本文に現れる港。
モンドは自由と喜びに満ちた都。ここでは罪人の末裔でも友人を作ることができる。 エウルアと民衆の間には、頼れる橋渡し役がいる、それが偵察騎士アンバーだ。 人に好かれるアンバーといる時、店主は通常価格でエウルアに物を売ってくれる。店主の機嫌が良い時は、アンバーとの雑談が長引いてしまうこともあるが、隣にいるエウルアは社交的な振る舞いを見せる。 お人好しのアンバーはエウルアとよく一緒に出かけ、必要があれば代わりに日用品などを彼女の家に届ける。 また遊撃隊長が積み上げてきた数々の功績は、アンバーが皆に伝えたものだ。民衆がその功績を耳にすると、誰もが驚きを隠せないといった表情をする。 週末の早朝、アンバーは木箱を積み上げて作った講壇の上で、エウルアの新たな功績を伝える──「先日、西風騎士団の遊撃小隊隊長がドーンマンポートで一人の女性を救出しました。そして調査の結果、港に潜伏していたアビス教団を発見し、一網打尽にしたんです。救出した女性は璃月でも有名な法律家で、後日騎士団は璃月の和記庁から感謝の手紙を…」 歴史がもたらす偏見を変えたのはアンバーの努力のおかげかもしれない、もしくはエウルア自身の騎士としての行いがモンド人の長年抱いていた恐怖心を晴らしたのだろう。ここ数年、民衆のほとんどは彼女に対し敵意を持たなくなった。騎士団のメンバーも、彼女の活躍を目の当たりにし感嘆を漏らす。 エウルアが率いる「遊撃小隊」の隊員達も彼女の味方であり、強き後ろ盾となってモンドを守っている。 これらの変化を一番嬉しく思っているのはアンバーだ。なにせ、エウルアが騎士団に入るずっと前から二人は知り合いなのである。祖父の弟子であったエウルアを、アンバーは心の底から信頼している。
話せば長くなるけど…ある日、アビス教団の危険物を追跡していたら、たまたま彼女を救出したの。当時、教団の危険物は一般の貨物を装って、ドーンマンポートから璃月港まで運ばれていた。彼女はその商船の顧問を担当していて、貨物に問題があることに気付いて、独自に調査していたらしいけど、結局危険な状態に陥ってしまった。私たちの到着があと数分遅れていたら、大変なことになっていたわね。
ファルカは少年時代の終わり、初めて騎士試験に参加した時、すべての試験官を「圧倒」した。文字通り、試験官たちを全員なぎ倒してしまったのである。 しかし、意気揚々と騎士に任命されるその時を待っていたファルカのあらゆる幻想を、一通の不合格通知が打ち砕いた。 「ファルカ殿——まずは、今回の試験に参加してくれたことに感謝する。貴殿の実力と、騎士を目指す志は、我々に深い印象を与えた。 「しかし慎重な検討と協議を重ねた結果、残念ながら… ファルカはそれ以上は読まなかった。手紙をくしゃくしゃに丸めてゴミ箱に投げ捨てると、別の紙を引っ張り出して、次の行動を計画した。 その夜、「獅牙騎士」でもあった先代の大団長ヴァレンタインは、酒を飲んだあとの帰り道で、暴漢の奇襲を受けた。 従者たちはすぐさまコテンパンにされ、感心しつつも言葉を失って、不審者を見つめることしかできないヴァレンタインだけが残された。 感心したのは、少年の想像以上のポテンシャルに対してだった。半日足らずで奇襲を画策し、実行に移した行動力もまた、大したものだ。 言葉を失ったのは、その荒唐無稽な動機に対してだった。「大団長一人守れない西風騎士が、どうやってモンドを守るっていうんだ?——俺に任せろ!」 「君は…通知を最後まで読まなかったのか?」「不合格通知なんてもの、最後まで読む必要がどこにある?」「私はいつも、大事なことを追伸に書くんだよ。」 幸い、ヴァレンタインは元々ファルカと会って直接話すつもりで、そのことを手紙の追伸に書いていた。ただ、ファルカの並外れた行動力によって、二人の対面は大幅に早まったのであった。 従者たちを揺り起こして、一人一人にきちんと謝罪した後、ファルカはヴァレンタインの二軒目に連れていかれた。ファルカもそこで、不採用の理由を聞かせてもらうことにした。 二人は酒を飲みながら多くのことを語ったが、それはまとめれば実にシンプルで、生まれながらに自由な風は、城壁の中に閉じ込められるべきではない、という判断なのであった。 ヴァレンタインは、ファルカはモンドに収まるよりも、様々な場所を巡り、外の世界へ、諸国へ、山海へと歩みを進めるべきだと考えた。 それは、古いことわざにもある通りであった。千の曲を奏でてこそ、詩人は非凡なメロディーを弾くことができる。千の剣に出会ってこそ、鍛冶職人は世を驚かす逸品を作りだせる。 「君を執務室に閉じ込めたりしたら、三年…いや、三ヶ月で、耐えきれず辞表を叩きつけて出て行くだろう!」 ヴァレンタインに図星をつかれたファルカは、からからと笑いながら、「たぶん三日で出て行くな」という言葉を、酒と一緒に飲み込んだ。 「だからこそ私は、君に騎士になる理由を見つけてほしいと願っている。」ヴァレンタインは笑みを引っ込めて、真面目な顔で言った。「憧れだからとか、詩人の物語に惹かれたからとかじゃない。別の理由を見つけるんだ。見つけたら——またモンドに帰ってきてくれ。」 翌日、ファルカは旅に出た。自由な風が、甘んじて一所に留まり…一人の「騎士」となる理由を探すために。 「…たとえいつの日か、騎士の名のために、大嫌いな仕事を毎日繰り返すことになっても。」 ドーンマンポートの、微かに塩気を帯びた海風が吹き寄せる。両目を細めて、ゆっくりと昇る朝日を眺めながら、少年は熟練の騎士の教えを思い出していた。 「…たとえいつの日か、騎士の名のために、己の最も誇りとする栄誉とプライドを捨てることになっても。」
ドーンマンポートで部隊を迎えるために、人を遣ろうとしたら、エウルアがもう手配済みだとよ。指示も的確で抜かりない…あいつの気配りには心底驚かされたよ。いつもの毒舌も吐かれなかったしな。はは…部下の成長をこの目で見られることほど、嬉しいことはない。
ナド・クライの拠点建設、ドーンマンポートへの防衛隊の派遣、遠征軍の復帰計画、騎士団全体の支出明細…うがあぁぁぁっ!…遠征から帰ってきたばかりだってのに、別の苦難の始まりか?
ローエンが救出されて以来、再び我が子を失うことを恐れた両親はこれまで以上に過保護になった。しかし、矢はすでに弦につがえられたのだ。もはや埃にまみれる日々に戻ることはできない。 月が明るく輝く深夜、彼は両親が熟睡している隙にこっそりと窓から抜け出した。彼と共に夜の闇へと消えたのは、自作の短弓、彫刻用の短剣、そして出荷基準に満たない不良品の数本の矢。 幸運に恵まれたのか、あるいは生まれついての戦士だったのか。彼が帰宅した時、バッグの中には戦利品としてヒルチャールが使う矢じりが二つ入っていた。 それ以来、彼が夜間に家を抜け出す頻度は増した。週に一度から三日に一度となり、ついには毎晩のこととなった。彼のターゲットは次第に強大になり、割れた仮面から不吉な絵巻、そして暴徒の角笛というように、戦利品も豊富になっていった。 やがて冒険者たちの間では、真夜中のドーンマンポート周辺に小柄な弓使いが現れる、という不思議な噂が流れ始めた。彼は風のように魔物の群れへと飛び込み、それぞれの胸へ正確に矢を射るのだと。 数えきれぬ勝利は、数えきれぬ危険を冒したことを意味する。それらの経験は、心臓が狂ったように激しく高鳴る瞬間を幾度となくもたらした。 それと同時に、ある疑問が彼の心に密かに芽生え始めていた——もし今の自分が再び悪党に遭遇したら、あの頃とは違う結果になるのか?自分はいまだに、誰かに救われるのを待つしかない子供なのか? どれほど多くの危険を乗り越え、どれほど多くのターゲットを射抜いても、この疑問は心の中に積み重なり続ける一方で、答えが出ることはなかった。 彼が自らの手で、あの最初のターゲットを射抜かない限りは。 …… ローエンが両親の前で冒険者の制服を着て見せると、二人はまず驚愕し、その後激しく叱った。 最終的にサイリュス支部長が胸を叩き、ローエンが魔物を倒すことはあっても、魔物がローエンを倒すことはないと保証した。これにより、ようやく両親は為すすべがない状況をしぶしぶ受け入れた。 …おそらく当時の彼らが悟ったのは、ローエンがすでに一流冒険者の実力を備えているということではなく、「この子はもはや聞く耳を持たない」という事実だったのだろう。 しかし、それでも両親の心配は尽きず、その後の数年間もローエンに冒険をやめるよう説得することを諦めなかった。ついには、かつてローエンを窮地から救い出したアドルノを探し出し、この老騎士に自分たちの代わりに息子を説得してほしいと頼み込んだ。 「弦につがえた矢は二度と矢筒に戻れない。お前たちが弓職人であるなら、その道理も理解できるだろう。」アドルノはローエンの選択を予期していたようだった。「…だが、弦を離れようとしている矢を、正しい方向に向けてやる時間はまだ残されている——これは、一人の弓兵としての助言だ。」 アドルノも頼みを断ることはなく、一度はローエンを説得しようと試みたが、両親は二人が何を話し合ったのかを知らない。確かにその後の数カ月間、ローエンはとても大人しくしていたが…どうやら、「試験の準備」をしていたらしい。 数ヶ月後、ローエンは突如として騎士試験の会場に現れ、圧倒的な実力でその年のトップの座を勝ち取った。そのやり方については多少物議を醸したものの、結果的には騎士団への加入に成功した。 騎士になるのも悪くないかもしれない。少なくとも騎士団所属ともなれば、公的な身分に加えて仲間の助力も得られる。冒険者として一人で戦うよりはずっといい。 ただでさえ何ヶ月か前のローエンは、冒険者協会から寄せられる依頼のあまりの退屈さに嫌気が差し、モンドを飛び出してでも、より危険なターゲットを探しに行こうとしていたほどなのだから。 ローエンの両親は、互いにそう言い聞かせるように慰め合った。ただ気になるのは、あの日アドルノはローエンに何を告げ、騎士になることを決意させたのか——二人はますます疑問をつのらせた。 …… 「…あの一連の誘拐事件の首謀者を突き止めた。」 新しく現れた説得役に興味がなかったローエンの目つきが急に鋭くなった。「——誰だ?」 「もうじき西風騎士団が公告を発表する。復讐を考える必要はないぞ。」アドルノは静かに続ける。「もう死んだからな。」 長い沈黙の後、ローエンは再び口を開いた。「誰がやった?」 「自殺だ。」「そんなわけねぇ。俺が何を聞きたいか分かってるだろ?誰がそこまで追い込んだ?」 「我らが大団長、北風騎士、モンドの生ける伝説…」アドルノはかすかに微笑んだ。「…お前の新しいターゲットとしては十分か?」
ファルカにとって、自身の「模倣者」はもはや珍しいものではなかった。 大英雄の背中を追いかけたがる血気盛んな若者は数知れない。時折、並外れた行動力と過剰かつ盲目的な自信を持つ問題児が現れるのも、よくあることだ。 だが、ローエンのような「模倣者」を見るのは、初めての経験だった。 これまでの「模倣者」といえば、過激な行動といっても奇襲を仕掛ける程度で、その目的の多くが己の実力を証明することだった。だが、ローエンの初登場は、まさに「手段を選ばない」ものだった。 不意打ちの矢、煙幕、罠、さらには魔物を一瞬で昏倒させる催眠薬…これらの手口の数々は極めて老練で、百戦錬磨の精兵の手によるもののようであり、イロックの残党の影さえもかすかに感じさせた。 「やるじゃないか。少しは腕が立つみたいだな!だが——俺にこんな小細工は通用しないぞ!」 ほんの一瞬のうちに、ファルカは目の前の「青二才」を完全に制圧した。 「誘拐されても取り乱さず、自力で逃げ出せる可能性すら秘めた子供。」 「冒険者の間で噂になっている、ドーンマンポート周辺で正確かつ無慈悲に狩りをする、小柄な弓使い。」 「入隊してすぐに、あちこちでイロックの残党を掃討し始めた無鉄砲な若造。」 彼は以前からアドルノより、ローエンに関する多くの逸話を聞いていた。そのため、この若者の実力を探るべく、この茶番をもうしばらく続けさせることにした。 魔物たちすら息を呑むほどの二振りの大剣の重圧を前に、この駆け出しの少年はどのような眼差しを見せるのだろうか? 憧れか?動揺か?あるいは…? ファルカはローエンの目をじっと見つめる——冷酷さを感じる双眸はより鋭さを増していた。ファルカはその瞳の中に歓喜の感情、そして、強者に挑み栄光を勝ち取ることに夢中になっていた、かつての自分を見たような気がした。 見込みはあるが、まだまだ鍛錬が必要だ。ここは少し痛い目に遭わせてやらなければ。そう考えたファルカは、この大胆不敵な新米騎士を捕らえ、まずは数日間の謹慎を科すことに決めた。「もし不服なら、またいつでもかかってこい。期待してるぞ。」 「なら、せいぜい楽しみにしてな。」反省室に入れられる直前、ローエンは肩をすくめて笑った。 謹慎が明けた翌日、ローエンはファルカのお気に入りの酒を持って現れた。どうやら謝罪のつもりらしい。 「ほう?なかなか気が利くじゃないか。俺が一番好きな蒲公英酒を選ぶなんてな。それじゃ、遠慮なくもらっておこう。」 その辛く苦い酒が喉を通った瞬間、大団長はわずかなめまいと異変を察知した。その後、ローエンを反省室に入れた後にアドルノが放った言葉が脳裏に浮かんだ。 「言っておくが、ローエンをかつてのお前自身や、お前に憧れるモンドの子供たちと同列に考えないようにな。確かに、あいつもお前の力には大いに敬意を持っているが…腹の底では、どうやってお前に挑むかばかり考えている。」 「俺の推測が間違っていなければ、あいつはこう考えているはずだ…『強大なファルカ』に挑むこと自体が面白いに違いない。たとえ負けようが、ベッドで二日ほど寝込むだけだ…とな。あいつは、栄誉なんて気にも留めていないだろう。」 唖然とするローエンに見つめられながら、ファルカは強靭な肉体と精神力だけでふらつく身体を立て直した。 「…嘘だろ…計算が間違ってなけりゃ、この量なら軽くイノシシ十頭はぶっ倒せるはずだぞ…」 「言っただろ?俺にこんな小細工は通用しないってな!」 その瞬間から、ローエンは「力」という言葉に対して新たな認識を持つようになった。 ——それは、いかなる罠や猛毒にも揺るがない強靭さであり、無数の死線を越えて培われた絶対的な強さ。 この日、ローエンのターゲットリストに二つの項目が書き加えられた。 一、あらゆる手段を尽くしてファルカを倒す。 二、その手段を自分に使っても、絶対に倒れない。
ドーンマンポートでの楽しい日々もついに終わりか。それに引き換えモンドは…はぁ、ジン団長は大団長ほど甘くねぇんだよな…もっと出張増やしてくんねぇかな…
ドーンマンポートで部隊を迎えるために、人を遣ろうとしたら、エウルアがもう手配済みだとよ。指示も的確で抜かりない…あいつの気配りには心底驚かされたよ。いつもの毒舌も吐かれなかったしな。はは…部下の成長をこの目で見られることほど、嬉しいことはない。
話せば長くなるけど…ある日、アビス教団の危険物を追跡していたら、たまたま彼女を救出したの。当時、教団の危険物は一般の貨物を装って、ドーンマンポートから璃月港まで運ばれていた。彼女はその商船の顧問を担当していて、貨物に問題があることに気付いて、独自に調査していたらしいけど、結局危険な状態に陥ってしまった。私たちの到着があと数分遅れていたら、大変なことになっていたわね。
しかし、戦況もだいぶ落ち着いてきたドーンマンポートに戻ったからには、なるべく規定通りに手続きを行ったほうがいいと思います。
もう帰るの?ドーンマンポートに行くなら、送るわよ。
ええ、ここはドーンマンポートですからね。
以降、ドーンマンポートの聖堂が再建されることはなく、今では屋根すら残っていません。
ああ、ドーンマンポート!
じゃあ…今度は、オイラたちもドーンマンポートに遊びに行くぜ!
私がドーンマンポートから戻った時、彼女は長期休暇に入っていて、お会いすることはかないませんでした…
北斗船長とはドーンマンポートで知り合ったの。モンドには仕入れに来ているそうよ。私は散歩に付き合っているだけ。
わかった、今日は行かないでおく。ドーンマンポートでお酒を飲んで過ごすよ。
ドーンマンポート・南東の桟橋
ああ、実は数日前のことなんだけどな。船をドーンマンポートに停泊させている間、船員たちと酒場へくつろぎに行ったんだ。
ハハ、このところ平和だからな。なぜか、俺がドーンマンポートに来てから、宝盗団が寄り付かなくなって…
それならスタンレーさん、キャサリンさんに僕も行くって話してみようか?だってこんなにいい人なんだ、助けてあげたいよ。どうせ僕も、ドーンマンポートには行きたくなかったしさ。
モンドに生息する中型の鳥で、灰白と金色の入り混じった風切羽を持つ。 風乗りカモメの飛行の軌跡は一見気まぐれに見えるが、古代の航路と重なることが多い。彼らは季節風と海流に乗って現れ、帆が揚がる前に遠方の動向を察知することから、ドーンマンポートの船乗りたちには幸運の兆しとされている。 詩人たちが記す舟歌においては、彼らは海と空の使者である。カモメが集まる場所は、決まって新たな客人と便りが訪れることを意味している。
あの複雑な銃とかは、どうしてもうまくメンテナンスできなくて…うぅ…あんなにたくさんの工程、コッホくらいしか覚えられないですよ!あ、コッホっていうのはドーンマンポートにいる「銃職人」のことで…
そんな面倒なことをする必要はないさ。俺が今日ドーンマンポートに来た理由…それは——直接、あいつを問いただすためだ!
艶やかでありながら清らかさも失わない花。主にモンドの北方に生息している。澄み切って長く残る花の香りは、調香に使われる主な原料の一つだ。 ドーンマンポートの民話では、最初の風止みの花は風の主の竪琴と歌から生まれたとされている。 また、伝説によれば、大地がまだ骨のように蒼白だった時代、凡人の中を歩んでいたあの神は、こうして雪に覆われた傷を癒やし、流れる詩篇を美しい花へと変え、荒涼とした辺境の地…
それはありがたい…!ドーンマンポートはすぐそばだし、危険なルートではないだろう?
「医者のレミュエルはモンド人を装い、稲妻の将軍に謁見し、最後は将軍の助けを得て、社奉行の船に乗りドーンマンポートへ戻った」…
よう、お前もここでメシか?いい趣味してんじゃねぇか。ここの料理はドーンマンポートでもそれなりに有名だしな。
寝ちゃったのか…ドーンマンポートで遊びすぎて、疲れたのかもな。
ドーンマンポートの貿易にはいろんな人が関わっていて、中には隙あらば私腹を肥やそうとする狡猾な商人もいます。ですから、こまめな確認は欠かせませんの。
ナド・クライの拠点建設、ドーンマンポートへの防衛隊の派遣、遠征軍の復帰計画、騎士団全体の支出明細…うがあぁぁぁっ!…遠征から帰ってきたばかりだってのに、別の苦難の始まりか?
お前、モンドに戻ってしばらく経つだろ?それに普段からドーンマンポートに駐屯してるんだし…会いに行こうとは思わないのか?
アカツキワイナリーのキャラバンは、ドーンマンポートを通るからな。噂を耳にして心配になり、自分で確認しに来たんだ。
話せば長くなるけど…ある日、アビス教団の危険物を追跡していたら、たまたま彼女を救出したの。当時、教団の危険物は一般の貨物を装って、ドーンマンポートから璃月港まで運ばれていた。彼女はその商船の顧問を担当していて、貨物に問題があることに気付いて、独自に調査していたらしいけど、結局危険な状態に陥ってしまった。私たちの到着があと数分遅れていたら、大変なことになっていたわね。
はぁ…ドーンマンポートは安全だ。私が心配しているのは、娘のエメーチャだ。
「ドーンマン」という名の由来については諸説ある。ある伝説によると、かつて風止みの山から茨の冠を被った狂人が現れ、世界の終末と救済についての妄言を語ったことから、「ドーンマンポート」と名付けられたという。 だが、この説は多くの学者に否定されている。狂人の名を地名にする者など、めったにいないからだ。
クロリンデを丁重にもてなすために、ずいぶん探し回ってやっと、ドーンマンポートで珍しい品を扱う商人から、この貴重な品を手に入れたの。
私たちがドーンマンポートに駐留することになったら、あなたの家はどうするんですか?空き家のままにしておくんですか?
本来なら俺が自ら調査へ向かうべきところだが、あいにく、ドーンマンポートから帰還した騎士団遠征隊の受け入れ作業があってな…
ドーンマンポートで部隊を迎えるために、人を遣ろうとしたら、エウルアがもう手配済みだとよ。指示も的確で抜かりない…あいつの気配りには心底驚かされたよ。いつもの毒舌も吐かれなかったしな。はは…部下の成長をこの目で見られることほど、嬉しいことはない。
伝説によると千年前、西風騎士団の創設者ヴァネッサは、ドーンマンポートでグンヒルド家の支持を得て、反乱軍の最初の拠点を築いたと言われている。
ドーンマンポートの告知板
…自由な風が、甘んじて一所に留まり…一人の「騎士」となる理由を探すために。 「…たとえいつの日か、騎士の名のために、大嫌いな仕事を毎日繰り返すことになっても。」 ドーンマンポートの、微かに塩気を帯びた海風が吹き寄せる。両目を細めて、ゆっくりと昇る朝日を眺めながら、少年は熟練の騎士の教えを思い出していた。 「…たとえいつの日か、騎士の名のために、己の最も誇りとする栄誉とプライドを捨てることになっても。」
しかし、海上で嵐に遭って積荷の大半が流され…ドーンマンポートに着いた頃には、元手の回収すらままならなかったんです。
私もそう思う。確かドーンマンポートなら船をレンタルできるけど、ここからは遠すぎる…
ドーンマンポートでの楽しい日々もついに終わりか。それに引き換えモンドは…はぁ、ジン団長は大団長ほど甘くねぇんだよな…もっと出張増やしてくんねぇかな…
「ドーンマンポートの皆さん!ここで酒場を開くことになりました。スメールから輸入した上質な果実酒の専門店にする予定です!ぜひ遊びに来てくださいね!」
お二方のためなら、喜んで!と言いたいところですが…実は次はドーンマンポートで、帰ってくる騎士たちへの後方支援を担当することになっているのです。