北風の狼アンドリアスの別名
……私はその愛らしい姿に魅了され、「ボレアス」(「北風」を意味する)という名前を付け、その一族と共に住むことにした。…
「四風守護」って名前がどこからきたのか、今一つ分からん。東風の龍、西風の鷹、それに南風の獅子が何を指してるかは明確だが、北風の狼にはボレアスも俺も当てはまるだろう?それに、「西風騎士団」には「獅牙騎士」や「北風騎士」もいる。となると、「西風」には「南風」も「北風」も含まれるってことになる…めちゃくちゃな話だ。 ん?吟遊詩人の思いつき?——ただ数字をつけてかっこよくしたかっただけかも、って?まあ、そう考えたほうが腑に落ちるな…
——飲もう飲もう!ははっ…さっきの話の続きだが…この傷はボレアスと戦った時のものでな。老いた狼とはいえ、切られたら超痛かったぞ。攻める奴も、攻められる俺も、吠えまくってな…こっちは魔女会の試練を受けたときの傷だ…普通の人間が何かを守り抜くためには…すべてをかける覚悟が必要なんだ…「最強の北風騎士」ってのは、こうして生まれたわけさ…
ボレアスは最期に選択を下し、そのすべてを地脈に注ぎ込んで、モンドを守護する礎となった…
アンドリアスの「疑問」、ボレアスの「答え」、魂を宿す「手段」…私は五百年前からすべてを知っていた。
この吟遊詩人のボクが代わりに語らせてもらうよ。ボレアス様、よろしいですね?
ボレアスから魂を物に宿す方法を教わった。この魂を俺の剣に宿らせる。
とにかく、これがボレアスが地脈に溶け込む前の最後の「想い」——今のモンドが魔神の残滓による害を受けずに済んでる理由だ。
「ボレアス」、彼らを頼んだぞ…私が道の果てに辿り着いた時、彼らの魂も救済される…
ボレアスが…地脈へと還っていく。なぜだ?貴様の剣は砕け、魂を宿すすべも失われたというのに。いや、まさか…
ジン団長の話だと、ボレアスと流浪の騎士がモンドに来たのは千年前…それにローランドの行方も気になるぞ。
ボレアスが遺した力で、この戦場を封じよう…あの小さき狼も外から見守ってくれるはずだ。
うん、吟遊詩人が語るバージョンはこんな感じかな。ボレアス様、どこか訂正するところはありますか?
「四風守護」って名前がどこからきたのか、今一つ分からん。東風の龍、西風の鷹、それに南風の獅子が何を指してるかは明確だが、北風の狼にはボレアスも俺も当てはまるだろう?それに、「西風騎士団」には「獅牙騎士」や「北風騎士」もいる。となると、「西風」には「南風」も「北風」も含まれるってことになる…めちゃくちゃな話だ。 ん?吟遊詩人の思いつき?——ただ数字をつけてかっこよくしたかっただけかも、って?まあ、そう考えたほうが腑に落ちるな…
やがて狼の魂の形を保てなくなると、ボレアスは自身の力を地脈へ注ぎ…モンドの「北風の守護」となったんだよ。
最近また「ボレアス」の試練を通過したやつがいるって聞いた…姿を見せてくれるといいんだが…
ボレアスは今、モンドの地脈を侵蝕するアビスと戦っていて、これ以上の力を送ることはできない。
その後、北方へ戻り千年の眠りにつき、そして初代北風騎士と共に帰還を果たすと、ボレアスの名で生まれ変わったモンドを見守ってきた。
遠征前のボレアスの話じゃ、旅に出たばかりの頃が一番不安定だったらしい。つうことは、この地に落ちてる破片も相当強いもののはずだ。
——飲もう飲もう!ははっ…さっきの話の続きだが…この傷はボレアスと戦った時のものでな。老いた狼とはいえ、切られたら超痛かったぞ。攻める奴も、攻められる俺も、吠えまくってな…こっちは魔女会の試練を受けたときの傷だ…普通の人間が何かを守り抜くためには…すべてをかける覚悟が必要なんだ…「最強の北風騎士」ってのは、こうして生まれたわけさ…
でなければ、すべての希望をボレアスの「想い」に託すはずもない。