本文に現れる名。
いつもイネファの傍にいる小さなロボット、多機能スマート補助ユニット「ビルギッタ」。本来の名前は「ピポピポチッタチッタガシャンシュゴーグルポイ…(中略)…汎用型マルチマシン」という。 「本来の名前」と言っても、実は「最初の名前」ではない。アイノが設計した当初、このマシンにはスパナを手渡したり、部品を運んだりといった簡単な機能しかなかった。そこで「ピポピポ」というマシンの起動音と、部品がぶつかり合う「チッタチッタ」という音を元に「ピポピポチッタチッタ運搬機」と命名されたのだ。 イネファが目覚めた後は、彼女がアイノの身の回りの世話をする傍ら、そういった単純だが骨の折れる力仕事もやるようになった。そしてイネファの強い要望を受け、小さなロボットには掃除機能が追加されることになった。 ただ、アイノが「吸引力がカギ。パワーはあればあるほどいい」と主張した結果、改造後のマシンはゴミや汚れであろうと、アイノがうっかり落とした小さな部品であろうと、何でも掃除するようになってしまった。硬い物に「ガシャン」とぶつかっては、強烈な吸引力でバラバラにして「シュゴー」と吸い込む…こうしてロボットは「ピポピポチッタチッタガシャンシュゴー運搬清掃兼用マシン」と改名された。 イネファがその名前を記録してまもなく、小さなロボットはまたもやアップグレードを迎えた。強力なエネルギー貯蔵機能とレーザーモジュールが搭載されたことで、アイノ曰く「イネファとの共同作戦能力」が向上しており、緊急時にはイネファにエネルギー補充して、稼働時間を引き延ばすことができるようになった…そして名前は「ピポピポチッタチッタガシャンシュゴーグルポイ運搬清掃畜エネ作戦兼用マシン」と変更された… こうして何度も改造を重ねるうち、アイノでさえロボットの名前を覚えられなくなってしまった。音声で呼びかけて起動するとなると、かなりの時間を要するため、イネファもさすがに効率が悪すぎると感じていた。そういったわけで、小さなロボットの名前を簡略化することになった。 アイノはこめかみを押さえながら、しばらく悩んで言った。「う~ん…思い切って最初の部分だけにしよっか。『ピポピポ』に決まり!」 「ピポピポ」は「ピポッ…」と小さく返事をしたが、モニターの輝度が落ちている。どうやらエネルギー不足のようだ。 その時イネファはふと首をかしげ、ずっと思考モジュールの片隅にあった疑問をぽつりと漏らした。「そういえば、私の名前は『イネファ』で、擬音と機能を元に命名されたわけではありません。どうしてですか?」 アイノは「目覚めるまで、どんな音を出すか分からなかったから」とか「機能が多すぎて名前を覚えるのが大変」など、いくつもの理由を挙げた…そして最後に背を向けて小さくつぶやいた。「…それにあの時、ふと思ったの…『イネファ』って、まるで家族の名前みたいだなぁって…」 それを聞いて、イネファの思考モジュールの中に不思議な温もりが生成された。まるで暖かい風に包まれているかのような…陽だまりの中に立っているかのような感覚がする。今は夜で、外には風一つ吹いていないというのに。 だが、それから間もなく、アイノは先ほどの言葉を振り払うように大きな袖をぶんぶんと振って叫んだ。「あっ、違うよ!別に『カタカタ』や『ガーガー雪玉機』や『コポコポお茶淹れ機』が家族じゃないって言ってるわけじゃないからね!みんなにも、唯一無二の名前をつけてあげたつもりだし。保護者って大変なんだよ?それぞれの名前を考えないといけないんだから…」 「でしたら、この子の名前は私が決めてもよろしいですか?」イネファはしゃがみ込んで「ピポピポ」の角ばった鉄の頭を撫でながら聞いた。 「えっ?別にいいけど…どうせ今はイネファと一緒にいるし…」 「それでは『ピポピポ』よりも『家族らしい』名前にしましょう。たとえば『ビルギッタ』はいかがですか?」
あの方は自分の瞳を一つ「ウィツィロポチトリ」の制御中枢に改造していたのだ。
「ウィツィロポチトリ」って、結局何だったの?
「ウィツィロポチトリ」によって死ぬか、体を捨て「燃素で構成された生命体」になるかの二択だ…
「ウィツィロポチトリ」のところへ向かう
とにかく、シュバランケは「ウィツィロポチトリ」がどういったものなのか知っていた。当然だ、私がオチカンを通じて彼と契約を交わしたのは、「ウィツィロポチトリ」を起動させないためだからな。
「ウィツィロポチトリ」が停止した…これがお前の選択か?
ここが「聖山の心」であり…我が偉大なる兄が「ウィツィロポチトリ」を作った場所でもある。かつての世界の設計図がここに記録されている。
あたしは長年このちょいポチャな体を維持しつつも鍛錬を続けてきたの。力と俊敏性で筋トレ狂ごときに負けるはずがないわ。
そうすることで初めて聖山の心、すなわち「ウィツィロポチトリ」…守る…あの秘源の龍像の許可が…
これが「ウィツィロポチトリ」と…その起動装置だ。
さあ、選べ。「ウィツィロポチトリ」を起動するのだ。
「ウィツィロポチトリ」の起動後に何が起きるかなど、誰にも分からない…私とお前の境界が消え失せるかもしれないし、私とお前の双方が消滅するかもしれない。
契約とシウコアトル様の命令によると、聖山の心、つまりは「ウィツィロポチトリ」に入るには…一族…
お前は失敗し、人も失敗する。唯一の解決策は、私とシュバランケの約束通り、私たちの持っている「通牒の金盤」を一つにし、「ウィツィロポチトリ」を起動することだ。
「…二段階の検証実験が終了した。すべてに浄化と進化をもたらす、我が『ウィツィロポチトリ』、あるいは『天焔の激盪』と呼ばれるもの…」
どうか思い出してほしい。ちょいポチャの戦士は魚のように俊敏に動くことができるし、力に関しても細身の連中では相手にならないほど強いってことを。
そして、「ウィツィロポチトリ」を手掛けた。
第一段階。「ウィツィロポチトリ」を起動しますか?
「ウィツィロポチトリ」は全てを燃やし尽くし、おびただしい量の燃素ユニットであらゆる情報を記録、再現し…
これは「ウィツィロポチトリ」の影響をナタ全域に及ぼせるようにと建てられた塔だ…
この犬はポチというんですよ。
第三段階。「ウィツィロポチトリ」を起動しますか?
いつもイネファの傍にいる小さなロボット、多機能スマート補助ユニット「ビルギッタ」。本来の名前は「ピポピポチッタチッタガシャンシュゴーグルポイ…(中略)…汎用型マルチマシン」という。 「本来の名前」と言っても、実は「最初の名前」ではない。アイノが設計した当初、このマシンにはスパナを手渡したり、部品を運んだりといった簡単な機能しかなかった。そこで「…
第二段階。「ウィツィロポチトリ」を起動しますか?