるには必ず困難に直面する。だが、それを放置するようなティナリではない。 並外れた行動力を持つティナリは、すぐに状況の改善に取り掛かった。 科学的な観点を用いたパトロール日誌の作成、一人一人の長所に応じた任務の割り当て、メンバーに対して定期的な博物学の講義… レンジャーたちの協力の下、アビディアの森でのパトロール効率はどんどん上がっていった。特にガンダルヴァー村付近の効果は著しかった。 気が付けばレンジャーたちの目には、この博識で行動力のある学者が「リーダー」として映っていた。 そんなある日、仲間たちが自分の呼び方を変えたことにティナリは気付いた。 「大レンジャー長!今日の日誌を書き終えましたのでご確認ください。」 「大レンジャー長!チンワト峡谷付近で小さな包みを拾った、遺失物保管所に置いときますぜ。」 「まったく、サグったらどこ行ったの…大レンジャー長、見かけませんでした?」 最初はメンバーたちの呼び間違いだと思ったが、何度も聞くうちにティナリも訝しむようになった。 「うちに『大レンジャー長』なんて肩書きはあっただろうか?…ああ、もしかして『大マハマトラ』の呼び方を真似たとか?」 …これについて、何があったか過程は省略するが、ティナリの強い要望により呼び方はまた「レンジャー長」、「師匠」、「ティナリ先生」へと戻った。 「『大レンジャー長』なんて大げさだ。僕にそう呼ばれる資格なんてないよ。」 これはティナリが実際に口にした理由である。 「なんて恐ろしい。誰かさんが言ってた『大マッハマシン』なんていうダジャレを思い出してしまった…」 これはティナリが言葉にしなかった、もう一つの理由である。
ティナリの同族は数が少ない。またその行動には定まりがないため、人付き合いが嫌いだと思われている。 しかし、ティナリはどうやら違うようだ。 彼は学問に没頭していたため、人間関係に特別気を遣っていたわけではないが、偶然が重なり多くの仲間と出会うことになった。 教令院の学生時代、ティナリは成績が優秀だったため、多くの学生から課題の相談を受けた。講義が終わると、よく記念写真を撮ろうとも持ちかけられた。 ティナリは少し戸惑いはしたものの、それらにすべて応えたという。 その結果、「ティナリは何でも知っている上に、とても付き合いやすい人!」という印象が広まり、彼のもとを訪れる人がさらに増えた。他の学院の学生からも協力の依頼が来るほどだ。 ある日、ティナリの「人気」は大マハマトラ、セノの目にも留まった—— 徒党を組み、勢力を形成している…まさに学術を腐敗させる前兆の一つだ! しかし、長期に渡り密かに観察した結果、ティナリが人から声をかけられるようになったのは、あまりにも「いい人」であるからだとセノは気付いた。 そして、ティナリ自身は学問に心血を注いでいるため、人から誘われることにあまり乗り気ではないことに気づく。 たとえ協力の依頼を引き受けたとしても、それは研究を優先した上での結果であった。 最終的にセノは、このような結論に辿り着く。「彼は正直で信頼できる人材だ。決して学術の腐敗をもたらすことはない、警戒する必要もないだろう。」 そんな純粋な印象を受け、知識や学者を故意に遠ざけていた大マハマトラも警戒を解き、ティナリとの親交を深めていった。 そして、このような縁が重なった結果、ティナリは新たな仲間を迎えることになる—— 「この子は…『コレイ』というんだね?」 「文字が分からなくても大丈夫、そう落ち込まないで。誰だってゼロから学ぶんだ、君は他の人と何も変わらない。」 「最初の授業は、自分の名前の書き方からにしよう。」
セノに会いたいの?先に忠告しておくけど、あいつに目を付けられると厄介なことになるよ。大マハマトラのようなお偉いさんにはなかなか会えない。でも、あいつはたまにガンダルヴァー村までコレイの様子をこっそり見に来てるんだ。セノはバレたくなかったんだろうけど、声で分かる。
先生が救出された後、見舞いの手紙を送ったんだけど、驚くことに、すでに僕の名義で見舞いに行った人がいたらしいんだ。それから、先生の返信の最後にはこんな疑問が書いてあった——「どうして大マハマトラは、スメールの『強威』により賢者たちの名声を取り戻すべきだと言ったのだ」と… 確かに、どうしてだろうね。
教令院のマハマトラたちを率いる大マハマトラ·セノ、彼の教令院内における「威信」を知らぬ者はいない。 彼の責務は教令に違反する者の捕縛、禁令に抵触する研究を中止させることである。それらは院内の風紀を維持するためのものであるが…学者たちからは学術を破壊し、研究を徹底的に禁止するもの、さらには「知識を求める道を断つこと」だと思われている。院内で知識を渇望する学者たちは、その全員が彼の「威嚇」を受けていると言えるだろう… やがて、セノの姿を見ただけで学者たちは皆、彼とは関わるまいと静かに避けるようになった。 しかし大マハマトラは、このような状況をまったく意に介さない。 もし、その大げさな「威信」が本当に学者たちを震撼させているのなら、院内の風紀を保つ者にとってこれ以上に相応しいものはないからだ。 それに友人であるレンジャー長の言葉を借りると—— 「彼らのほとんどの研究は、マハマトラが直接出向くほど重要なものじゃない」そうだ。
大マハマトラのセノの名声は教令院だけに留まらない。 アビディアの森のレンジャー長いわく、大マハマトラが深夜の密林を無言で歩いているのを見たそうだ。アパーム叢林の外周部に住んでいる人は鮮明に覚えている。白い髪の少年が彼から飲み水をもらい、一人で荷物を背負って森の深くへ入っていったのを。ソベクオアシスで休息をとる冒険者は、セノに道案内をしたことがあると主張した。しかし、その行き先は魔物がはびこる地である。大赤砂海では無法な振る舞いをする傭兵や宝盗団でさえ、大マハマトラの前で問題を起こす勇気などない。法を犯した学者を匿ったことで砂漠の中に葬られた傭兵団の存在が、狂人たちの教訓となっている。 だが、セノの手に落ちた罪人たちからすると、大マハマトラに対する畏敬の念はまた別の事情が由来していた。 教令院から逃亡する際、罪人たちの大半はパニックに陥り、時には危険な状況に身を置かれて逃げられなくなる。しかし、それを捕らえに来たセノは罪人をそのまま危険な状況に置いておくのではなく、身の安全を必ず確保してから教令院に連れ戻し裁判を受けさせるのだ。 セノと共に大赤砂海を越えたことのある罪人が、審問の前に「なぜ、あのような行動を取ったのか」とセノに質問した。するとセノはこう答えた—— 「お前を裁けるのは教令のみ、俺の職務はお前を裁判にかけるため連れ戻すことだ。」 このヴァフマナ学院出身の学者は刑期を終えた後、セノと共に経験した冒険から『極悪人』という小説を書き、現在でも教令院では人気の読み物となっている。さらにこの学者はヴァフマナ学院の要請で講座を開き、彼の著書で「正義」が描写されている理由を詳しく語った。 しかし、セノによればこの本のいくつかのエピソードは「誇張されすぎている」そうだ。彼らはキングデシェレトの末裔が作った魔物に遭遇していないし、砂漠の底にある生きた迷宮に迷い込んでいない。巨大ワームのヒダで砂嵐を凌いでもいないという。 だが、少なくとも学者が本の中で記述している自身の罪に対する説明は、非常に正確で称賛に値するものであり、今後二度と繰り返さぬようにとセノは言葉を残している。
セノは、マハマトラとは知識を求める者の敵ではないと常々思っている。 セノに教えを授けた学者ジュライセンはかつて、もし「知恵」が教令の制約を失ったら「災い」となることを彼に教えていた。 暴走した「知恵」は無知の海に浮かぶ餌となり、分別のない者たちを深淵へと引き入れる。 暴走した「知恵」は学者たちを傲慢で身勝手にし、畏敬の念を失うばかりか生命を蔑視して生死に対して妄言を吐き、世の中に取り返しのつかない傷を残す。 故に賢者たちは絶えず新たな教令を発布した。それは、教令院内の知識を求める者たちがそのような「餌」に導かれ、誤った道を進まないようにするためだ。 つまり、違反した者を逮らえて教令に従い彼らを裁くマハマトラたちは、教令院で知識を求めるすべての人々の「守護者」なのである。 しかし、学者たちが持つマハマトラのイメージは、暴力的な手段で知識を排除しようとする「破壊者」であった。 「脳みそが単純なヒト型キノコン」、「ミスター『禁止』マン」、「シュレッダー」…これらはいずれも学者たちがマハマトラに付けたあだ名だ。 だがもっとも有名なあだ名は、やはりハルヴァタット学院の学者が作った「教令駄獣!」だろう。 初めてそのあだ名を耳にした時、多くのマハマトラは怒りを覚え、学者たちがマハマトラの仕事を蔑んでいると感じた。 しかしセノは、このあだ名を逆にとても気に入っているという。 「マハマトラとは教令を背負って教令院を駆け回る『駄獣』そのものだ。」 「風紀監察権の執行中は、俺たちの誰もが自分の背負っている教令の重みを心に刻んでおかなければならない。」 そう言ったあと、大マハマトラはさらに付け加えた。 「…まあ、別の視点から言えば、責務を遂行するとき俺たちも駄獣のように他人と争わず、仕事を『妥当』に処理すべきだが。」
教令院が建設されたばかりの頃、院内の学者たちは望むままに資源を使って、自身の想像力と創造力を発揮していた。 地形の改変、天候の制御、古代遺物の再構築…地上の知識だけで彼らの好奇心を満たせなくなると、一部の学者は星空や生死に干渉しようとした。 …しかし、それらの学識は当時の彼らに干渉できるようなものではなかった。 学者たちが学識のために自らを破滅に追いやらぬよう、賢者たちは六つの「根源の罪」を制定する。 彼らは、この世における万般の罪は六つの「根源の罪」によって、すべて引き起こされるものだとした。 その一、人類の進化にまつわること。 その二、生死に対して妄言を吐くこと。 その三、宇宙の向こう側を探究すること。 その四、言語の起源について追求すること。 その五、神明を畏れることなく奉らないこと。 その六、恐れを知らずに奥秘について語ること。 これら六つの罪に基づいて賢者たちは教令を制定し、続けて新旧様々な院内の規範を改定する。そして、マハマトラたちは教令に則り正義を執行した。マハマトラの監督のもと、学者たちも教令を大人しく遵守するようになった。 このように、教令院内の全員が法に従って自身の義務を果たしている。明晰な叡智と繁栄によって、教令院と学者たちは進歩を続けているのだ。 時が過ぎて状況も変わり、古びた六つの罪は人々に忘れ去られたのか、野心を抱く者たちが現れ始めた… だが、現代の「大マハマトラ」であるセノにとって、彼がすべきことは何も変わらない。 彼はもっとも古いその「根源の六罪」に基づき、すべての違反者を公正に裁くのだ。 そう、賢者もまた然りである。
セノが「神の目」を手に入れた方法について、教令院内では様々な説が流れている。 ある者は、「神の目」を模造する方法を研究していた学者を捕らえる命令を受けたセノが、その過程で得たと言っている。その学者は主のいない「神の目」を研究のために購入しており、それによってセノは手に入れたらしい。またある者は、セノが実はキングデシェレトの末裔であると唱えている。彼は小さい頃から大赤砂海のとある神殿に暮らしており、ある無名のヘルマヌビスの祭司に育てられたそうだ。その祭司がセノの武芸と精神を鍛え、準備が整うと彼に「神の目」を与えたという。そして、彼一人で砂漠を越えさせて教令院に向かわせた後、ヘルマヌビスの意志を遂行させていると説いている。またセノの「神の目」は、教令院の禁じられた技術と関係があると説く陰謀論もあった。でなければ、どうして砂漠の民が教令院であのような地位に就くことができるのか、と。 誰もセノに直接問いただすこともしなければ、彼自身もそんなおかしな流言に無駄な気力を費やそうと思わなかった。 実際のところ、彼が「神の目」を手に入れた経緯はとても簡単なものだ。 それは彼が「大マハマトラ」として着任する前日のこと。いつものようにマハマトラとしての仕事を終えたセノは、図書館に行き教令に関する書物を読んでいた。彼ははっきりと覚えている、その日、彼が読んでいた本は賢者たちが総括した「六つの罪」について述べたものであった。賢者たちによれば、それら罪は数々の罪悪の根源であり、現在の教令院における様々な教令の基礎は「六つの罪」から派生したものだという。彼が「恐れを知らずに奥秘について語ること」の罪を論述した章節を読んでいた時、いくつか内容の理解できないものがあった。そのため、彼は目を閉じて知恵を絞り深く考え込んだ。彼が目を開けると、「神の目」が本のページの上に横たわっていたという。 セノは「神の目」をじっくりと観察し、考えに耽った。彼はまず、既存の教令に「神の目」を授けられることを禁じた条項がないことを確認し、「神の目」に関するいくつかの学術的事例を調べ、この「神の目」が悪意を持った罠でないことを確信する。そして、自分が「大マハマトラ」となった後に直面するであろう課題と、この「神の目」が自分に与えてくれる力について熟考した…様々な判断を繰り返し、最終的にセノはこの神からの贈り物を真摯に受け取ることを決意した。 彼が考えを終えた時、窓の外には朝日が上り始めていたという。セノは「神の目」とまだ読み終えていない本を手にして図書館を去り、「大マハマトラ」の着任儀式の場所へと赴いた。 すべてが順調に進めば、彼は三十分後に教令院の新たな「大マハマトラ」となる。 彼にはまもなく神聖な裁決権が授けられ、そしてその「神の目」は神聖な権力のもと職権を円滑に行使できることを保証していた。
俺はセノ、かつての「大マハマトラ」だ。今は己の力で悪しき罪を裁いている。もし、お前も規則と正義を求める心を持つならば、助けになろう。
俺はセノ。教令院の「大マハマトラ」で、規則を保ち、悪しき罪を裁くのが俺の仕事だ。今後の旅でも、お前の安全をしっかり守ろう。
ああ、当然知ってる。リサ先輩と俺は同じ賢者に師事していたからな。大マハマトラとして、知識の過剰な追求が引き起こす悲劇を数多く見てきた——あいつの選択も理解できる。
教令院の大マハマトラ…以前は、滅多に防砂壁のところまでは来ませんでしたが、最近はよく姿を見かけるようになりました。エルマイト旅団の中では、彼に関する怖い話も沢山出回っているようです…
秩序と正義の衝突に直面した時、絶対に揺るがない答えをいつも「大マハマトラ」が出せるとは限らない——妥協すれば後戻りできなくなることは、彼自身が一番よく知っているはずよ。だからこそ、彼がいま本来の居場所に戻れたことは、スメール全体にとっても幸運なことなの。
「大マハマトラ」様って、「七聖召喚」が得意なんだ…あっいや、もし機会があれば、対戦できるかなって思っただけ。「七聖召喚」みたいなカードゲームは、計算の得意な方が勝ちやすいから、むしろ…負けないかも…
多機能遺跡探索補助端末——コードネーム「毘藍婆」。これはファルザンが教令院に帰還した後に経費を申請できた、数少ないプロジェクトのうちの一つだ。 このギミックには、護衛と見回り、魔物退治、土砂清掃など様々な機能が搭載されている。ファルザン個人の好みで、触ったり押したりと暇つぶしに使える部品も多い。 しかし、意外なことに、この「家庭用·旅行用何にでも使える神グッズ」はマハマトラの一団を呼び寄せた。彼らは有無を言わせずファルザンの工房に押し入ると、コードネーム「毘藍婆」を細かく精査し始めた。 そして、一見用途のない部品を大量に見つけると、マハマトラたちの疑いはさらに深まった。ファルザンの「それはただのストレス発散用じゃ!!」という主張を無視し、彼女の新作を解体してくまなく調べようとしたのである。 しかし幸い、駆け付けてきた大マハマトラのセノが部下たちを止め、事なきを得た。 謎の失踪を遂げた上、その間に起きたことについて言葉を濁しているからには、ファルザンは何らかの秘密を抱えていると、マハマトラたちは疑っていた。 クシャレワー学院の誘いを断ったのは、知論派の審査員がギミックのことを理解していない点を利用して、危険なものを再現しようとしているからではないか、と。 何しろ、キングデシェレト文明に触れた学者は皆、その奇妙な英知に引き込まれずにはいられなかったのだから。そういう理由で、ファルザンがギミックを作り始めたと聞いた彼らは、ものものしい警戒態勢を取り、過敏な反応を見せたわけである。 セノはファルザンと関連するすべての記録を調べて、彼らの疑問点を一つひとつ潰していき、部下の僭越な行動についてファルザンに謝罪した。そして一人のマハマトラを残し、後始末を任せたのであった。 ファルザンはちょうど人手不足に悩まされていたので、この対応については大変満足だった。大マハマトラの公正な判断を気に入り、ファルザンは新作の命名を任せたいと思った。 すると、セノは少し考えた後、こんな意見を出した——このギミックは出力が高いし、マハマトラたちともこうして繋がりを持った…「大マッハマシン」にするのはどうだ? …その時のファルザンは、キングデシェレト遺跡を見た時よりも困惑した表情だった。 ありがたいことに、すぐ傍にいたマハマトラが、クシャレワー学院が既に同名のギミックを出しているからとフォローを入れてくれた。冷めきった顔でファルザンはその場でその提案を断り、セノに命名の「深意」を問わなかった。 だが「大マッハ」と「マシン」の組み合わせを参考に、ファルザンは新作の名前を思いついた——「毘藍婆重機」は、こうして誕生したのである。
スメール人はクラクサナリデビの救出に参加した一同を英雄と呼ぶ。しかし、これを言い伝える者は事件の全貌を知らない人間がかなりの割合を占めており、ただちょっとした話を耳にしただけで、それを美談として口にしている。参加者の一人であるアルハイゼン本人は、その英雄という言葉に特にこれといった感想もなく、それを口にするべきことだとも思っていない。 また、彼は大賢者の位に就いてくれという教令院からの勧誘を、幾度となく断った。しかし、ちょうど情勢が安定しないときであったため、最終的に代理賢者の兼任を承諾した。 賢者や大賢者になることを断るというだけでも十分不思議なのだが、それ以上に、すでに代理賢者を担った者がそのままその座に居座ることなく予定通り辞任し、大して重要ではない書記官の職に就いたことのほうが、人々を驚かせた。 収穫といえば、一つは経済面だ。アルハイゼンは書記官の職務をこなしながらも賢者の福利厚生を受けている。その上、彼の手には自身で完成させた優れた研究もあるため、生活に不自由することは一切ない。もう一つの収穫は、人間関係である。例の一戦を経たアルハイゼンは、他の計画参加者を戦友として見てもいいと感じており、出かけた際にたまに出会うと、挨拶代わりに会釈したりもする。 また、クラクサナリデビは時たま、今は同じ教令院にいるアルハイゼンをスラサタンナ聖処へと招き、各事項について話し合うのだが、そこで彼は結構な人数を目にする…大マハマトラのセノ、傭兵のディシア、ズバイルシアターのスター·ニィロウ…「アルハイゼンさんはどうやってあんなにすごい計画を思いついたんですか?後になって思い返してみたら、お互い怪我しなくて本当によかったなって思って…」そうニィロウから話しかけられることもあった。 ニィロウは言葉を続けることを少し躊躇った。アルハイゼンには彼女の疑問が理解できた。神の缶詰知識の罠からうまく逃げられたことには誰だって驚くだろう。しかしアルハイゼンからしてみれば、彼は本当の意味で危機に陥る事など全くなかった。なぜなら彼は、最初からあの缶詰知識を使ってはいなかったのだから。 そんなことができたのも、書記官という職務がもたらしてくれた知識のおかげだ。幸運にもアーカーシャシステムの関連説明書を読んだことのある学者として、頭部に取り付けるアーカーシャのパーツと缶詰知識を研究したのは確かだ。その経験から、どうやってアーカーシャの見せるものを改竄するかということから、アーカーシャ自身の持つ投影バリアを逆転させれば、後頭部への一撃があった場合にも防げるだろうということまで思いついた。 計画がすべての基礎であり、また事前の研究こそが計画の基礎となることを、事実こそが証明してくれている。しかし、アルハイゼンは自分が無傷であったことをひけらかすことに興味もなかったため、ただニィロウに「俺の知っている限り、この件についてはセノやディシアも疑問に思っているようだ。しかしこうやって聞いてきたのは君だけだった。あいつらは、俺に聞くのがそんなに恥ずかしいのか?」と問い返しただけだった。
あの「大マハマトラ」のことか?いつも厳格で素早い、腕の立つやつさ。一部の物事に対する処理の仕方は、あたしの好みにもかなり合ってる。
酒に酔った飲み友達たちはセトスの物語に出てくる隠者のことなど覚えていない。宝物庫の鍵を管理する謎の人物、その話を覚えているのは店主のランバドだけだ。彼は酒や料理を楽しもうと訪れる客に尋ねた。「語り部から聞いた話なんだが、どう思う?そんなことが本当にこの世にあるんだろうか?」 そこにいる者は互いに顔を見合わせた。ドリーはフィッシュロールをフォークで刺して、ぽつりと言った。「そんな人がいたらとっくに大金持ちになっているでしょうね」 「それかどこかの部族のリーダーになっているかもしれませんね?そういう物語が生まれるのは砂漠でしょう」隣のテーブルのキャンディスが答えた。 ディシアは笑ってある人物を思い浮かべ、こっそりランバドに尋ねた。「どうしてありえないと思うんだ?若者にだって謎めいた肩書くらいある。そいつもお酒を飲みに来たり、普段は仕事を探したりしてるかもしれないぜ」 その頃、セトスは遠く離れた土地にいた。彼は旅行鞄を背負い、軽快に歩を進める。太陽が徐々に姿を消し、夜の闇が遠方から這い出ようとしていた。同行者の因論派の学者は消えゆく太陽を見て、怯えた表情を浮かべた。セトスは雇い主を見ると、無言で飲み水を手渡した。 セトスの歩調は学者に合わせた、ゆっくりとしたものだ。夜になると、雇い主とガイドは大きなテントを共に使った。学者はセトスの建てたテントの脇に座り、感激の面持ちで火に当たった。 「お金に苦労している様子もないのに、なぜ砂漠を目指す者のガイドを引き受けたのだい?君はどうやら砂漠暮らしが長いようだね」 「ヒマだし、手伝ってくれって言われたから来たんだよ。僕は砂漠で育って、教令院の試験には落ちた。君たちがどんな研究をしてるか興味もあったしね。こうして学者さんのガイド兼護衛をするのも、おもしろいと思って」 セトスは落ち着き払っていた。様々な場所で物語を聞かせるときと同じように、一切ボロを出さない。その顔は誠実そのものだ。学者もそんな彼を無視できず、教令院の面白話や、同級生や同僚、研究の愚痴を話し始めた。セトスは頬づえをつき至極真剣に話に耳を傾けた。学者の暮らしに興味津々といった様子だ。 それから一週間、セトスは名もなき学者の実地調査に付き添い、彼を教令院まで無事に送り届けた。謝礼を受け取ったセトスはそれを確かめもせずポケットに放り込むと、手を振って正門から出て行った。 彼は院を出てすぐに大マハマトラ·セノに遭遇した。セノは彼と遠くにいる学者を交互に見て、納得した顔を見せた。 「副業のほうはどうだ?あの学者の研究はおもしろかったか?」とセノが尋ねた。 セトスはセノに倣って手すりにもたれかかり、沈む太陽を見つめた。 「まぁね。でもああいう学者は頭が固すぎる。あの人は知恵のある部族が砂漠に隠れ住んでると思いこんでるんだ。いくらキングデシェレトの霊廟のそばにはいないと伝えても信じない。しまいには僕の実家があの辺にあると言っても、信じなかった」 「そいつに言ってやるといい。俺やティナリやコレイ、ディシアのみんなが、お前の出身地を証明するとな」 「いや、それだとあの人は僕をただの嘘つきだと思うだろうね。いくらヒマでもそんなやつがガイドなんかするかってさ」
スメールでキングデシェレト文明を研究する者、キングデシェレト·アフマル及びその配下七柱の名前を淀みなく、そらんじることができるその信奉者は、みな「沈黙の殿」の存在意義を理解している。 それは極めて古い組織である。その使命を知る者がいるとすれば、「崇高」と「管理」という二つの言葉でそれをまとめるはずだ。 知恵の頂点であるヘルマヌビスが沈黙の殿を建ててからすでに千年以上が経つ。彼らの唯一かつ最も崇高な目的は、門外不出の知識を管理することだ。幾千年もの間、砂漠では動乱が起きた——その中で沈黙の殿は彼らの有するあらゆる知識を携えて戦火を逃れ、各地を転々とした。一旦は雨林や教令院に身を寄せたものの、教令院の権力者に対する不信感からその地を離れ、結局は忘れられし土地に逃れることとなった。 ストーリーの語り部セトスは、まさにその沈黙の殿の出身であった。彼は自分で言うような平凡な人間では決してない。それどころか、平凡な身分が彼の人生の穴を埋めてくれたとも言える。 セトスは砂漠に生まれた。母は商人、父は傭兵であったと聞く。ある者は様々な手がかりを繋ぎ合わせ、彼の両親は希少な砂漠の部族出身だと推理した。だが残念ながら、セトス本人に実の両親の記憶はない。物心つく頃にはすでにバムーンに引き取られ、血の繋がらない孫として沈黙の殿で暮らしていた。 数年後、セトスは特異体質であることが判明する。ヘルマヌビスの跋霊を受容できる体質だったのだ。それゆえ彼は、自分に憑依した偉大な力と神聖な絆を築くことができた。 幼い頃、彼と似た体験をしたもう一人の人物、大マハマトラ·セノはいち早くスメール人の尊敬を集めていた。セトスはセノのように名を馳せ注目されるのをよしとせず、スメールシティに来てからは名前や身分を隠してごく普通の人間として過ごした。 彼は平凡で完璧な家庭環境をでっち上げ、住む場所を手配し、時おり砂漠のガイドや商隊の手伝いをして暮らした。退屈すると色々な場所で友達を見つけておしゃべりし時間をつぶした。 もちろんそれは暇な時だけで、忙しくなると状況は一変した。時々クラクサナリデビに呼び出されて、賢者たちと共に協力の過程で生じる諸問題を検討することもあった。そう、セトスはすでに前首領のバムーンから沈黙の殿の指導者という立場を引き継いでいたのだ。彼は沈黙の殿を率い、再び教令院と協力関係を結んだ。 平凡なスメールの新住民セトス、沈黙の殿の新たな首領セトス。二つの身分は天と地ほど違うが、そのどちらもセトスが実際に経験していることだ。 彼にどちらの暮らしが好きか尋ねても、きっと選ぼうとはしないだろう。そしてこう言うのだ。「いやいや、その必要はないよ。人って、取捨選択をしすぎると生きるのが辛くなるんだ。だってほら、お酒とコーヒー、どっちかを捨てる必要ある?どっちも自分のものだろ?」
そのほかのゲーム内テキスト
40教令院のマハマトラたちを率いる大マハマトラ·セノ、彼の教令院内における「威信」を知らぬ者はいない。 彼の責務は教令に違反する者の捕縛、禁令に抵触する研究を中止させることである。それらは院内の風紀を維持するためのものであるが…学者たちからは学術を破壊し、研究を徹底的に禁止するもの、さ…
素材のほうは、先ほど話した通り、大マハマトラのセノと笠っちくんに任せている。
「冷酷で非情」という評価でスメールに名を馳せる、大マハマトラのセノ。数えきれないほどの学者が、「その名を口にすることさえ怖い」と感じている。 しかし、そんなイメージはあくまでも犯罪者を恐れさせるための手段に過ぎないことを、彼をよく知る者たちは皆分かっている。学者という生き物は誇張してものを言う癖があ…
舞い上がる黄砂の中、大マハマトラの姿は一際厳粛だ。彼は一言も発さず、鷹のような鋭い眼差しで遠くの数体の影を見据えていた…
大マハマトラならきっとやれるよ。
はぁ、「大マハマトラ」が何とかして、『七聖召喚』制作チームを大ピンチから救ってくれるといいんですが…
…る。ヘルマヌビスの跋霊を受容できる体質だったのだ。それゆえ彼は、自分に憑依した偉大な力と神聖な絆を築くことができた。 幼い頃、彼と似た体験をしたもう一人の人物、大マハマトラ·セノはいち早くスメール人の尊敬を集めていた。セトスはセノのように名を馳せ注目されるのをよしとせず、スメールシティに来てからは名前や身分を隠してごく普通の人間として過ごした。 彼は平凡で完璧な家庭環境をでっち上げ、住む場所を手配し、時おり砂…
それが無理だとお前も分かっているだろう。俺は大マハマトラだ。教令院に残らなければならない。
わかりました、大マハマトラ様。
#パイモン:そういえば、セノってあの「七聖召喚」とかいうカードゲームがすごく好きらしいな? パイモン:「大マハマトラ」なのに、カードゲームに夢中になるなんて変わったやつだぜ… :私はセノの髪形を見た後、変わってるだなんて思わなくなったけどね。 パイモン:ん?カードゲームと髪形になんの関係があるんだよ? :勝負中、髪形が派手であればあるほど、相手の注意を引…
…の山のふもとに到着したばかりのようだ。 彼女が初めてガンダルヴァー村に来た時、思ったことをいつも取り留めもなく言うため、ティナリを相当悩ませたという。ティナリは大マハマトラに何度も確認し、自分はまだ「補講」を受け持つ気はないと繰り返し訴えた。 紆余曲折を経たものの、コレイは師匠の指導を受けられるようになる。ティナリはコレイの語彙力を高めるため、読書をさせようとさまざまな書籍や文献を集めた。 子供向けのテイワッ…
…ている。 この説明のおかげで、砂漠に足を踏み入れたマハマトラはかなりのトラブルを避けることができた。しかし、これに好奇心を持つ者がいるのも仕方のないことである。大マハマトラが就任した当初、この行動条令を作成するために、一体どこの専門家に意見を聞いたのだろうか?なぜ砂漠で遭遇しうる植物すべてに、これほど全面的な理解を持っているのであろうか?
…れている。 数多の真面目かつ実用性に満ちた説明文の間には、たまにこのような気の緩むニュアンスの文章が挟まれている。マハマトラ達はこう推測している。もしかすると、大マハマトラは自分が出勤している時の緊張をほぐすために、このような内容を気分転換に加えたのではないか、と。
カードには、砂漠で燃えたぎる太陽のような大マハマトラの熱い情愛が込められている。
…もしなければ、彼自身もそんなおかしな流言に無駄な気力を費やそうと思わなかった。 実際のところ、彼が「神の目」を手に入れた経緯はとても簡単なものだ。 それは彼が「大マハマトラ」として着任する前日のこと。いつものようにマハマトラとしての仕事を終えたセノは、図書館に行き教令に関する書物を読んでいた。彼ははっきりと覚えている、その日、彼が読んでいた本は賢者たちが総括した「六つの罪」について述べたものであった。賢者たち…
また会ったな、大マハマトラと「熾鬣の獅子」の友人さんよ。実は今からスメールに戻るところでな、残念ながら、あまり長くは話せないんだ。
大マハマトラの奢りで、カフェでみんなとしばらく雑談した。沈黙の殿での波乱の日々がだんだんと日常に戻っていった。
秩序と正義の衝突に直面した時、絶対に揺るがない答えをいつも「大マハマトラ」が出せるとは限らない——妥協すれば後戻りできなくなることは、彼自身が一番よく知っているはずよ。だからこそ、彼がいま本来の居場所に戻れたことは、スメール全体にとっても幸運なことなの。
大マハマトラ·セノ専用のカバン。断面は円筒状になっており、身分を表す飾り物が付けられている。教令院のデフォルト様式に比べて、このカバンはより多くのファイルや道具を収納できる。無論、一回の捜査行動でこれほどの道具を必要とするということから考えても、彼の任…
俺は大マハマトラ·セノ——賢者ジュライセンの生徒であり、後継者だ。この力と先生を、そして俺の住む国を守るために戦う。
「大マハマトラ」様って、「七聖召喚」が得意なんだ…あっいや、もし機会があれば、対戦できるかなって思っただけ。「七聖召喚」みたいなカードゲームは、計算の得意な方が勝ちやすいから、むしろ…負けないかも…
「大マハマトラの公務時間」
俺はセノ、かつての「大マハマトラ」だ。今は己の力で悪しき罪を裁いている。もし、お前も規則と正義を求める心を持つならば、助けになろう。
待った!先に言わせてもらうよ。大マッハマシンでしょ、大マハマトラ。
俺はセノ。教令院の「大マハマトラ」で、規則を保ち、悪しき罪を裁くのが俺の仕事だ。今後の旅でも、お前の安全をしっかり守ろう。
か…彼の話をしないでくれる?いや、大マハマトラは悪い人じゃないよ。彼があたしをモンドからスメールに連れ戻してくれたから、あたしにも落ち着ける場所ができたんだ。ただ、スメールに帰る前の、あの「封印」のことを思い出すと…うぅ、首の後ろがまた痛くなってきた…
大マハマトラ!?くそっ!何をするんだ!
よう!大マハマトラと「熾鬣の獅子」のご友人さん。「三十人団」訪問隊を代表して、挨拶申し上げよう。
ヘルマヌビスの人を見る目はさすがだよ。世界一責任感の強い人を雇うなんてね。でも、雇われた側の「大マハマトラ」も大変そうだ。教令院の仕事で手いっぱいだろうに、働き者の「大ボス」に後ろから常に見られてるんだから。普段、どうやってストレスを発散してるんだろうね?
…破れた場合、一時凌ぎにこの植物の葉が使える。」 マハマトラの行動条令の最新バージョンには、この砂漠の低木に対して上記のような説明が載せられている。 部下たちは、大マハマトラからこのように認められていることに感激しつつも、火薬樽の爆発を受け、服がボロボロになってもなお目標の追撃ができるなどとは、流石に買い被りすぎでは…と思わなくもない。だが、それよりも好奇心を掻き立てたのは次のことである。秘密調査によれば、すべ…
…と三回繰り返し踏んづけた後、爆発を引き起こして空に飛ばされた者を除いては。 遂にある日、好奇心を抑えきれない若き部下は、メモいっぱいに記された行動条令を持って、大マハマトラに質問した。「これらは一体どの専門家に依頼したものなのか?」そして「まれに挟まる気が緩む説明には、一体どんな深意があるのか?」と。 とある高い両耳を持つレンジャー長と食事をしていた大マハマトラは、部下の疑問を聞き、口の中の物を飲み込むと、普…
…大マハマトラは、そんな細かなところまで考えないと思ってたよ。
お、俺はお前たちの話をちょっと聞いてただけだ…大マハマトラのセノ様がいるところには大事件がある。少し盗み聞きしたくらいで犯人扱いか?
#パイモン:そういえば、セノってあの「七聖召喚」とかいうカードゲームがすごく好きらしいな? パイモン:「大マハマトラ」なのに、カードゲームに夢中になるなんて変わったやつだぜ… :俺はセノの髪形を見た後、変わってるだなんて思わなくなったけどね。 パイモン:ん?カードゲームと髪形になんの関係があるんだよ? :勝負中、髪形が派手であればあるほど、相手の注意を引…
賢者様、大マハマトラ様、話の途中にすまない。ちょっとトラブルが起きた。
でも私を訪ねてくる人もあまりいませんし、大マハマトラ様も休暇を取っていますので…ふぅ、引き続きここで休憩させてもらいましょう。
あははっ、なんだその質問。大マハマトラのセノ様のことを知らない人なんてスメールにいないさ。
教令院の学者たちを監督する「大マハマトラ」。クシャレワー学院が作った『大マッハマシン』よりも効率よく仕事をこなす。
…上に、とても付き合いやすい人!」という印象が広まり、彼のもとを訪れる人がさらに増えた。他の学院の学生からも協力の依頼が来るほどだ。 ある日、ティナリの「人気」は大マハマトラ、セノの目にも留まった—— 徒党を組み、勢力を形成している…まさに学術を腐敗させる前兆の一つだ! しかし、長期に渡り密かに観察した結果、ティナリが人から声をかけられるようになったのは、あまりにも「いい人」であるからだとセノは気付いた。 そし…
大マハマトラ?君も他人に祭典への参加を勧める趣味があるのかい?